« 1巻目の「タビと道づれ」 | メイン | 1巻目の「ユルミとシメル」 »
2007年04月14日
1巻目の「私家版魚類図譜」

「私家版魚類図譜」/諸星大二郎
講談社・KCデラックス
3/23発売
全1巻
ようこそ、幻想と怪奇の水族館(アクアリウム)へ。人魚も、魚人も、“地獄の吸血イカ”も展示中です。
ゥ星版博物誌・第2弾!描きおろし1編を含む全7編
(講談社公式サイトより引用)
オススメ度:★★☆☆☆
俺これ好き度:●●●●○
魚類をテーマにした短編集。SFだったりファンタジーだったりなんだかよく分からないものだったり色々。
「幻想と怪奇の漫画」として、強烈な個性を堪能できる一品。こういう漫画ってなかなか出ないんで、読める喜びを噛みしめてますよ。
(各5段階評価・合計4つ星以下は感想無し)
【感想】
「魚」をテーマに、読後感の全く異なる話を綴る連作オムニバス。
現代版人魚姫、古代の伝承による昔話、未来世界の少年少女冒険SFときて、不条理ギャグにシュールな怪奇幻想ドラマと続き、最初から最後までバラエティ豊かで飽きずに楽しめますな。
奇怪でありながらもどこかユーモラスなストーリーに、科学的な理系ネタとSFや古典童話からの引用も散りばめられ、実に贅沢な1冊となってます。
まぁ書き手が書き手だしコアなSF連作でもあるんでとっつきにくいのはしょうがないですが、いろんなタイプの話が読めるんで、諸星大二郎の最初の1冊として手にとってみるのもいいかと。
【こんな人に読んでほしい】
ファンは間違いなく買うのでいいとして。あとはこう、いわゆるファンタジーとは違った方向性で濃い目の怪奇幻想漫画を読みたい人に。
(1巻目レビューの概要と、採点基準はこちらから)
投稿者 bird_chief : 2007年04月14日 02:14
Trackback Pings
このエントリーのトラックバックURL:
http://b-chief.org/mt/cgi/mt-tb.cgi/1226

