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2006年11月27日

1巻目の「ヨルムンガンド」

yorumungando.jpg
「ヨルムンガンド」(1)/高橋慶太郎
小学館・サンデーGXコミックス
11/17発売

          
「世界平和のため」殺人兵器を売りさばくうら若き小娘武器商人、ココ・ヘクマティアル。
少年兵ヨナをはじめとする、多くの私兵を従えた彼女の周りには、常に鮮血の華が咲き、硝煙のにおいがのぼりたつ……。
(小学館公式サイトより引用)
          
オススメ度:★★★★☆
俺これ好き度:●●●●○
武器商人が主人公で、紛争の現場を飛び回りつつスカッとするガンアクション、というピカレスク娯楽劇。
個性有るキャラにギミックのあるストーリー性も高く、なかなかの期待作。
(各5段階評価・合計4つ星以下は感想無し)

 
【感想】
武器商人が商売をするという原則を持つストーリーである、必然的に内容も組織や陣営同士の交渉、駆け引きがメインとなってまして、その中でヤマ場でアクションが、という流れ。
交渉ごとなのでロジックで話を組み立てつつも、ポイントごとに意外性と驚きのあるシーケンスを挟み込むことで、ハラハラとした緊張感のあるストーリーが楽しめます。
全体の雰囲気は派手で明るく、至って爽快。変にウジウジすることなく気持ちよく読めますな。
作画のタッチが少しばかり独特ですが、あまり気にはならない。

主人公は若い女性の武器商人であり、彼女を中心に話が組み立てられるわけなんですが、このキャラが漫画的に感情豊かで陽気で無邪気でもあるんですが、兵器に携わり荒事に望む時に垣間見せる狂気や異常さがいいアクセントとなっておりまして、魅力的な主人公になってます。
「意外性のある展開」を仕掛けるのも常に彼女であり、ストーリーをキャラが牽引することでより一層キャラクター性が高くなってますな。

周囲にも、まだあまり露出は多くないけどクセのあるキャラが揃っており、これらのキャラと主人公のバックボーンを今後描いていくことで、さらに広がりと膨らみのある漫画となっていくことでしょう。

ちなみに、理詰めの交渉ごとや国家や軍隊ぐるみの豪快な展開とアクション、ということで、新谷かおる「クレオパトラD.C.」を思い出してしまった。

【こんな人に読んでほしい】
コシマキの推薦文が伊藤明弘と広江礼威なのは伊達じゃない。銃好き、ノワールアクション好きにも。
(1巻目レビューの概要と、採点基準はこちらから)

投稿者 bird_chief : 2006年11月27日 01:48

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