「ひょうたん書店」で検索してきた方へ
  ひょうたん書店公式 Webひょうたん書店 コミック通信販売・ひょうたん書店

« 講談社から菌まみれのブックカバーをもらいました | メイン | 1巻目の「新約「巨人の星」花形」 »

2006年11月24日

1巻目の「霊験お初捕物控」

reiken-ohatu.jpg
「霊験お初捕物控」(1)/原作:宮部みゆき 漫画:坂口よしを
秋田書店・プリンセスコミックスデラックス
11/16発売

          
江戸は日本橋通町。一膳飯屋の看板娘・お初には、人には見えないモノが見えてしまう不思議な力がある。その力のせいでお初は…!?
ミステリーの旗手・宮部みゆきの人気作品を完全漫画化!!
(秋田書店公式サイトより引用)
          
オススメ度:★★★★☆
俺これ好き度:●●●●○
江戸時代のオカルティックミステリー。ヒロインが霊感を持っていて事件も霊的な方面だったり。
しかし読んでみるとこれが骨太なミステリー。時代劇としても逸品。
(各5段階評価・合計4つ星以下は感想無し)

 
【感想】
霊感の強い娘さんが主人公で、二人の兄がいてそれぞれ岡っ引きと庭師をやっている。周囲で事件が起きると3人がともに助け合いながら、真相にたどり着くという形。

霊視の類を用いるヒロインが万能ってわけじゃなく、正攻法で情報収集する長兄と、機動力があり少々粗っぽいこともやる次兄もいまして。
3人がそれぞれに見せ場を持ち、登場シーンもバランス良く配分され、個々の分野で力を発揮して異なるアプローチで真相に迫ると共に、散らばっていた点が繋がっていく過程に面白さがありますな。
二人の兄貴がかっこいいのだ。
事件そのものも、トリックがあったり入り組んだ人間関係や因縁があったりするもんで、事件を追うストーリーの面でも充分に楽しめます。

時代劇としてもしっかりした作品だしな。そしてここで描かれる話が実は「耳袋」のネタとなっていたのだ、という設定にもニヤリとさせられます。

キャラクターがしっかりとしていて、ミステリーとして読めて時代劇の楽しさがあり、ファンタジー要素もある。
なんとも贅沢な一冊。

【こんな人に読んでほしい】
ミステリー好きにとってファンタジー設定をどう捉えるかは好き嫌いあると思いますが、上質で品の良いシリアスな娯楽作として。出自は秋田書店プリンセスですが一般成人男性でも読めるよな。懐が広い作品です。
(1巻目レビューの概要と、採点基準はこちらから)

投稿者 bird_chief : 2006年11月24日 01:36

Trackback Pings

このエントリーのトラックバックURL:
http://b-chief.org/mt/cgi/mt-tb.cgi/1095

コメント

コメントしてください




保存しますか?


 
なかのひと