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2006年09月26日

1巻目の「キーリ 〜死者たちは荒野に眠る〜」

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「キーリ 〜死者たちは荒野に眠る〜」(1)/原作:壁井ユカコ 漫画:手代木史織
秋田書店・ボニータコミックス
9/15発売
1・2巻同時発売

          
電撃小説大賞[大賞]受賞作を漫画化した話題作!!
キーリは幽霊の見える14歳の女の子。ある日、自分と同じように幽霊が見える[不死人]の青年・ハーヴェイ、ラジオに憑いた霊・兵長と出会う。彼らの運命の旅が始まった…。
(秋田書店公式サイトより引用)
          
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●○○
ファンタジー設定を下地として展開される、ロードムービー的な人情ドラマ。
エピソードごとに仕掛けのあるドラマが展開され、主役陣も魅力的でなかなか読める。
(各5段階評価・合計4つ星以下は感想無し)

 
【感想】
長い戦争があった後のどっか異世界。主人公は霊が見える女の子で、何十年も生きている死なない元軍人がその相棒。
ある目的地を目指して二人が旅する中で、幽霊とかかわりあうことでドラマが展開、という形。
話ごとに良い具合の起伏がありつつ、ちょっといい話で終わるという原作の構成がなかなか良いため、ストーリーはちょっとしたもの。導入部となる1話目からけっこう読ませてくれます。

幽霊が見える、死なない兵士、といった設定だけに頼らず、ヒロインをはじめとする登場人物の内面的なキャラクター性と心理描写に重きを置いており、単なる「ちょっといい話」が展開されつつも、描かれる旅を通してヒロインが何を見て何を感じ、死なない青年に対して何を思うのか、といったところを主題として読ませる作りになってるんですな。
またこの死なない青年についての伏線や過去の因縁が徐々に明らかになっていくなかで、この旅の行く末に何があるのか、二人はどうなっていくのか、自然と2巻目にも手が伸びそうになってしまいますな。

【こんな人に読んでほしい】
バトルとアクション以外の、読み応えのあるファンタジーを読みたいなら。
(1巻目レビューの概要と、採点基準はこちらから)

投稿者 bird_chief : 2006年09月26日 04:20

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