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2006年09月26日

1巻目の「金魚奏」

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「金魚奏」/ふじつか雪
白泉社・花とゆめコミックス
9/5発売
全1巻

          
高二の春。飛鳥は、祭りで和太鼓を演舞する雅生に恋してしまう。しかし雅生は耳が聞こえず、音の無い世界で心を閉ざしていた――。
そして、二人の切ない恋の奇跡は静かに始まる。心ふるえる真夏のピュアラブストーリー。
(白泉社公式サイトより引用)
          
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●○○
純愛系の少女漫画の基本事項をふまえつつ、彼氏側のキャラに障害があるという設定。
安易に泣かせに走っていないのは好感が持てるところで、なかなかに読ませてくれます。
(各5段階評価・合計4つ星以下は感想無し)

 
【感想】
とある女の子が一目惚れした男性は難聴者でした、という話。
周囲の協力と応援を受け、二人は仲良く、という感じで、意地悪なキャラや悲劇的な展開を廃し、最初から最後まで安心して読める内容になってます。
しかしドラマとして平易というわけではなく、話のポイントごとに互いの感情を丹念に描き、錯綜する想いによって展開する恋愛漫画としてしっかりした作りになっております。

こーいう系統の漫画は悲惨な状況を安易にぽんぽん転がしてかわいそう話にもってくと、ストーリーとしては単純明快になるんですが、そこはあえて避けているようで。
健常者と障害者の間で生まれる、至って日常的で些細な出来事を基点とし、そこから行き違いが生まれたりまたひとつ成長したりといったキャラの内面の揺れ動きを繊細に描いておりまして。
登場人物のそういった一途で純真なとこに心惹かれる漫画になってますな。
全編通して悪役がいないのもポイント。

【こんな人に読んでほしい】
安直な泣かせ話が嫌いな人。純愛少女漫画としてまっとうなんで、ストレートに。
(1巻目レビューの概要と、採点基準はこちらから)

投稿者 bird_chief : 2006年09月26日 04:00

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