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2006年08月26日
1巻目の「ZeRoNの火蓋 無垢なる魔神の物語」

「ZeRoNの火蓋 無垢なる魔神の物語」(1)/神宮寺一
講談社・シリウスKC
8/23発売
唯一無二のハートを探すべく、今、旅立つ4つの心達……
大戦の爪痕が色濃く残る世界。闇市場で働かされていたあかりとケン太だが、暴走ロボットの襲撃に巻き込まれる。それを救ったのはゼロンと名乗る少年。
先の大戦で行方をくらました最強のロボット兵・ゼロンタイプのハートを探しているという。世界に眠るハートの遺産を探す旅が今、始まる……。
(講談社公式サイトより引用)
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●●○
愛と勇気のアドベンチャー劇に強いヒーロー、という構図を持つベタ目なアクション漫画ではあるものの、硬派なビジュアルイメージが作品の土台となり、先行きに期待を持たせる作品。
(各5段階評価・合計4つ星以下は感想無し)
【感想】
暴走ロボットが暴れ回る、第二次大戦後を彷彿とさせるアナクロな瓦礫の未来世界を舞台に、いわくありげなキャラと少年少女が冒険の旅に出る、という内容。
純真無垢で無表情でつたない言葉の怪力ヒーローと孤児の姉弟とうさんくさそうな復員兵、という主役メンバー。
とりあえず何かを探すことが目的のようなのですが、それ以外は設定もまるで明かされず。読み切り形式で、旅してる→トラブル起こる→アクションで解決→泣ける話END、といった流れが続きます。長編としての流れの上ではまだ何も始まってないに等しい。
ただこれは作品としての基本スタンスをじっくりと固めている段階、ということでしょう。
物語の導入部としては先行きがまるで分からず方向性も見えてこない上に、舞台設定の説明もほとんどなされていないため、漫画として整合性のある展開にもっていけるかどうかは不安。ただし、ビジュアル方面での世界観の構築が既に完成されており、メカ造形などの端々に筋の通ったものを感じるため、変に揺らぐことのない漫画世界を見せてくれるだろうと期待のほうが勝るか。
あと欲を言うと、アクションシーンにおけるケレン味やギミック要素等の魅力がもうちょいあれば。
【こんな人に読んでほしい】
読み続けるかどうかは2巻目まで手にしてからでしょうな。奥行きのあるメカ造形と世界観ながら、小難しさのない王道的な少年漫画でもあるんで人を選ばない。
(1巻目レビューの概要と、採点基準はこちらから)
投稿者 bird_chief : 2006年08月26日 04:46
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