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2006年08月22日

1巻目の「Blood Lines」

blood-lines.jpg
「Blood Lines」(1)/東條仁
集英社・ヤングジャンプコミックス
8/18発売
1・2巻同時発売

          
人間を遥かに上回る力をもつ特殊種族「血族」。彼らは能力の系統ごとに、12種の干支に分類される。歴史の裏側で彼ら血族は、それぞれが覇権を握るべくいまも果てない戦いを繰り広げていた…。
誰も見たことのない、衝撃のバトルアクションが始まる!
(集英社公式サイトより引用)
          
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●●○
超人的な能力を持つ種族同士の抗争の中にドラマを作る、ちょっとだけファンタジー設定を持つバイオレンスアクションロマン。アウトロー路線。
ぱっと見の絵の弱さを全体の構成や登場人物のキャラ造形でカバー。人物のドラマがスピーディーに展開される一方で、話の広がりも予感できる作品。
派手さは無いのにちゃんと読むと普通に面白い。
(各5段階評価・合計4つ星以下は感想無し)

 
【感想】
ヒロインを巡る大きな謎と、二転三転する状況の変化をドラマの起伏とするとともに、アクションシーンを畳みかける内容。
人間とは違う能力を持つ種族が云々、という設定がありながらも、せいぜい銃と剣を使う程度のアクションですが、かえって無骨なアクションシーンが描かれているのでこれはこれでアリ。
緻密さや綺麗さをウリとする絵のタイプではないので、その分意識的に丁寧な構図、コマ構成を心がけているようで、実にスムーズに読めるんですな。

ダーティーなアクション作としてストーリーやら設定やらもそのように作っていながら、ヒロイン対し作品世界と反するくらいの突飛な無邪気さと奔放さを与えることで、作品全体を牽引できるほどの大きな特徴にしているのがポイント。
これも表紙の画像見てもらえれば分かるとおり、ビジュアル的に気を引くヒロイン像ではない分、表情の見せ方や言葉の一つ一つに非常に気を遣っており、内面的な魅力を描き出すことに成功しています。

「読ませる」ことに巧みさのあるアクション作。こういう真面目な作りの漫画はちゃんと評価してあげたい。

【こんな人に読んでほしい】
一般成人男性。読みやすいし設定も軽めなので人を選ばない。
(1巻目レビューの概要と、採点基準はこちらから)

投稿者 bird_chief : 2006年08月22日 23:47

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