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2006年06月23日
1巻目の「夢幻の軍艦 大和」

「夢幻の軍艦 大和」(1)/本そういち
講談社・イブニングKC
5/23発売
大和ミュージアム取材協力のもと、原案協力に阿部信弘氏を迎えドキュメント漫画の雄、本そういちが歴史のifに挑戦する!21世紀の新・大和伝説誕生!
「これは太平洋戦争を題材にした時代劇ではない。戦艦「大和」を甦らせ、今を生きる若者と戦争を「劇」化しようとした現代劇である。」――かわぐちかいじ
(講談社公式サイトより引用)
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●○○○
現代日本に生きる無気力気味な若者が、太平洋戦争開戦直後の戦艦大和の甲板にタイムスリップしてしまう、というストーリー。
歴史if架空戦記ロマンの一種。
(各5段階評価・合計4つ星以下は感想無し)
【感想】
現代日本を体現する存在として主人公を設定し、戦時中の若者と出会わせて価値観の相違なんかがあったりしつつ。
やがて彼の存在が山本五十六の手に渡り、主人公はこの戦争の行く末を語り日本海軍を勝利に導こうとアドバイスするわけで。
主人公が幽霊のような存在であることと、過去と現代を行ったり来たりするという設定のため、彼はほとんどゲーム感覚で戦争に口出ししてくるわけで。この先の展開で、主人公が戦争の現実を見た時にどうなっていくかそのあたりが話の中心になりそうですな。
もちろんもうひとつ、戦闘の経過を知らされてしまう山本五十六がどう動くかってところも。
あと主人公は、現代の日本の姿が気に入らない。それは戦争に負けたからだ。ならこの際、日本を勝たせてみよう、というような動機を持っていまして。しかし強固な信念があるわけではなく、また主人公の価値観は否定的に描かれるため、結果として「やっぱ日本は負けて良かった」みたいなとこに落ち着くのではないかと。
どちらにせよイデオロギーを語るような性質の漫画ではなく、娯楽作として展開してるんで。
【こんな人に読んでほしい】
架空戦記好きには。
(1巻目レビューの概要と、採点基準はこちらから)
投稿者 bird_chief : 2006年06月23日 01:41
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