« 1巻目の「乱飛乱外」 | メイン | 腐る私生活 »
2006年03月29日
1巻目の「東京トイボックス」

「東京トイボックス」(1)/うめ
講談社・モーニングKC
3/23発売
秋葉原ゲーム野郎 meets 丸の内ジャージガール!
「おもしろいゲーム」をつくることに、すべてをかける男。バリバリのキャリアで、「ゲーム」には全く興味のない女。そんな2人が、ゲーム制作会社・スタジオG3で出会った。8bitで育ったオレたちの、8bitな「恋」が始まる!
(講談社公式サイトより引用)
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●○○
青年向けのやや熱血気味なサラリーマンドラマの亜種。舞台をゲーム製作の現場にして、ささやかに恋愛ドラマの要素も交え(帯で煽るほどのもんでもない)。
ごつごつとしてどこかしら荒っぽいんですが、この洗練されてない感じが個性と魅力になっている作品。なんか面白いことやってくれそうな感じではある。
(各5段階評価・合計4つ星以下は感想無し)
【感想】
才能はあるが大手を捨てた、職人肌のゲーム制作者がおり。そこに上のほうからやり手のOLさんがやってくるっていう筋書き。んで恋愛絡めてゲーム作りのドラマを。
んがしかし、こう、大手からリタイア気味に飛び出した、才能あるプロフェッショナルによる逆転と再生のストーリーでビジネス漫画なんですが、骨格というかおおまかな枠組みそのものは青年向け漫画のひとつのパターンではあるはずなのに、要素のひとつひとつを定型的にせず、キャラと展開を泥臭く足元から積み上げていっておりまして。
これが一筋縄にいかない感じで面白さのひとつにはなってます。主役の人間性からくる魅力もなかなかいい具合。
しかし大手のライバルをはじめとする悪役サイドのキャラがいまいちで。単に文法に沿った描き方を学習中なんだろうかなぁとも思ったり。
決め所でセリフや言葉に頼りがちなとこも気にかかる。まぁテーマがゲーム製作という実体の無いもの相手にする分野なので、そうなっちゃうのも分かるんだけど。
あとはサブカルっぽいかっこよさやら大人の恋愛ドラマ狙ってたりってのもあるんですが。やはりいまひとつ垢抜けない印象。
しかし、主要テーマも含めてこのあたりのなんともいえない荒削りな感じは面白いと思うんだよなー。
先は読めないけど期待感が勝る感じ。
【こんな人に読んでほしい】
ゲーム製作がテーマだといってもヲタ向けではない。ただしディテールを彩る細かな用語とかは多少知っておくとより楽しめる。
(1巻目レビューの概要と、採点基準はこちらから)
投稿者 bird_chief : 2006年03月29日 05:23
Trackback Pings
このエントリーのトラックバックURL:
http://b-chief.org/mt/cgi/mt-tb.cgi/694

