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2006年03月31日

暗い店内でふと思う

深夜
お店も終わって明かりも落とし(節電)、残した作業を静かな店内で黙々とやっていると、ちょっとしたミスをふと何かの拍子で思い出し。
そっから連鎖的に、ふつふつとネガティブに先行きの不安について思いを巡らす。なんかもう投げやりな心理状態になりかかったり。
あれだよなー。
娯楽商品を扱う小売業って、ゆっくりと時間をかけて、徐々に衰退していくんだろうなーやっぱ。

あ、3月も終わりかよ。早いな。

投稿者 bird_chief : 02:35 | コメント (0) | トラックバック
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1巻目の「とりぱん」

tori-pann.jpg
「とりぱん」(1)/とりのなん子
講談社・ワイドKCモーニング
3/23発売

          
ちょっと変わってて、少しクールで、割と背が高い、北の町に住んでるイトコからの手紙――そんなような漫画です。
東北の某ベッドタウン在住の作者(30代・独身・女)が、野鳥、ネコ、風物、方言、地元料理など“日常”のすべてをネタに綴る「身の丈ワイルドライフ」。
読む者の自然観をへにゃりと揺るがすモーニングの人気連載、ついに単行本化!
(講談社公式サイトより引用)
          
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●●○
ペットエッセイ仕立ての、基本4コマ4ページショート連載作。
テーマが野鳥という目新しさもあり、そのうえで日常の中にある、ささやかに華やかな楽しみを見せてくれる1冊。
日常エッセイ漫画なのでやや地味な印象もありますが、しみじみと面白い。
(各5段階評価・合計4つ星以下は感想無し)

 
【感想】
野鳥を描くペット漫画ってそういえば見あたらない。
ふだん犬猫みたく意識することもない野鳥の世界をおもしろおかしく紹介してくれる楽しさがまずありき。
そこからちょっと視野も広げ、東北に住む著者のほんと身の回りの、背伸びしない日々の生活の中からネタをすくいあげておりまして。それもほんのちょっと自然に近いとこにいますよっていう具合で、自然派だエコだとこざかしくないのも好感もてますな。ほんでちょっぴりセンチメンタルもあったりと。

こういう類の漫画はなんつっても作者本人の視点そのものが魅力になるもんで。何を見て何を楽しむか。
この作品もそのへんが優れているため、なんてことない日常を描いているだけなのに、ちょっと著者の目線の角度が違うだけで漫画として面白くなれるわけです。

この漫画って確かに面白くて読んで楽しい気分になれるんですが、それはこの漫画に目を通している間だけ、読者の目線が日常を楽しむ著者と等しくなれる面白さがあるわけで。
こういう視線を持っていると、日々の生活を送るにもちょっとした楽しさがあるんだろうなと、いくらか羨ましくもあり。

ところで鹿児島に生まれ育っていると、「昼でも氷点下ふた桁」なんて寒さは想像するのも難しいんですが。どんなんだろ。

【こんな人に読んでほしい】
お気楽なエッセイ漫画とかが嫌いでなければ、誰でも一様に楽しめるはず。
(1巻目レビューの概要と、採点基準はこちらから)

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2006年03月30日

1巻目の「看板娘はさしおさえ」

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「看板娘はさしおさえ」(1)/鈴城芹
芳文社・まんがタイムコミックス
3/27発売

          
質屋の娘、小絵は元気な小学生。ひょんなことから手に入れた行李(こうり)にはなんと女の子の幽霊が憑いていて……。
カワイイだけじゃ物足りない、ほのぼのだけじゃ満足できないアナタにオススメの一冊です!
(芳文社公式サイトより引用)
          
オススメ度:★★★★☆
俺これ好き度:●●●●○
閉じた空間を舞台としながらも、魅力あるキャラクター陣が活き活きとほのぼのコメディドラマを展開させる4コマ。
今月の芳文社まんタイきららの本命。これ面白いぞ。読め読め。
(各5段階評価・合計4つ星以下は感想無し)

 
【感想】
質屋を営む家族を中心に、ほぼお店の中だけでコメディやってるんですが、個々のキャラがパターンを踏まえながらも枠にはまらず、その上でささやかなネタの起点から登場人物をうまく転がし、有機的な作用からくる4コマ展開で8ページに起承転結つけるお手前は見事。ほんとキャラがみんな活き活きと動いてんのよ。
またちょっとした言葉の使い分けが上手いため、ホームコメディ調なのにだらだらとした印象にならず、ツッコミの角度もほどよく冴えてまして、思わずくすくすと笑みもこぼれてくるってもんで。

しかしほのぼの空気になごんでいると、虚をついてヲタ的萌えネタからませてくるんですな。コスプレとか。あとシュッとした働くお母さんにおっさんくさいエロネタ口走らせてみたりも。ポイント付いてこういうささやかな下ネタをチラ見させるっつぅのも、うまいぐあいのアクセントとなって漫画全体にもう一味加える結果になっているんですな。
この奥さんいいキャラしてるよなー。

ほいでもって絵柄もこれなもんで。ぽやぽやロリっ娘がかわいーとかそういう読み方でもアリ。

【こんな人に読んでほしい】
萌え系とくくらなくても、コメディ4コマ読めるならこれはOK。ただまぁ若干ヲタ風味なのが人によりけりかなとも。
(1巻目レビューの概要と、採点基準はこちらから)

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1巻目の「兄妹はじめました!」

kyoudai-hazimema.jpg
「兄妹はじめました!」(1)/愁☆一樹
芳文社・まんがタイムコミックス
3/27発売

          
幼なじみだった茜と葵は、ある日突然兄妹になることに。そして13年後…。ちょっと(?)シスコンの兄としっかり者でちゃっかり者の妹、そして彼らを取り巻く人々の楽しい日常を描いたドキドキ4コマ第1巻!!
(芳文社公式サイトより引用)
          
オススメ度:★★☆☆☆
俺これ好き度:●●○○○
萌え系4コマ。いわゆる義理の妹萌えってやつ。
いちおうサブキャラもいい位置に置いて、シチュエーションの広がりを見せてはいるものの、軽めのドタバタで他愛のない感じのまま安易に収まりきっているところがあり。もう少し言葉のチョイスやネタの転がし方に工夫が欲しい。
兄妹ネタで「お兄ちゃん」っつーのはまぁ確かにお約束的な良さはある。
(各5段階評価・合計4つ星以下は感想無し)

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1巻目の「えすぴー都見参!」

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「えすぴー都見参!」(1)/岬下部せすな
芳文社・まんがタイムコミックス
3/27発売

          
大財閥の跡取り息子・大蔵直人を守るのは15歳の女の子!?かわいいからて油断めさるな、ひとたび刀を握れば無敵の強さを発揮です!
「まんがタイムスペシャル」で大人気連載中の作品がお待ちかねの単行本化っ!
(芳文社公式サイトより引用)
          
オススメ度:★★☆☆☆
俺これ好き度:●●○○○
ヒロインに与えた設定からコメディパターンをかわいく描く萌え系4コマ。
言い回しと表情が印象的でかわいさはあるんだけれども、ちょっとネタが一直線すぎて膨らみに欠ける。
(各5段階評価・合計4つ星以下は感想無し)

投稿者 bird_chief : 04:53 | コメント (0) | トラックバック
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2006年03月29日

腐る私生活

休日。
17〜8時間ほど睡眠とってあとはレビュー書き。
夜に寝て夜に起きるので他に何も身動きとれず。
先週と同じ。っつかここ数ヶ月ずっとこう。

映画見に行きたいなぁと思いつつも、ここんとこ乱視がさらに進行してるのか、スクリーンで映像見るのがしんどいし。

あ、月曜に、エロゲメーカー・minoriの中の人が売り場に来てくれまして。
ひたすらにいろいろお喋りしてただけで特に書くようなこともないんですが、レポートは後日まとめますんで。
楽しかったなぁ。

・・・店にいるほうがいろいろとよっぽど充実してるよな、と。
仕事慣れてくれば、私生活に楽しみを持つゆとりも生まれてくるだろうと思ってましたが
ますます荒んできてます
好きな漫画読んでる間だけが自分の時間。もう漫画さえありゃいいのかな俺は、なんて思ったりも。

投稿者 bird_chief : 05:25 | コメント (0) | トラックバック
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1巻目の「東京トイボックス」

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「東京トイボックス」(1)/うめ
講談社・モーニングKC
3/23発売

          
秋葉原ゲーム野郎 meets 丸の内ジャージガール!
「おもしろいゲーム」をつくることに、すべてをかける男。バリバリのキャリアで、「ゲーム」には全く興味のない女。そんな2人が、ゲーム制作会社・スタジオG3で出会った。8bitで育ったオレたちの、8bitな「恋」が始まる!
(講談社公式サイトより引用)
          
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●○○
青年向けのやや熱血気味なサラリーマンドラマの亜種。舞台をゲーム製作の現場にして、ささやかに恋愛ドラマの要素も交え(帯で煽るほどのもんでもない)。
ごつごつとしてどこかしら荒っぽいんですが、この洗練されてない感じが個性と魅力になっている作品。なんか面白いことやってくれそうな感じではある。
(各5段階評価・合計4つ星以下は感想無し)

 
【感想】
才能はあるが大手を捨てた、職人肌のゲーム制作者がおり。そこに上のほうからやり手のOLさんがやってくるっていう筋書き。んで恋愛絡めてゲーム作りのドラマを。

んがしかし、こう、大手からリタイア気味に飛び出した、才能あるプロフェッショナルによる逆転と再生のストーリーでビジネス漫画なんですが、骨格というかおおまかな枠組みそのものは青年向け漫画のひとつのパターンではあるはずなのに、要素のひとつひとつを定型的にせず、キャラと展開を泥臭く足元から積み上げていっておりまして。
これが一筋縄にいかない感じで面白さのひとつにはなってます。主役の人間性からくる魅力もなかなかいい具合。
しかし大手のライバルをはじめとする悪役サイドのキャラがいまいちで。単に文法に沿った描き方を学習中なんだろうかなぁとも思ったり。
決め所でセリフや言葉に頼りがちなとこも気にかかる。まぁテーマがゲーム製作という実体の無いもの相手にする分野なので、そうなっちゃうのも分かるんだけど。

あとはサブカルっぽいかっこよさやら大人の恋愛ドラマ狙ってたりってのもあるんですが。やはりいまひとつ垢抜けない印象。
しかし、主要テーマも含めてこのあたりのなんともいえない荒削りな感じは面白いと思うんだよなー。
先は読めないけど期待感が勝る感じ。

【こんな人に読んでほしい】
ゲーム製作がテーマだといってもヲタ向けではない。ただしディテールを彩る細かな用語とかは多少知っておくとより楽しめる。
(1巻目レビューの概要と、採点基準はこちらから)

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1巻目の「乱飛乱外」

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「乱飛乱外」(1)/田中ほさな
講談社・シリウスKC
3/23発売

          
時は戦国、世は動乱!額に角を持つ不遇な少年・雷蔵のもとへ現れた謎の女忍者たち。曰く、滅亡した刀家のご落胤たる雷蔵をかつぎ、目指すはお家再興!?
男を守るは女の役目!乱痴気騒ぎに大乱闘、人目を忍ぶことなどお構いなしの必殺くノ一衆との波乱に満ちた旅がはじまる!緻密な描写と構成、豊かな表情を自在に操る田中ほさなが放つ最新作!独自の感性が光る新感覚の戦国時代劇、それはまさに『乱飛乱外』!!
(講談社公式サイトより引用)
          
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●○○
いまいちぱっとしない男の子のもとへ美女が集う、ハーレム型ラブコメの体裁を借りつつ時代劇アクション。
単行本のほぼ1巻分を読み切りラブコメに費やし、長編アクション作として展開させるのかな?というところで2巻へ続くとなってます。
(各5段階評価・合計4つ星以下は感想無し)

 
【感想】
いちおう枠としては時代劇アクション作。時代劇つってもまぁよくあるファンタジーとほぼ同義な世界観。が、おいらはそれでいいと思うよ。
ほんでもって主人公になんらかの運命があって、その運命の元にお色気ヒロインが出てきてドタバタとサービスっ気混じりに。
このへんは萌えコメのパターンですが、そこんとこを強く押すだけあって女性キャラ陣の魅力はちょっとしたもの。アクションも不足無く描けていますしな。
ただし長編アクションの側面はまだちょろっとしか出てきてません。が、メリハリの利かせ方やキャラの立たせ方はしっかりしてるんで、2巻目以降に対する不安もそれほど感じない。

あとこーいう、枠組みとしての「時代劇作品」はまだまだ増えてほしいなぁとも思ったり。
最近時代劇漫画も増えてきたけど、まだまだ堅苦しい印象がつきまとうもんで。
西洋風ファンタジーと一緒でこういうのは形の問題だし。そっから本格に移っていけばいいわけだし。

【こんな人に読んでほしい】
特にこれというのは無いものの、著者の経歴からやはり少年サンデー系の、女性キャラがかわいいアクション作とか好きなら。
(1巻目レビューの概要と、採点基準はこちらから)

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1巻目の「超空転神トランセイザー」

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「超空転神トランセイザー」(1)/美川べるの
講談社・e−mangaKCDX
3/23発売

          
魔法少女に憧れる中学2年生、篠原心愛(ここあ)。彼女の前にある日、不思議な生き物チーポ君が現れる。
彼に渡されたステッキを使って変身したとき、心愛は華麗な、しかし意外な運命の転身を迎えるのであった。戦えトランセイザー、地球のために。愛と正義のマジカルアクションストーリー!!
(講談社公式サイトより引用)
          
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●●○
魔法少女もの+特撮ヒーロにギャグを畳みかけてドタバタ風味に。
長編ストーリーの側面もあってシリアス気味なとこもあるんだけど、そっちは別にどうでもいいというか。
(各5段階評価・合計4つ星以下は感想無し)

 
【感想】
魔法少女アニメ的な何かとか、特撮ヒーロー的な何かとか、そのあたりのお約束パターンを逸脱させることでギャグコメディにしておりまして。
ギャグの方向はテンション高めにややアナーキーに。さりげなくヲタ向けネタを混ぜつつ勢いにまかせて押しまくるという感じ。
ツボにはまるとコンボ決まったように笑えるでしょう。
ただし振りかぶって全力で来られるネタよりも、小ネタでちくちく連鎖的に笑わせるのが得意らしい。

基本的に読み切りスタイルで毎度毎度ドタバタやってるものの、いちおう長編作としても作ってあり。ストーリー進めるとこではシリアスやってんですが、これがいかにもどっかで見たような感じにまとまっちゃっててどうにも。

あと、美川べるのは面白いっての知ってましたが、どーも絵のタッチが好きになれなくて敬遠してましたが。
ここいらあたりになってずいぶんと整った線になってきたので読んでみた次第。
やっぱ笑えるなぁ。

【こんな人に読んでほしい】
特撮ヒーローものや魔法少女ものの、最低限の約束事が分かっていれば。
(1巻目レビューの概要と、採点基準はこちらから)

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1巻目の「イカロスの山」

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「イカロスの山」(1)/堀内夏子
講談社・モーニングKC
3/23発売

          
エベレスト人類初登頂から半世紀。現代に、新たな8000m峰が発見された!その報せに世界中のクライマーが沸き立つ中、かつて数々の山を制覇した名コンビが偶然再会する。一人の男は、今もすべてを頂の上にささげ続け、もう一人は下界にしがらみを持ちすぎていた。
人生の苦さと喜びを描く、真の大人のスポーツドラマ、堂々登場!
(講談社公式サイトより引用)
          
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●○○○
露骨に一般社会人向けに作られたスポーツロマン作。シリアスで熱血気味で読みやすさもあるんですが、あともうちょい面白味が欲しいなぁ。
(各5段階評価・合計4つ星以下は感想無し)

 
【感想】
かたや失うモノもなく山に挑み続ける男がおり、かたや山を離れ妻子を持つ男がおり。かつてのコンビであった二人が出会い、妻子持ちがふつふつと山への情熱を蘇らせ、妻は後ろで困惑してるっつー。
キャラの立ち位置や関係性で個性を組み立て、命の危険のある題材でもってスポーツロマンのドラマを描いております。
ただし話が本格的に動き出すのは2巻目以降か。

三角関係をちらつかせながら「アナタは私と子供よりも、山とあの男を選ぶのね」的なことをしております。構造上、キャラの魅力に欠けるところがあるため、このような人間関係からくるとこでドラマを作ってはいるんですが、幾分陳腐な気がしないでもない。
分かりやすいので読みやすい、て効果はあるけど。
あとちょいと内容が堅苦しいというか。コシマキと裏表紙のアオリは大仰としてるけど、そう大上段にかまえるようなもんでも。

【こんな人に読んでほしい】
特にないが、スタイリッシュで文法のはっきりしたスポ根ものとか好きなら。
(1巻目レビューの概要と、採点基準はこちらから)

投稿者 bird_chief : 02:44 | コメント (0) | トラックバック
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1巻目の「陰からマモル!」

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「陰からマモル!」(1)/原作:阿智太郎 作画:まだらさい
メディアファクトリー・MFコミックスフラッパー
3/23発売

          
勉強、運動、ルックス全部ダメダメな高校生、陰守マモル。しかしその正体は、お隣さんの紺若家を400年も守り続けてきた忍者一家の一人息子。
マモルの任務は紺若家の一人娘・ゆうなを危険から守ること。なぜかトラブルに巻き込まれやすいゆうなを危機から救うため、マモルの周囲では今日もひと騒動!?
(メディアファクトリー公式サイトより引用)
          
オススメ度:★★☆☆☆
俺これ好き度:●●○○○
原作付きコメディの宿命か、きっちり四角四面に作り込まれ、よくあるドタバタ的に収まった作品。若干のラブコメ要素有り。
原作小説の絵師がそのまま漫画描いているという点では、原作既読者向けか。
(各5段階評価・合計4つ星以下は感想無し)

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2006年03月25日

1巻目の「悪霊退散大作戦」

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「悪霊退散大作戦」(1)/魚住かおる
朝日ソノラマ・眠れぬ夜の奇妙な話コミックス
3/中発売

          
大学受験失敗の末、行き着いた先がインチキお祓い屋……。
幽霊と肉弾戦をかますことの出来る甥っ子・武衛を言いくるめて、人を呪い殺すという怨霊・鬼姫と対決するみちるだが……。
(朝日ソノラマ公式サイトより引用)
          
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●●○
オカルト心霊ドラマのフォーマットをあちこちコメディにずらしてドタバタ風味にさせた作品。
パターンの崩し方がいい角度にきまってまして、なかなかに好きだぞこれ。
(各5段階評価・合計4つ星以下は感想無し)

 
【感想】
霊感が強く人間的にも出来た主役が、人間ドラマも絡めた悲哀のある心霊トラブルを、ここぞとかっこよく解決。てのが心霊ドラマのパターンなんですが。
そこんところをこの作品では、霊がちょっと見えるってだけでインチキ霊能者やってる軽薄で根性無しな主人公を始め、みっともない主役陣が毎回行き当たりばったりにグダグダと活躍しては、気付けばなんかいい話っぽく心霊トラブルも解決しているという筋書き。

これだけだと単なるギャグコメディではあるんですが、展開の転がし方や出てくる要素にオカルト的な定番を踏まえることで、心霊ドラマの変化球として成立させてんですな。
このカーブのかかり具合はけっこう好みだなぁ。
雑誌掲載がかなり不定期で長期に渡っているため、この1巻目だけでもようやく出たというところなんですが、2巻目も読んでみたいなー。

【こんな人に読んでほしい】
ホラー好きとも限らず。誰でも読めるぞ。
(1巻目レビューの概要と、採点基準はこちらから)

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1巻目の「アトモスフィア」

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「アトモスフィア」(1)/西島大介
早川書房・ハヤカワSFシリーズJコレクション
3/17発売
書き下ろし

          
ある日、わたしの分身が現われた。わたしに何の断わりもなく、世界はわたしの居場所を奪った。
それでもわたしが「ふざけんな」って言わないのは、わたしたちみんなをあらかじめ許してるからだ。
(早川書房公式サイトより引用)
          
オススメ度:★★☆☆☆
俺これ好き度:●●●○○
読み手の分析を誘うように作られたライトSF作サブカル風味。
相変わらずかなり人を選ぶが好きならハマる。
(各5段階評価・合計4つ星以下は感想無し)

 
【感想】
「少し不思議」設定から徐々に事態の規模を大きくしてSFの骨組みを作り、またちらほらと古典SFのオマージュを見せ。
ストーリー展開と遊離した位置から、主人公に特定のキーワードを含む執拗な独白をさせることで主題の提示を行っているように見せ。
絵本のような絵柄でセックスとバイオレンスを描くことでサブカル色を強め。
そしてそれらを解離させたまま漫画の中に一緒くたに混ぜ込むことにより、読み手に「これはきっと」とあれこれ考えさせる作品。
西島大介作品はこれまで概ねこのような感じだったのですがこれもそう。

主張の強い主人公はストーリーを動かす歯車ではなく、キャラはいろいろ語るけれども世界は勝手に回り、主人公は悩んだりっていう。作品テーマをこれでもかと見せておきながらその始末をつけないのが西島大介の特徴なんですが、たぶんこれもそうなっていくんだろうなぁ。
楽しめることは楽しめるのですが、凹村戦争からずっと読んできているとぼちぼちこういうのも食傷気味。

【こんな人に読んでほしい】
SF好きサブカル派
(1巻目レビューの概要と、採点基準はこちらから)

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1巻目の「クラック!!」

klak.jpg
「クラック!!」(1)/本名啓介
講談社・少年マガジンKC
3/17発売

          
南 春樹、この漫画の主人公。長所はサッカー、短所もサッカー、サッカー第一ッ!!このとびっきりのサッカーバカが、父親の母校・都立翔武高校に入学するため、花の都へやってきた!
「父ちゃんがなしとげられなかった全国制覇してやるぞぉぉ――っ!!!」

(講談社公式サイトより引用)
          
オススメ度:★★☆☆☆
俺これ好き度:●●○○○
天真爛漫で身体能力に優れたサッカー馬鹿少年が全国制覇を目指すお話。
最初に主人公のスゴいとこ見せておいて、意味深な準主役キャラ出して、その後適度にアクションシーン描いて、主人公は常に笑顔、という。爽やか純真天才型キャラの、少年向けスポーツ漫画。
動きを見せるシーンに力はあり。あと女の子がそこそこかわいい。
(各5段階評価・合計4つ星以下は感想無し)

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2006年03月24日

どんな夜でも漫画があるのだ。

店でデモ再生用に使っていたマシンのひとつで、OSが吹っ飛んだがらくた寸前のお下がりPCの代わりとして、急ぎ頼んでいた新品マシンが届く。
設置してあれこれやってたらいつもより遅くなり、日付が変わって帰宅。
明日は朝からだからもうメシ食って寝るだけだなぁと思いつつも、とりあえずさっと何か漫画だけでも読むかと
未読の山に手を伸ばすのものの
「その男、タカ 加藤鷹ゴッドフィンガー伝説」
・・・・・・
・・・・・・
とかまぁ、時間無いし頭もよう働かないから、読んでもいろいろとタルいものは避けるとして

こうの史代「さんさん録」(1)
なんぞをぱらぱらと。晴れやかな心地に
いやー、なんでこういう漫画描けちゃうんだろうなぁこの人
美しい
レビューは後日やるので詳細は省くとして
いろいろ読んでくると、何が面白くて何がどうなのかわけわからなくなる感覚に襲われるんだけど
やっぱいい漫画は違うよな
脳髄にクラクラと反応するのだ

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2006年03月23日

戻らぬ現状

支店の新規オープンから10日も過ぎておりますが。
ワタクシなんだかまだ体勢が戻ってないといいますか。
・・・1巻目レビュー用の漫画がいっこうに減らない・・・読んでも読んでも書いても書いても・・・
ちょっと数日ほったらかしにしただけでこの有様
そうこうしてるうちにもう月末だ・・・新刊ラッシュが来るぞ・・・

このサイト内のあちこちも、支店オープンに合わせてあちこち修正しないといけないんですがそのまんまだなぁ。
ゆっくり時間とって修正すりゃいいんだろうけど。
時間があったら一冊でも漫画読まないと、という感じなんで。
今日だってほんとは休日だったのですが、20時間近い睡眠のすえに目が覚めたら夜の9時で
そこから延々と読んでは書いて読んでは書いて・・・
すごい休養とってるようでいて休んだ気になれないのはなんでだ

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1巻目の「ももたま」

momo-tama.jpg
「殲鬼戦記ももたま」(1)/黒乃奈々絵
マッグガーデン・ブレイドコミックス
3/10発売

          
日本で一番、クソ生意気な九歳児。
桃太郎が治める絶海の孤島『桃源島』。
そこに現れた少年・陸奥九世の目的とは一体・・・。
黒乃奈々絵が贈る、学園お伽話型アクションファタジー第1巻登場!!!
(コシマキより引用)
          
オススメ度:★★★★☆
俺これ好き度:●●●○○
桃太郎の話を飛躍させたところで設定作って、学園世界のビジュアル系ファンタジーアクションやってます。
キャラと世界設定をかなり作りこんであり、その上で展開させるアクションドラマの質は高い。いかにもBL的美メンに仕立てられた桃太郎に好き嫌いは別れるか。
(各5段階評価・合計4つ星以下は感想無し)

 
【感想】
桃太郎の末裔が治める島があり、鬼退治を専門とする能力者を育てる学校があり、その学校を舞台の中心にして、ファンタジーアクションやってます。キラキラしたイケメン付きでこのあたりは女性向けに。

世界観や舞台の設定はここでは語りきれないほどにいろいろと練り込まれてあり、それもけっこう魅力的で、この設定ひとつを売りにしてもいいくらい。
加えて登場人物それぞれの特徴もかなり際だってまして、そのうえでキャラ同士の関係性もきちんと描いているため、キャラクター性も高いです。
アクションシーンも不足無くこなすしなぁ。
さらには細かなセリフやちょっとしたシーンにも気を回して、細部から漫画全体の印象を整える術も心得ておりまして。
そのうえビジュアル面ではイケメンからダンディから美少女からロリショタまで描けており。
あと系統的にこの手のものはどうしたって薄さ軽さが出るんですが、シリアス展開の伏線となるシーンをちょこちょこ挟むことで、ドラマ部分で厚みを出すようにしてあります。

全体のイメージは、コメディ有りイケメン有りのよく見る学園アクションファンタジーでいいんですが、ひとつひとつの要素がレベル高いのですわ。
ここまで来るとむしろ、漫画の骨格があまりに枠に収まりきっていて、「なんかよくあるパターン」になっているのがもったいない気もする。
どちらにせよ、スクエニ系娯楽アクション作の中でもかなりの上位にある一品。

【こんな人に読んでほしい】
絵柄と世界観に重きを置くファンタジーアクションが好きなら読んで損は無い。
(1巻目レビューの概要と、採点基準はこちらから)

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1巻目の「Vassalord.」

vassa-lord.jpg
「Vassalord.」(1)/黒乃奈々絵
マッグガーデン・ブレイドコミックス
3/10発売

          
吸血鬼でありながらも聖職者であることに誇りをもち、人の生血を吸う事を拒み続ける最強のサイバー・ヴァンパイアハンター・チャーリー。彼は同族嫌悪から数多の吸血鬼を葬ってきたが、チャーリー自身も生血なしでは生きられなかった。
血の呪縛から逃れられないと悟った彼が求めるのは、自らのマスター“真祖ヴァンパイア”レイフロの生血。
血の呪縛で結びつけられた2人のヴァンパイアに待ちうける運命とは!?
(Vassalord.公式サイトより引用)
          
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●○○
ビジュアル嗜好の強いファンタジーアクション作。であると同時に、隠しようのないボーイズラブの側面もウリ。
整ったアクション作として楽しめるんだけど、男同士がしょっちゅう耽美にイチャチヤしててどーしたもんかなーと、男の漫画読みとしては混乱必至。
(各5段階評価・合計4つ星以下は感想無し)

 
【感想】
吸血鬼であるイケメン二人が甘い言葉を交わしつつ抱き合いつつ首筋に吸い付くっていうのがもう。寸手のところでカラミが無いだけのボーイズラブそのものなわけで。「BL的」ですらない。
しかしながらドラマの主体そのものは、展開に仕掛けの施されたアクションシーンを見せ場とするファンタジーであり、ヴァンパイア及びヴァンパイアハンターの出てくる吸血鬼ものとしても読める作りになってます。

・・・絵もしっかりした骨太なアクションファンタジーだしキャラもきちんと立ってるし、緩急の付いたシリアスとコメディの使い分けも巧いし、作品全体を通しての雰囲気もよく出てまして。それだけに、まともにボーイズラブやられるんで、この読んだ感じをどう処理していいのか困るんだよなぁ。
チンチン鋼鉄にしてトゲ生やしてヒゲのイケメン貫くとかもうね。悪ノリだぁ。

【こんな人に読んでほしい】
ダークファンタジーのアクション作として読める作りにはなってるんで、吸血鬼ものとか好きなら。ただし男性読者は覚悟して。
(1巻目レビューの概要と、採点基準はこちらから)

投稿者 bird_chief : 04:58 | コメント (0) | トラックバック
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1巻目の「チワ」

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「チワ」(1)/たかはしけんじ
双葉社・アクションコミックスまんがタウン
3/11発売

          
からだはプルプル、しっぽはフリフリ。チワワのチワは自分の事をケンジのお兄さんだ思っているのです。
そんなチワの行動にケンジはいつも振り回されてしまのです!!チワの可愛さにみんなクギづけ!!
(双葉社公式サイトより引用)
          
オススメ度:★★☆☆☆
俺これ好き度:●●●○○
ペット中心のホームコメディ4コマ。
小型犬のしぐさ可愛さを押し出し、全編通してそれだけを徹底してます。
(各5段階評価・合計4つ星以下は感想無し)

 
【感想】
個々のネタはいまひとつなんですが、1巻通じて脇に逸れず、狭いシチュエーションの中でチワワのいたずらやしぐさのみ描くことに徹しておりまして。
ページが進むごとに、そのかわいさがなんとなく気になってくる感じ。

ルールとパターンから外に出ないしキャラも立ち位置だけの個性しか無いんで、家庭的風景の中のほのぼのペットコメディ、というそれ以上でもそれ以下でもない。
けどやっぱそれなりにかわいくはあるんだよな。

【こんな人に読んでほしい】
特になし。共感を得るペット漫画て感じでもないんで。
(1巻目レビューの概要と、採点基準はこちらから)

投稿者 bird_chief : 04:27 | コメント (0) | トラックバック
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1巻目の「かっちゃんとアニキさん」

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「かっちゃんとアニキさん」(1)/あっきう
双葉社・アクションコミックスまんがタウン
3/11発売

          
イタズラ盛りの幼稚園児・かっちゃんは時代錯誤で風変わりなお隣のアニキさんに興味津々。
年の離れた兄弟のようで友達のようなおかしなふたりが巻き起こす、はちゃめちゃパニック大騒動!ナウでイカしたベイビー達に酔いどれ漫画家・あっきうが贈るお涙ちょちょギレこども漫画。
(双葉社公式サイトより引用)
          
オススメ度:★★☆☆☆
俺これ好き度:●●○○○
ドタバタ風味なんですが目立った特徴もなく、あえて言うならのんびりと家庭的なとこでギャグっぽくやってるてな感じ。
ほのぼのホームコメディなんでこれでいいんでしょうけど、ちょいとひねったとこが欲しいなぁ。
(各5段階評価・合計4つ星以下は感想無し)

投稿者 bird_chief : 04:12 | コメント (0) | トラックバック
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1巻目の「初恋姉妹」

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「初恋姉妹」(1)/漫画:東雲水生 脚本:駒尾真子 キャラクター原案:ひびき玲音
一迅社・百合姫コミックス
3/18発売

          
高校受験のため、両親のすすめで有名校・津ノ守坂女学院の学校見学会に行った松里千夏。
気が進まない千夏だったが、そこで出会い、優しくしてくれた木咲榛菜に強く心ひかれる。
再会を誓って猛勉強、見事合格を果たした千夏だったが、入学してからの榛菜はなぜか冷たかった…。
(一迅社公式サイトより引用)
          
オススメ度:★★☆☆☆
俺これ好き度:●●●○○
古典的な少女漫画的純愛ストーリーを女の子同士で百合気味にしましたという作品。
麗しい女性キャラがキラキラと和やかに学園ドラマやってんのは華やかではあるものの、恋愛ドラマの部分は直球であるだけに、この手の好きじゃないとあえて読まないか。
(各5段階評価・合計4つ星以下は感想無し)

 
【感想】
元気で快活な主人公が、年上の先輩に惚れ込むものの、その先輩は心の傷からどこか暗くふさぎこんでおり。しかし主人公との触れ合いから徐々に先輩は元気になっていくというストーリー。

シチュエーションではなく、キャラ同士の語り合いやモノローグを丁寧に積み重ねることでドラマを進行させていく作りで、キャラ造形はパターンに即したものであってもそれなりに深みは出せているか。
ただ丁寧なぶん、若干独白やモノローグが過剰で、つらつら語られることで逆に感情移入していけないようなところがあり。

感情の揺らぎそのもので盛り上がりを出す作りのため、ストーリーの展開に頼らず話の構築はできるんですが、それでも恋愛ドラマとしてまっすぐすぎる感じはある。少女漫画でも今どきやんないぞこういうの。
幻想化された乙女ちっくな百合ラブコメを堪能するという点では申し分ないんですけどね。

【こんな人に読んでほしい】
百合好き限定。
(1巻目レビューの概要と、採点基準はこちらから)

投稿者 bird_chief : 03:45 | コメント (0) | トラックバック
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1巻目の「Wチェンジ!!」

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「Wチェンジ!!」(1)/松葉博
マッグガーデン・ブレイドコミックス
3/10発売

          
如月組四代目如月真希
松葉博がお届けする極道アクションラブコメディ
ファン待望の新刊いよいよ発売!お手元に是非1冊!
(コシマキより引用)
          
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●○○
キレイな女子高生がドレス着て木刀振り回して、という極道美少女アクション。
同時に恋愛ラブコメも。どことなく懐かしさすらあるなこういうの。
(各5段階評価・合計4つ星以下は感想無し)

 
【感想】
とあるヤクザの組長の娘が主人公で、お相手となる男の子も極道の息子で。
ヤクザなんか嫌だと言いつつも、組がらみのなんだかんだトラブルに巻き込まれてアクションやる羽目になり、ヒロインが豹変して気持ちよくアクションやって強いっていう。
メンチとタンカのややバイオレンスもあったり。

美少女学園アクション作として、際だつものは無いもののまぁ普通に読める作品。

【こんな人に読んでほしい】
特になし。美少女ヤンキー系アクション+学園ラブコメというと、ちょっと前にあったねそういうのって感じになるので。
(1巻目レビューの概要と、採点基準はこちらから)

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1巻目の「A.S.」

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「A.S.」(1)/前川たけし
講談社・少年マガジンKC
3/17発売
1・2巻同時発売

          
「鉄拳チンミ」の前川たけし先生が贈る新感覚アニマル・ストーリー
[Animal-Sense]A.S.=動物の知覚に入る能力!
私は星野文月、普通の高校生……のはずが、なぜか特殊な能力を身につけてしまった!?それは、「動物の知覚に入る能力」! その能力を使って人助けをするのを見ていた幼なじみの宗くんは、この能力をさずかった事には何か意味がある、といってくれたけど……。新感覚アニマル・ストーリーここに開幕!!
(講談社公式サイトより引用)
          
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●○○
動物を介しての特殊な能力を持つ主人公が、その能力でもってサスペンス気味のトラブルを解決していくストーリー。
最初にシステム設定としての、能力の解説を丹念に行った上でドラマを展開させてます。
(各5段階評価・合計4つ星以下は感想無し)

 
【感想】
目にした動物の五感を共有するとともに、乗り移ったかのように動物を自在に操る能力、てのをストーリーの中心におきまして。
そっから主人公の身の回りで起こる事件を解決、という形。その事件自体も動物絡みにして、描写も写実的にすることで、イヌネコ動物漫画であると同時に軽めの読み切りサスペンスにしていく模様です。

漫画としては真面目に作られていて、「色気」みたいなケレンも無いので地味目かなぁという気もするぐらいなんですが、それだけに誰でも一様に楽しめる漫画になってます。

【こんな人に読んでほしい】
動物好きに限らないけど、誰でも読める分特にこれというのは無い。
(1巻目レビューの概要と、採点基準はこちらから)

投稿者 bird_chief : 02:29 | コメント (0) | トラックバック
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1巻目の「ファッションリーダー今井正太郎」

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「ファッションリーダー今井正太郎」(1)/西山佑太
講談社・少年マガジンKC
3/17発売

          
フラレた日から始まった――主人公・今井正太郎の世界最笑学園生活!
「好きな子にフラレました。」天然オシャレ音痴・今井正太郎。クラスの仲間と通称「今井組」を結成し、「カッコイイ男」を目指して、何が正しいのやら全く分からぬオシャレの世界で悪戦苦闘の大奮闘! なんだか話題の爆笑かっこつけラブコメディの第1巻、ついに登場!!
(講談社公式サイトより引用)
          
オススメ度:★★☆☆☆
俺これ好き度:●●○○○
オシャレハウツー+BL系男の子学園コメディ+ハイテンションギャグ+王道ラブコメという感じ。
ギャグは勢いにまかせてはいるがそれほど笑える感じでもない。ことあるごとにオシャレとはなんぞやみたいなのが鼻につくが、ギャグコメディを前面に出しているのでチャラついた感じにはなってない。画面は女性向けギャグみたくごちゃついてやたら読みづらいものの、人物のふとしたポーズや表情に力はあるため、普通に描いてもいい画面作れそう。
作品の意図は分かるがこれをマガジンでやる意味が理解できない。しかしなんか気になる作品ではある。
作家としての力はありそうなので今後に期待。別の作品で。
(各5段階評価・合計4つ星以下は感想無し)

投稿者 bird_chief : 02:11 | コメント (0) | トラックバック
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2006年03月22日

1巻目の「はこぶね白書」

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「はこぶね白書」(1)/藤野もやむ
マッグガーデン・ブレイドコミックス
3/10発売

          
化アニマル専門の盛森高校に入学してしまった、ごくフツーの少女・福田ねこ…。
奇妙奇天烈。摩訶不思議。ぽかぽかあったか、もののけ青春グラフィティ第1巻。
(マッグガーデン公式サイトより引用)
          
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●○○
落ちこぼれの女の子が入学した先は、人間じゃないものが通う学校だった。というところで学園コメディやる作品。ほんのりかすかに百合風味。
ちょっと前の少女漫画のようにほのぼの和気あいあいとしてますが、嫌いじゃないぞ。あとネコがかわいい。
(各5段階評価・合計4つ星以下は感想無し)

 
【感想】
高校受験にことごとく失敗し、どこにも入学のあてがなくなった女の子が、本当に最後の望みで受かった高校が、人間の学校ではなかったという設定。

導入部にて、試験にことごとく落とされた主人公の悔しさと怖さと、それをはねのける一途さと素直さを描き、応援したくなるような親しみの持てる主人公をうまく生み出しておりまして。
ほんとにりぼんかちゃおかというくらいにほのぼのとしてて、コメディというには静かな漫画だし何かドラマがあるわけでもないんだけれど、ひとつひとつのシチュエーションに対する主人公の想いを、飾らない言葉で丁寧に語らせることで、体温のある主人公を中心としてぬくもりのある漫画になっているんですな。
その想いも、単に和気あいあいとしているだけでなく、辛さや悔しさ、後ろめたさといった感情も主人公に持たせることで、作品の中心たる主人公がより人間味を帯びてくるわけです。

先の展開を見据えて伏線めいた登場をするキャラもいるものの、まだどっちの方向に進んでいくかは見えない。ドタバタ気味にもできるし、シリアスにも行ける。

そしてネコがかわいい。顔がにやける。

【こんな人に読んでほしい】
変に「狙った」ところが無いので、ほのぼの日常風景漫画が嫌いじゃなければ読んでみても。
狙ってないってことはそんだけ特色が薄いってことでもあるけど。
(1巻目レビューの概要と、採点基準はこちらから)

投稿者 bird_chief : 02:54 | コメント (0) | トラックバック
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2006年03月21日

1巻目の「少年無宿 シンクロウ」

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「少年無宿 シンクロウ」(1)/原作:さいふうめい 漫画:星野泰視
講談社・少年マガジンKC
3/17発売

          
さいふうめい×星野泰視 最強コンビが贈る21世紀時代劇!
無法の風のただ中で、生きるために少年は無宿渡世(デラシネ)となった!!
(講談社公式サイトより引用)
          
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●●○
無宿渡世の世界に生きることになった少年の姿を描く、時代劇ドラマ作。
時代劇でしかも渡世人ものという地味さはあるものの、真面目でしっかりとした作りの漫画。
1巻目の大半をプロローグにあてており、どういう漫画にもっていくのかはまだ見えません。
(各5段階評価・合計4つ星以下は感想無し)

 
【感想】
賭場で育ち腕のいい壷振りである少年が、否応なく無宿渡世の世界に放り出されることになる1巻目。捨て子であった主人公、なにやらその出自に因縁めいたものを匂わせてありまして、そこんところを長編のキーとする模様。
あと主人公は壷振りなんで、やはりギャンブル漫画の要素も絡ませてくるでしょう。

ヒロイックなアクション活劇やるというんでもなく、ほんと地味めな時代劇ドラマをやっていくつもりなんだろうかという印象なんですが、不安は無いといいますか。
著者コンビによる前作「哲也」も少年誌で麻雀漫画やっておきながら、心理的な駆け引きをうまくドラマとして作りこんでありましたんで、ああいう盛り上げ方ができるなら、漫画のジャンル問わず面白くしてくれるだろうなという安心感はあります。
ただし、長編を見越しての伏線も用意されてはいるんですが、やはりどういう漫画になっていくのかは2巻目以降を待つしかないか。

それにしても少年マガジンで渡世人時代劇が拝めるとは。個人的趣味に合致するんで嬉しいところですよ。

【こんな人に読んでほしい】
紋次郎とかそっち方向が好きなら。あと「哲也」からのファンも引き続きこっち読んでも大丈夫かも。
(1巻目レビューの概要と、採点基準はこちらから)

投稿者 bird_chief : 07:41 | コメント (0) | トラックバック
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2006年03月20日

1巻目の「グリムのような物語 トゥルーデおばさん」

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「グリムのような物語 トゥルーデおばさん」/諸星大二郎
朝日ソノラマ・眠れぬ夜の奇妙な話コミックス
2/中発売

          
「グリム童話」を諸星流にアレンジしたブラックメルヘンの世界があなたを魅了する!!
「赤ずきん」「ラプンツェル」「ブレーメンの楽隊」ほか雑誌『ネムキ』連載の7作品に番外編「Gの日記」を収録。
(朝日ソノラマ公式サイトより引用)
          
オススメ度:★★☆☆☆
俺これ好き度:●●●○○
メルヘン童話を不条理に描く短編集。諸星大二郎作品。この人カテゴライズできないから「諸星大二郎作品」て言うしかないんだ。
幻想的でほんと独特な諸星的視覚世界をそのままに、童話のあらすじにも手を加えてみたり。
(各5段階評価・合計4つ星以下は感想無し)

 
【感想】
童話の世界をダークに描くってぇと、そういやちょっと前にブームがあったなと。その時から書きためてた作品の単行本なのかと思ったら、けっこう最近描かれたものでして。
あえてブームが去ったところで描き始めたのだとか。

童話というのはもともと不条理なものではあるんですが、そこに諸星大二郎の手が加わるとこうなるのかと。狂気じみた幻想世界が広がっております。
しかしいくつかの話は、元ある童話の筋書きからちょっとひねったオチを付けてみたりと、展開そのものに工夫を見せるものも。が、そういった筋書きで読ませるより、やはり世界そのものがいびつに歪んでいるような漫画のほうが読んでて引き込まれますな。理性が拒否するような、得たいのしれないものに対する嫌悪にも似た怖さが味わえるとでも言いましょうか。

【こんな人に読んでほしい】
諸星大二郎と知って読むならどうぞ。知らないお方は別の本から始めるべきか。けど諸星大二郎の扉を開くための1冊っていったらどれになるんだ??
(1巻目レビューの概要と、採点基準はこちらから)

投稿者 bird_chief : 02:08 | コメント (0) | トラックバック
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2006年03月19日

1巻目の「STAYプリティ First Love」

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「STAYプリティ First Love」(1)/西炯子
小学館・フラワーズコミックス
2/24発売
全1巻

          
山あいの小さな村で、子供のころから家族同然に育った中学生の愛(あい)と賞(しょう)。恋とはほど遠いふたりの関係だったが、新しく赴任してきた新婚ホヤホヤの数学教師・松木(まつき)と若妻の存在に刺激され、思わぬ変化が…。
甘く、酸っぱい青春の1ページを描いた初恋ストーリー。大人気[STAY]シリーズ第5作!
(小学館公式サイトより引用)
          
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●●○
なかよしこよしだった男女が、思春期になって初恋となって、という中編連載作。
とだけ言うとベタ目なんですが、キャラクター陣がいろいろと作用し合うことで繊細な恋の話になっております。
あと洋子先生かわいい。若妻さんだ。
(各5段階評価・合計4つ星以下は感想無し)

 
【感想】
村中みんな知り合い同士、という田舎で育った中学生男女がいて。そこにかっこいい先生と若奥様がやってきて、というとこから動き出す恋の話。
親同士の秘められたエピソードなんかも絡ませつつ、思春期まっただ中にある少年少女の揺れ動くココロっつーやつを爽やかに、そして温かい目線で綴っております。

のどかな日常風景を描きつつも、そこからささやかなシーンでもって微妙な感情の揺らぎを描き、登場人物同士の関係性を動かした上でまた細やかな心情の変化を描き、徐々に恋愛ストーリーを盛り上げていくという感じで。
言葉に頼らず、ともすれば見逃してしまうほどに繊細な感情表現が巧みでして。(そのせいか、全部読み終わったあとであちこち読み直すと「あ、このコマですでにこんな表情してたんだ」とか気付く)
表情の微妙な変化だけで複雑な感情をキャラへ乗せ、自ずと魅力も深まってくるそんなキャラ陣でもって淡い恋愛話をやるわけで、読み応えも出てくるんですな。
ふつーの日常会話も活き活きとしているだけに効果倍増。

なんの変哲もない幼なじみ同士の初恋ストーリーのはずなのに、非常に味わい深い漫画となっております。後味すっきり。
あとやっぱり洋子先生かわいい。若妻さんだ。 「先生 ふとんふとん」

【こんな人に読んでほしい】
ちょい年齢高めの女性向けと言いたいところですが、ここはあえて、色恋を描いた少女漫画が好きだという男性に推してみたい。「けど最近は読むもんなくて」という方はなおさら。
(1巻目レビューの概要と、採点基準はこちらから)

投稿者 bird_chief : 05:12 | コメント (0) | トラックバック
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1巻目の「しにがみのバラッド。」

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「しにがみのバラッド。」(1)/漫画:和泉明日香 原作:ハセガワケイスケ
白泉社・花とゆめコミックス
3/4発売

          
死神の幻影に苦しむ葉山マコト。死んだ姉の面影を引きずる浅野水月。運命の恋に焦がれる国府本やえ子。彼らが見つけたそれぞれの居場所とは…。
これは死を想い、生を受け継ぐ人々と白い死神・モモとの哀しくもやさしい物語。プロローグなど描きおろしも大充実!
(白泉社公式サイトより引用)
          
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●○○○
人の生き死にをテーマにしたヒューマンドラマの読み切り連作。軽くラブロマンスで花も添えて。
ドラマとしては幾分単調で「いい話」が続くだけという印象の1巻目なんですが、まだ描かれて無い要素もあることですし。
(各5段階評価・合計4つ星以下は感想無し)

 
【感想】
原作小説は未読。
少女の姿をした一人の死神がいて、生死に触れる人々のもとへ彼女がやってくることで、ちょっとした泣かせのドラマがある、という感じ。

1巻目の今の段階では、話を盛り上げる要素として「死」を加えた、シリアス目な男女のラブロマンス読み切り話が続いているというだけで、個々の話自体も別段何かがあるというわけでもなく。
しかしまだ主役たる死神少女が何か動きを見せているというわけでもないので、2巻目から変化してくるのかもしれませんな。

全編を通じて人の死を扱う話が続くんですが、単行本で連続して読んじゃうとどうにもその「人の死」が単なる要素でしかなくなり、ドラマの厚みに乏しくなってくるところがあり。漫画としてただストーリーをなぞって描いてみただけのように感じるのですわ。
その話の筋も、分かりやすくはあるものの弱さもあるため、おそらく原作小説ではエピソードでもキャラでもない何かがひとつの魅力となっていたのでしょうが、そこんところがいまひとつ伝わってこない。
こういった類のライトノベルを漫画にする際に必ずついてまわる課題ではあるんだけれども。

ともあれ、2巻目以降も読んでみないとなんとも。
この人の描く女性キャラはけっこう好きなんすけどね。かわいい。

【こんな人に読んでほしい】
飲み込みやすい人情ロマンスドラマにはなってるんで。女の子向けか。
(1巻目レビューの概要と、採点基準はこちらから)

投稿者 bird_chief : 04:37 | コメント (0) | トラックバック
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1巻目の「カタリベ」

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「カタリベ」/石川雅之
リイド社・SPコミックス
3/1発売
全1巻

          
単行本未収録だった、石川雅之ファン待望の海洋伝奇冒険活劇が、遂に単行本化!
緻密なタッチと秀逸な物語を、ぜひご堪能あれ。
(リイド社公式サイトより引用)
          
オススメ度:★★☆☆☆
俺これ好き度:●●●●○
描写、キャラ、エピソード等が単行本1冊分を軽く超えるくらい濃密に詰まりまくった海洋アクションロマン。
実にパワフルで読み応えもあるし、何より「これが描きたい!」て熱意に満ちた冒険活劇ではあるんですが、空回りしたのか長編作としてややいびつで大味なストーリーに。
(各5段階評価・合計4つ星以下は感想無し)

 
【感想】
しょっぱなから福建の豪商だ倭寇だ九姓漁戸だのと出てきまして。そっから北朝の鬼師だ、村上水軍だ、肥前松浦だ、女直族だとぞろぞろと、あっちこっちの民族や集団が出てきまして。この連中が切った貼ったの争いを繰り広げる中で主人公がでめまぐるしく右往左往して、なんやかんやあった末に一人の倭寇の物語が始まる、というところで終了となっている作品。序盤がちょいグロ目。

主人公が狂言回しに徹しているのはいいとして、長編ストーリーとしての構成に難があるのか、それぞれのシーンがしっかりと繋がっておらず、ぎくしゃくしながら話が進んでいく感じで。
こう、向かう先そのものが局面ごとに違っちゃってて読みづらいんですわ。
展開は動きまくりで伏線めいたものばかり目に付くけど大筋のストーリーが見あたらずふらふらしており、重要そうなキャラは次から次に出てくるし、その上毎回アクションシーンはあるもんだから、なんかこう、すごい殺伐としたロードムービー見ている感じでした。

しかしながら、このビジュアル、背景設定、登場人物などなど、描こうと試みた漫画世界は非常に魅力的でして。また描こうという試み自体も感心するところで。
長い尺を用意してもっぺん最初から練り上げていけば、すんごい面白いものができちゃうような気はします。
印象深いシーンとかいっぱいあるんですが、全体を通してうまいこと繋がってないんすよね。

中世極東アジアを舞台とする海洋アクションロマンとして、これだけでも面白いと思うし好きなんだけれども、やはり漫画としてはいろいろと詰め込みすぎで空回りしてるか。

【こんな人に読んでほしい】
コアな歴史好きかなぁ?
(1巻目レビューの概要と、採点基準はこちらから)

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2006年03月18日

1巻目の「ひめくらす」

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「ひめくらす」(1)/藤凪かおる
芳文社・まんがタイムきららコミックス
2/27発売

          
水野葵16歳。小・中・高と女子校通いだった彼女は今やすっかり男性恐怖症そんな葵ちゃんの転校先は去年まで男子校だった共学校!
圧倒的に男だらけの学園で、果して葵ちゃんの共学ライフはどうなっちゃうのっ!?
(芳文社公式サイトより引用)
          
オススメ度:★★☆☆☆
俺これ好き度:●●●○○
共学の高校に通うことになったはいいけど男性恐怖症、というところでネタを重ねるシチュエーションコメディ4コマ。
ここんところ立て続けに新作新刊を出している著者最新作。キャラの扱いも手慣れてきまして、なかなか楽しいコメディ4コマになっております。
(各5段階評価・合計4つ星以下は感想無し)

 
【感想】
キャラ数を絞った上で、それぞれの立ち位置からキャラ同士の相互作用でネタを作る形。シチュエーションに頼らずキャラを基点とする膨らみがあるのでなかなか楽しい。
そっから主役の軽めのラブコメ要素もじんわりと展開させてったりしてるので、長い尺で見ての発展性も有り。
ほいでもって、企みモード時のかこちゃんがカワイイ。毎度いいタイミングで出てくるのでついつい気になっちゃうのだ。

ただの萌え系4コマ。で済ませてもいいんだけど、この分野の作品をいろいろ読んでれば良さが分かってくるでしょう。作りがこれなので「よくある感じ」に留まった印象になるのはしょうがない。

【こんな人に読んでほしい】
キャラ主体の典型的萌え系4コマとして、なかなか読めるほう。
(1巻目レビューの概要と、採点基準はこちらから)

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1巻目の「乙女ウイルス」

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「乙女ウイルス」(1)/鈴菌カオリ
小学館・IKKIコミックス
2/28発売

          
ギャグ、コメディー、シリアス…etc. ジャンルレスに感染する“乙女ウイルス”とは何なのか!? 暴走キレぎみ美少女漫画家・鈴菌カリオが送り出す、新感覚ポップファンタジー!!
(小学館公式サイトより引用)
          
オススメ度:★★☆☆☆
俺これ好き度:●●○○○
「恋」をテーマにした単発読み切りギャグコメディ連作。揺れ動く少女のココロを暴走させちゃいましたという感じで、テンション高めで突っ走ってるんだけどどこかシニカルで、かつファンシーでPOPで。ナンセンスにややサブカル気味。やってる意図は分かるものの突き抜け方がまだ浅いか。考えてやってる感じがするうちはまだまだ。今後に期待したくはあるけど。
巻末の一編はうってかわった叙情的なやつが。
(各5段階評価・合計4つ星以下は感想無し)

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1巻目の「ROOTねこねこ」

root-nekoneko.jpg
「ROOTねこねこ」/小野敏洋
メディアワークス・電撃コミックス
2/27発売
全1巻

          
舞台はかつて魔法文明が栄え、人語を解するネコたちと人間が共存するもうひとつの日本。
好奇心旺盛な少年ネコのサダノブは、不思議を求めてひとり旅の日々を送る。そんな旅先での事件と人々との出会いが、サダノブや関わった少女たちの心を成長させていく……。
(メディアワークス公式サイトより引用)
          
オススメ度:★★☆☆☆
俺これ好き度:●●●○○
ネコが主役の読み切りファンタジーアクション。
作品世界が他社の前作と同一であるせいか、世界設定は凝った作り。あとは女性キャラの色気。露出度高いってわけじゃないけどカワイイ。この作者なので当然なんだけど。
(各5段階評価・合計4つ星以下は感想無し)

 
【感想】
著者前作の小学館刊行作「ネコの王」と舞台を同一にする作品ですが、知らなくても読めます。背景設定の説明が無いだけ。

小道具やビジュアルイメージに凝った魔法の世界で持って、旅するネコが1話ごとにドラマとアクションという形。
話ごとにサブキャラを中心に据えてその動向と心情の変化で話を作り、主役のネコをコメディに動かしたところで熱血っぽくアクションを絡ませて事態を収束させるスタイルをとっており、話ごとの中心軸となるドラマが明快で、きちっと丁寧に描き上げられた印象。

「お話」としての普遍性もあり読みやすいんですが目立ったものには欠けるか。
ネコもかわいいけど漫画ちっくな「ネコキャラ」だしなー。

【こんな人に読んでほしい】
「ネコの王」既読者か。
(1巻目レビューの概要と、採点基準はこちらから)

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2006年03月17日

ばたばたしてます

new-warp.jpg

またトップページが空白になったので急遽エントリ放り込む
国分Warpのオープン当日の店舗画像でも

ようやくあれこれ落ち着きつつあるかなぁとか思ってたら
店のデモ上映用に使ってるPCが、OSふっとんで復旧作業ですよ
古いマシン治してもしょうがないから、家で余ってるマシンにOS入れ直してあれやこれやと
まったくもう
わざわざ自分の休日潰してまでやることじゃねぇっつのもう。

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2006年03月15日

1巻目の「QUOJUZ コジューツ」

quojuz-kozyu-tu.jpg
「QUOJUZ コジューツ」(1)/柏木ハルコ
小学館・ビッグコミックス
2/28発売

          
彼女を作って正しい青春を送りたい――そんな想いを抱いて上京してきた青年・幹生の前に現れたのは、実姉なのに赤の他人みたいな三姉妹!
禁断のひとつ屋根の下、脳内パニックな日々が始まる!!
(小学館公式サイトより引用)
          
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●●○
同居ハーレム型ドタバタエロコメを青年誌向けの絵柄でやる感じ。
表紙からは想像付かないと思いますが、姉萌え系で笑えるテキストのエロゲとか好きなら、これは満足行くと思う。絶対。
それでもまー、すぽんすぽんと乳とか尻とかのエロコメなんで星の数はこうなっちゃうが。
(各5段階評価・合計4つ星以下は感想無し)

 
【感想】
えーと、まぁ、言わなきゃしょうがないということで
「それなんてエロゲ?」

どこかぱっとしないがウブで純情、という主人公がいて。個性の強い姉が3人いて同居。
主人公が彼女のとどうにかつっくこうかとすると、あの手この手で3姉妹が邪魔しにかかってお約束気味にドタバタと。んで乳とか尻とか。
どこのエロゲか萌えコメかというところなんですが、読んだ感触は下手なエロゲや萌えコメより数段上。ていうかこのテキストのままエロゲ作れるんじゃねーの?しかも面白い奴が。
と思ってしまったくらいだ。

いい具合にキャラの立った3姉妹が漫画の基礎となり、エピソードごとで強烈に個性の主張をしつつ、コメディシチュエーションを展開させる作り。加えて間の感覚が冴えているため、シモネタエロネタの他愛も無いドタバタやってんのにけっこう笑えてしまう。
パターン的なキャラ構成と世界の狭いエロコメでお約束やってんのに、キャラが定型的にならず活き活きとしていてみんなキュートであるってぇのは評価していいと思う。

ほんとマジで、そこらに転がる凡百の萌えコメ読むよりこっちのが面白い。

【こんな人に読んでほしい】
姉萌え系の笑えるエロゲ好きに。いやほんとなんだって。
(1巻目レビューの概要と、採点基準はこちらから)

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1巻目の「諸刃の博徒 麒麟」

morohano-bakuto.jpg
「諸刃の博徒 麒麟」(1)/原作:村尾幸三 漫画:土屋多摩
講談社・ヤンマガKC
3/3発売

          
幕末――天下すら獲れた時代に義に賭けた1人の博徒!!
時は幕末、1人の博徒が激動の時代の流れに抗うように生きていた。義のために命をも賭すその男の名は、諸刃の麒麟と云った……!
(講談社公式サイトより引用)
          
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●●○
幕末の江戸を舞台に、博打打ちがなんやかんやと活躍していく予定の歴史アクション作。博打打ちが主役ですがロジック中心のギャンブル漫画ではなく、見栄切りのアクション時代劇という印象。
(各5段階評価・合計4つ星以下は感想無し

 
【感想】
度胸の据わったとある博徒が、黒船に乗り込んでアメリカ人相手にバクチ勝負を挑んだことから中濱万次郎と出会い、やがて幕末の動乱の中で活躍していく感じに。
1巻目の途中で、ライバルとなる親分さんを登場させ、ギャンブルアクションの側面をさらに強くしたうえで、時代劇での博打ドラマを展開させようというところか。まだ先は見えない。けど期待は大きい。

度胸一番、意外性のある主人公の行動力からハッタリをきかせて賭けに勝つというところで漫画の爽快感を得られるようにしてあり、同時にキャラの魅力も立ってきてます。自然とこう、「次は何をしでかすか」と楽しみになってくるんですな。
同時に、ジョン万次郎や坂本直柔(龍馬)との関わりをどう描くか、歴史もの好きとしても先が楽しみ。

ちなみに幕末期は侠客の世界も賑やかだった頃でして。そういった方面もなんかやってこないかと。

【こんな人に読んでほしい】
主人公の威勢に引っ張られるような感じで。時代劇ってことはあまり気にせず。
(1巻目レビューの概要と、採点基準はこちらから)

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1巻目の「ザ・ファンドマネージャー」

fand-moneger.jpg
「ザ・ファンドマネージャー」(1)/漫画:岩田康照   原作:周良貨
集英社・ジャンプコミックスデラックス
3/3発売

          
ファンドマネージャー(FM)とは株等の銘柄を選定し、多くの投資家から集めた資金をダイナミックかつリスク分散して運用する投資のプロをいう。
凄腕FM沢村竜之介と新人・吉永亜里砂の凸凹コンビは、可能性を秘めた“本当によい企業”を探すべく、日々奮闘中! 混沌の資本主義市場で正義と理念を追求する…!!
(集英社公式サイトより引用)
          
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●○○
株式運用のプロの世界を舞台に描く、青年誌系のプロフェッショナル漫画。
専門用語を散らしつつ明快なドラマを描いております。
(各5段階評価・合計4つ星以下は感想無し)

 
【感想】
株の世界が注目を浴びているだけに、なるほどこういう漫画も生まれてきたかという感じなんですが、「株」てのは実体が目に見えないだけに、漫画の主題とするには弱さがあるか。
そのため株価の変動を見極める、情報戦を主体とする話が中心となりますが、逆転劇や人情話、時事ネタも加えることで漫画としての分かりやすい面白さを出し、ちゃんと人間を動かして展開の要所を抑えることでキャラ造形を作っていくスタイル。

ただしやはり、株価を左右する情報そのものが話の流れを作るところがあるため、プロフェッショナル漫画に必要な「なるほどそうか」というトリビア的発見に欠ける。・・・読み手が株でもやってりゃまた違って読めるんでしょうが。

【こんな人に読んでほしい】
専門用語が飛び交う以外は普通に読める。多少なりとも株式の知識があればどうでしょう。
(1巻目レビューの概要と、採点基準はこちらから)

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1巻目の「超無気力戦隊ジャパンファイブ」

mukiryoku-senntai.jpg
「超無気力戦隊ジャパファイブ 」(1)/佐藤まさき
小学館・ヤングサンデーコミックス
3/3発売

          
地球を征服しようとする悪の組織から日本をこっそり守っているジャパファイブ(っていっても3人しかいないけど…)が大活躍!?
史上最弱のエロ戦隊ギャグ!!
(小学館公式サイトより引用)
          
オススメ度:★★☆☆☆
俺これ好き度:●●○○○
戦隊ヒーローの形態でもって、シモ方向にくだらないギャグでドタバタと。馬鹿馬鹿しさはあるものの笑えるほどでもない。
女性キャラはかわいめにお色気で。男性キャラの崩し方が古谷実っぽい。
(各5段階評価・合計4つ星以下は感想無し)

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2006年03月10日

オープンまでの最後の更新

9日
新店舗の店作りに参加したいものの、今日のところは留守番組となって本店に。
最終的な準備確認、物資の用意に追われる。作り忘れてたPOP類も速攻で片付ける。
帰宅後、新店舗用の店頭上映DVDの作成。PC再生用のムービーデータ類のチェックとダウンロード。
そしてひょうたん通信の原稿作成。久々に家での仕事だ。
いちおうBlogも更新しとくかと思いきや、凶悪なほどに大量なトラックバックスパムが襲来まっただなか。300件とか。
ブチ切れそうになりながらも時間が無いので対策を講じるヒマがない。
禁止IPに空白ぶちこんでコメントもトラバも全て禁止にしてはいるが、新店舗オープンまでカウントダウン体制に入ってるため、どーにかしなきゃ。でも時間が無い。

10日〜11日の予定
午前中のみ本店で留守番組。昼から新店舗へ最終作業。
なんだかんだでオープン当日の朝まで現地に留まっていそうな予感。

11〜12日にかけて更新できないかも。

いちおうもっぺん、新店舗の場所掲載
鹿児島県 霧島市 国分中央5丁目 8−30(クリックでちず丸地図表示)
オープンの時刻が1回ちょろっと聞いたきりで思い出せない。
店で正式なの調べて店からコメント欄にでもメモしておくしかなさそう。
・・・って、ああ、スパム封じでコメント禁止になってるのか。
どうすべぇ。くそう。

有効そうなトラックバックスパム対策の記述のあるとこはなんか見られないし
ああもう
ああもう

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2006年03月09日

オープン三日前

いよいよ開店まであとわずかとなった新店舗。
私は本店に留守番で、新しい店に直接出向くことはなかったのですが、PCソフトや同人関係だけは自分でやらないことにはどうにもならないので、初めて行ってきました。
店内見渡してどこに何飾ろうかなぁポスター吊り下げるかなぁとか考えたり、ついでにデジカメもってって準備中の画像とってここにのっけようかなぁ。などと考えていたのですが。
いやいやそれどころじゃなくてもう。
「あと二日で・・・ほんとに間に合うんだろうかこれ・・・」
なんてことも頭をよぎりつつ。
あんな慌ただしい中で悠長にデジカメなんぞ撮ってたら蹴り飛ばされそうな感じでした。

オープンまで間もないためここにのっけてる情報もあれやこれや更新しなきゃと分かってるんですが・・・。ほんともうどうしたものかというくらいに余裕が無いです。
新刊漫画も、これは是非とも紹介しなきゃというようなやつ読んではいるんですが、レビュー書く気力も無く・・・。

コミック担当が頑張って棚作ってるので、PC関係の棚も120%に作り込んだ状態にしてオープンを迎えたいところなのですが。はたしてどうなるのやら。

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2006年03月08日

1巻目の「特ダネ三面キャプターズ」

tokudane-sannmen.jpg
「特ダネ三面キャプターズ」(1)/海藍
芳文社・まんがタイムきららコミックス
2/27発売

          
待望の海藍最新刊!!大人気作「トリコロ」とはまたひと味違ったテイスト炸裂の今作は新聞部が舞台。
同好会から部に昇格したばかりの彼ら。はりきりすぎてあぶなっかしいお騒がせな面々が画面せましとハジけます!!
(芳文社公式サイトより引用)
          
オススメ度:★★★★☆
俺これ好き度:●●●●○
一級品クラスの萌え系4コマ。
キャラ、ネタ、絵柄の個々の要素は質が高く、そのうえそれらの力関係がうまい具合にバランスとれているため、安心して読めてそのうえ面白い。
(各5段階評価・合計4つ星以下は感想無し)

 
【感想】
賑やかで楽しい学園生活を舞台とする萌え系コメディ4コマ。
キャラが主体のネタ展開を見せますが、それぞれの個性に幅と厚みがあり、そっから他の人物とのからみでもってネタを作り上げる形。
シチュエーションは時節ネタを基本としつつも、膨らみのあるキャラ同士の掛け合いから意外性のあるアクションを起こさせることで、キャラの魅力が多面的に増していくという感じです。
ネタの本体部分となるセリフについても、言葉のチョイスが巧みであり、キレのいいネームで説明臭さを廃しながらも直感的にネタを読ませる術に長けています。

そこにきて、かわいさだけでも武器となるこの絵がありますんで、ネタとの相乗効果による出来の良さは萌え系4コマの最高クラスと言っていいかと。
また、装丁に凝っていたり、ネタごとのタイトルも一ひねり加えたものにしてあることで、キャラや絵だけでなく他の部分も隅々と読んで楽しい一品。

【こんな人に読んでほしい】
この手のものおさえてるなら買って外すことはない。
(1巻目レビューの概要と、採点基準はこちらから)

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2006年03月07日

嵐の前の休日

随分久しぶりにやってきたような気がする休日だったのですが
新店舗準備のための備品の買い出しに行ったり店頭上映用のDVD作って過ごす一日。後半のは趣味だけど。
おもしろみもなにもありませんが、まぁここ2〜3ヶ月ずっと、休日は家から外に出ることがなかったので大きな進歩かと。
あと店頭上映用のムービー集に、3月17日発売の「エロ医」のムービーを加えるかどうかかなり悩む。効果は大きいと思うがなにせエロすぎる。エロ声とかは無いしいけるか?、と一瞬思うものの、やめておくことに。
それにしてもエロすぎる。・・・アダルト色をうすめたバージョンあればよかったんだけどなぁ。服着てのダンスシーンだけでもアピール度はあると思うんだが。

ここのところの慌ただしさをしばし忘れようと、あちこち見て回る中で発見
ZV公開記念『究極戦士ぜ〜た』
見た瞬間吹いた。
これは是非とも紹介せねばと思うものの、ネタ元荒らされるとあれだよなと思い、あぷろだ経由。
なんかあったら消そう。

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1巻目の「藤岡建機作品集 DOLLMASTER-蒼穹の翼-」

doll-master.jpg
「藤岡建機作品集 DOLLMASTER-蒼穹の翼-」/藤岡建機
エンターブレイン・マジキューコミックス
2/25発売
全1巻

          
ガンダムメカデザイナーとして活躍中、藤岡建機氏の漫画作品集が満を持して刊行決定!
幻の原稿『DOLLMASTER』を改稿、完全版としてお届けいたします! 美少女&メカが織り成す幻想世界にご期待ください!!!
(エンターブレイン公式サイトより引用)
          
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●●○
10年程前に連載された漫画なんですが、メカ嗜好を持つ一部のファンの間で単行本化が切望されていた作品。
独自性のある作品世界をもひっくるめての魅力を持つメカニックと、少年向けでありつつもロマン溢れるストーリーと、それらをまとめて描きながらもなおかつメカアクションの面白さが存分に堪能できる一冊。
(各5段階評価・合計4つ星以下は感想無し)

 
【感想】
藤岡建機というこのお方、ガンダム関連のメカデザイナーとして近年メキメキと頭角を現しつつある人でして。最近だと「ヘイズルの人」といやぁ、多少なりともメカもの知ってる人には分かっていただけるかと。
メカデザインを本職としつつあるお方がかつて描いていた漫画作品として、大きな意味のある一冊だと思う。

おいらの知人が「氏のメカは1アングルからだと把握できないし」と言ってたくらいに、この描くだけでもメンドくさそうな、多彩なメカを自在に動かしつつ魅せるアクション漫画やってるというだけでも圧倒されるところ。
様々なコマにおいて「あ、この角度だとこう見えるんだ。あ、こんなギミックも」という、多種多様な「メカの表情」を読む面白さが存分に堪能できるんですな。
もっと言うと、一回ざっと読んだだけではメカ造形が把握できず、コマによってはいったいどっから見たアングルなのか判読不能なのですが、何度も読むことで動的にメカを見る楽しさが生まれるという感じ。

同時に、宮崎駿「雑想ノート」に通ずるような、架空の背景設定やそこにまつわるエピソードを示すことで、メカを中心として広がるロマンの世界が展開されるわけですな。
そこんところの、架空のメカロマンを土台として登場するキャラクター陣も、みんな何かしらストーリーの膨らみを予感させるようなキャラばかりで良い具合ではあるんですが、いかんせん全11話という尺のため、その全てを描ききっていないのは惜しい点。
みんなちょっとずつ、伏線めいた登場をしては消えていくんだよなぁ。

ストーリーも、架空世界のとある国が行った軍の主力機体の選考会を舞台としてあるわけですが、その予選にあたるとこまでで完結しているため、もっと読みたいなぁという意味でちと消化不良で残念。

【こんな人に読んでほしい】
ケモノっ娘キャラはかわいいけど、それでもメカ好き以外には勧められない。メカ造形やメカデザイナーに興味があるなら読んで損はない。
意地の悪いこと言うと、将来的に藤岡建機というメカデザイナーのネームバリューが上がった際に「そういやこの人漫画描いてたんだ!読みたい!」とならないよう、買っておくべきかと。
(1巻目レビューの概要と、採点基準はこちらから)

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1巻目の「リーンの翼」

rean-no-tsubasa.jpg
「リーンの翼」(1)/漫画:大森倖三 原作:富野由悠季
角川書店・角川コミックスエース
2/25発売

          
日米ハーフの少年エイサップ鈴木の前に突如現れる美少女リュクス。彼女と共に少年はオーラバトラーの待つバイストン・ウェルへ旅立った…。
(角川書店公式サイトより引用)
          
オススメ度:★★★★☆
俺これ好き度:●●●●○
トミノ御大が創世し、「聖戦士ダンバイン」等を世界を同じくするバイストンウェル・サーガの最新作。
ヒロイックなメカアクションファンタジーの幕開けにふさわしく、息をもつかせぬ展開にオーラバトラー、オーラシップの活躍が楽しい1巻目。
巻末に御大との長めのインタビューが。
(各5段階評価・合計4つ星以下は感想無し)

 
【感想】
ダンバインで異世界ファンタジーにロボットアクションの要素を加える世界観を創造した御大の功績については説明を省くとして。
(F−35が実戦配備されていることから)近未来の日本と思われる世界に突如現れた異世界の空中戦艦と昆虫型ロボット。その場に居合わせた主人公が、運命のごとく否応なしにその異世界・バイストンウェルの争乱に巻き込まれていくというストーリー。
序盤では主人公が異世界へと飛び立ち、主人公機となるオーラバトラーに搭乗するまでが描かれます。
しかし1巻目にも関わらず二転三転する展開や、誰も彼もいわくありげなキャラがぽんぽんと登場し、さぁこれからどーいう話になってくんだろうかという期待がいやが上にも高まっていくようにできてます。
まぁこういう話なので物語としてどういうとこに行くのかは完結するまで皆目見当がつきませんが、割合にシリアスなヒロイックファンタジーやってるようです。

漫画作画の大森倖三は、「ウルトラQ〜dark fantasy」に続く2作目となる漫画作品。
前作にて見せていた、緻密さを維持しながらも奇怪な造形に力強い肉体を持たせる作画は「昆虫メカ」の跋扈するこの作品においても健在。アニメ版との比較対象として見ても遜色の無い作画レベルだと思いますよ。
あと面白いことにこのコミック版、御大の指示により「余計なものは付け加えず、絵コンテに忠実に」描かれているらしい。ちょっと面白いすね。

しかしこの作品より前の時間軸を描いた「リーンの翼」(タイトル一緒)は未読で。これを機に復刻しませんかね。

【こんな人に読んでほしい】
いわゆる「リアル系ロボ」ものとしての典型ながらもクオリティは折り紙付きの一品。そういうのが好きな方には必携かと。
(1巻目レビューの概要と、採点基準はこちらから)

投稿者 bird_chief : 04:07 | コメント (0) | トラックバック
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2006年03月06日

1巻目の「へたれスパイラル」

hetare-spiral.jpg
「へたれスパイラル」(1)/藤井みつる
小学館・プチコミフラワーコミックス
2/3発売

          
川名欄子(かわならんこ)・28歳。容姿端麗、映画配給会社でバリバリ働く誰もが羨(うらや)むイイ女☆のはずが、彼女の悩みは…彼氏のいない歴10年の処女!?
運命感じる恋がしたいのに、友達が勝手に出会い系に登録しちゃった上に、出会った相手も童貞君で?
恋愛に初心(うぶ)な二人の、STEP UPにご注目!! 大人の純情LOVE STORY!!
(小学館公式サイトより引用)
          
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●●○
見た目もよくて立派な社会人やってるけど、恋愛経験はからっきしです。処女です童貞です。という男女の織りなす恋愛コメディ。
主役のカップル二人が互いに等身大なダメっぷりをさらけだし、大いに共感を呼ぶところ。
主役カップルの男性側が、男性読者から見ても「ああっ頑張れ!」と応援したくなるくらいに生々しくて痛々しいへたれっぷりなんですが、それ故に男でも読み甲斐がある。
(各5段階評価・合計4つ星以下は感想無し)

 
【感想】
二十代も後半を迎えた二人によるラブコメではあるものの、恋愛経験の乏さからくる、初々しくてウブでほほ笑ましい恋愛模様が軸となり。そっから出会いのきっかけを「出会い系サイト」としてみたり、社会人としての仕事上での一喜一憂も話の要素として組み込むことで、実に共感のもてる大人の恋愛コメディとなってます。

変にかっこつけて失敗したり、話が続かなくて落ち込んだり、メールなんて打とうか悩んだり。恋愛風景の中でのそういったささやかな不安や悩み、ドキドキといったものを、女性側でなく男性のほうでも強調して描かれているのがこの作品のミソ。
見ようによっちゃあイタいくらいのダメっぷりなんですが、だからこそこうして男が読んで共感できる、少女漫画の男性キャラになっているんですな。
そういう意味では大人の恋愛コメディとして「ホタルノヒカリ」より面白いと思うんですが、あっちは「干物女」というキーワードでもって作品全体を牽引しており、こっちの漫画でもなんかそーいうとっかかりとなる要素が欲しいなぁというところ。

【こんな人に読んでほしい】
気がついたら社会人も数年を経て立派な給料とりになったけれども、出会いは乏しいねぇという