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2006年01月29日

1巻目の「荒野の蒸気娘」

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「荒野の蒸気娘」(1)/あさりよしとお
ワニブックス・ガムコミックス
1/25発売
全1巻

エネルギーの枯渇した世界で、小ずるく立ち回る主人公・ジョー。
彼は、世間知らずのなかよし姉妹のアンとアリスに何故か“おにいちゃん”と慕われ一諸に旅をするハメに……。行く先々で姉妹が起こす騒動に巻き込まれてしまうジョー。実は彼女達は乙女の心を持った完全自立型ロボットだったのです(笑)。
果たして彼等の旅の行方は? ギャグコミック界の実力派・あさりよしとお最新作“要!脳内変換ストーリー”が遂に単行本化!
(ワニブックス公式サイトより引用)

オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●●○
少女の心を持つロボット姉妹と小ずるい青年を主人公にした、ロードムービー風なギャグコメディ作。
巨大なボイラーのごときロボットが「おにいちゃん」と慕ってくるサマに、いろいろと試されます。
(各5段階評価・合計4つ星以下は感想無し)

 
【感想】
心も言動も少女のそれだが、どっからどう見ても外観はロボットな姉妹がヒロイン。
巨大ボイラーが「おにいちゃん…って呼んでいいですか」とか「ヤダおにいちゃん、恥ずかしい」とか言ってくるんですが、一応脳内補完用の設定イメージはあるのでこれで代用してね、というところでネタ作りしております。萌えとはなんぞやと。
しかしながら、異様な巨躯と強大な力を持ちながらも、心は純粋無垢であるという「小さな巨人」の持つ哀しさみたいなものもちゃんと挟み込んであり、加えて殺伐とした設定とストーリーから来る重さや暗さも垣間見せることで作品全体を引き締めているのはあさりよしとおならでは。
でもって端々でちゃんとSFやってるのもいいなぁ。

しかしまぁなんというか。最後まで読んでみると、この巨大ボイラーが段々と愛おしくなってくるから不思議。シチュエーションによるキャラ立ての成せることなんだろうけど。

【こんな人に読んでほしい】
「はたして君は鉄塊に萌えることができるか」というような。挑戦者に。
まぁそうでなくても読めるけど。
(1巻目レビューの概要と、採点基準はこちらから)

投稿者 bird_chief : 2006年01月29日 05:21

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