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2005年12月29日

でもまだ忙しいのはこれからなのだ

1巻目レビューがもう
書いてアップする量よりも買って帰る1巻目のほうが多いってのはどういうこった
キレイな身の上で新しい年を迎えたいのにもう
12月のエロゲPV特集とか、2005年のエロゲを振り返るのとか、まとめておきたいのあるのにもうやってられません

でもほんとに忙しくなるのはこれからなんだ
もうほらすぐに、冬コミ新作同人ソフトの店頭販売が始まる・・・
どうなってしまうのでしょうか

とかそんな時に、よりにもよって、ムービー上映大画面TV用のDVDプレーヤーが壊れるし。
こんなんじゃ年越せねぇっすよ

投稿者 bird_chief : 03:33 | トラックバック
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1巻目の「ドージンワーク」

douzin-work.jpg
「ドージンワーク」(1)/中平凱
芳文社・まんがタイムきららコミックス
12/26発売

同人界へようこそ!友人・露理の誘いで同人誌即売会に足を踏み入れた長菜なじみ。
なじみの超大手同人作家・ジャスティスの影響もあり、同人誌を自ら作ることを思い立つが…。
ヒロユキ初単行本いよいよ発売っ!
(芳文社公式サイトより引用)

オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●●○
同人誌と同人活動をテーマにしつつ、ヲタ向けエロネタを絡ませたシチュエーションコメディ4コマ。
(各5段階評価・合計4つ星以下は感想無し)

 
【感想】
直接的にエロがあるってんでなく、女性キャラにちょっとえっちなこと口走らせたりとかハプニング的なエロコメシーンを挟むことでネタのアピールしつつも。
大体の展開はエロゲのギャグシナリオだけ抜き出しましたというもので、全体のスタイル自体はよくある萌えコメディのはずなんですが、なぜだか妙に面白い。

なんというか、絵やらコマ構成やら言葉の間やらがどこかぎこちないというか、変なリズムの読み方になる作品なんですよ。この、漫画としての妙な違和感が全体に満ちていることで、それが逆にこの作品独自の魅力となっているようなところがあるんではないかと思うんですが。
たしかにヲタ向けとしてけっこう良い具合のネタとキャラを持つ4コマではあるんですが、作者の意図しないところで変な面白さが出ているような気がします。
……同人誌的な低いテンションの4コマコメディが不可解な心地よさとなっているってことなのかなぁ。

【こんな人に読んでほしい】
萌えとエロゲと同人のヲタ向け。
(1巻目レビューの概要と、採点基準はこちらから)

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1巻目の「えむの王国」

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「えむの王国」(1)/中平凱
芳文社・まんがタイムきららコミックス
12/26発売

国民のほとんどがマゾの国カスティーナ王国は通称《えむの王国》。
王女シャルロットの苦労はたえない!!そして百合っ娘センサーとは!?
多くの謀略と趣味と愛が絡みあう魅惑の世界…あなたの趣味とは合いますか!?
(芳文社公式サイトより引用)

オススメ度:★★☆☆☆
俺これ好き度:●●●○○
根本的にはいわゆる萌え系4コマの典型なんですが、ネタの中心がエスとかエムとか百合とかまぁそういうエロ嗜好に片寄ったものになってまして。
かわいい絵柄でぽんぽんと小気味よく畳み掛けられるちょいエロ風味が持ち味。
(各5段階評価・合計4つ星以下は感想無し)

 
【感想】
主役以外はほぼ全員が変態、というコメディでして。縛るだのプレイだのといったところでネタを重ねる流れ。それで特に際だって面白くなっているかというと、わりにこのジャンルでは標準的な出来でして。
ちょっと面白みのある設定を普通に反映させたシチュエーションコメディとなってます。
しかし、ネタがネタなもんで時折ほのかにえっちいわけで。このほのかにえっちいのが良いのだ

気を抜くとたまに普通になっていたりもするんですが。
ま、絵ぇかわいいから細かいところは気にしなくてもいいかなという感じ。

【こんな人に読んでほしい】
萌コメ読み。
(1巻目レビューの概要と、採点基準はこちらから)

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1巻目の「死がふたりを分かつまで」

shiga-futariwo.jpg
「死がふたりを分かつまで」(1)/原作:たかしげ宙 作画:DOUBLE-S
スクウェアエニックス・ヤングガンガンコミックス
12/24発売

視力を失った男と、未来を見通す少女。暗闇に閉ざされた世界の中で、この出会いが唯一の希望だった――。
『スプリガン』のたかしげ宙×コミック界の超新星DOUBLE-S、最強タッグが贈るロマンティック・ハード・アクション!!
(スクウェアエニックス公式サイトより引用)

オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●●○
被害者のため法で裁かれぬ犯罪者と闘う組織の一員であり、盲目でありながらもスゴ腕の剣士という主人公。
……って、これって「必殺!+座頭市」じゃん!やってくれる!(喜)
(各5段階評価・合計4つ星以下は感想無し)

 
【感想】
犯罪被害者が世界的なネットワークを形成し、互いに情報・技術・資金を提供することで生まれた、法の外で活動する犯罪者狩りの組織。
その組織の活動員であり、目の代わりとなる超音波センサーと杖に仕込まれた単分子ソードを持つ、超強い盲目の剣士が主人公。
必殺!と座頭市の設定を混ぜて割ってハイテクを加えて舞台を現代とした感じ。この主役の無茶な強さはかつての勝新座頭市を思い起こさせるものがあってなかなかに好き。
そんな主人公が、ある秘密を持つ少女と運命的な出会いを果たすことから始まるストーリーとなっております。

話の土台となる基礎部分をがっちりと組み上げ、2巻目以降でも主人公と関わってきそうな敵味方様々なキャラを用意し、長期連載アクションとしての準備は万端といったところ。
物語として本格的に始動し出すのは2巻目からとなるでしょうが、硬質な娯楽アクションとして充分に楽しませてくれるものと思います。

【こんな人に読んでほしい】
ビジネス・青年誌系のアクションを読む方に。
(1巻目レビューの概要と、採点基準はこちらから)

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2005年12月28日

1巻目だらけの年の瀬

講談社の新レーベル、シリウスKCのコミックが一斉に店頭に並びまして。
1巻目が一気に7冊も同時発売。
殺す気か。
しかも新作新刊はこれだけじゃないし。↓のレビュー記事でシリウスKC7冊書き終えながらも、まだ読んでないのが4冊。読んだけどレビュー書いてないのが2冊。
そして明日も明後日も1巻目が出る。
ああもう
ああもう

いよいよ年末となり、初商のあれやこれや準備だとか1月末発売PCソフトの発注だとか、締め切りが繰り上がったひょうたん通信の記事原稿だとか、入荷を控える同人ソフトの準備だとか、とにかくまー色々あるんですが一向に片づきそうにありません。
しかもこんな時にマリグナFINALが予約受付開始になって急遽バタバタと大慌てで告知POPをイラレで作ってるし。
ああもう
ああもう

家でも店でも時間が足りません。

投稿者 bird_chief : 06:42 | トラックバック
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1巻目の「テレパシー少女蘭」

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「テレパシー少女「蘭」」(1)/原作:あさのあつこ 漫画:いーだ俊嗣
講談社・シリウスKC
12/22発売

蔦野市に住む普通の中学生 磯崎 蘭。
登校途中に突然、目の前に現れた謎の美少女 翠。
彼女がテレパシーで会話してきたことで、
蘭は自分が超能力をもっていることに初めて気づいた。
どこで力のことをしったのか蘭たちを襲ってきた仮面の人物?
街で起こる数々の奇妙の事件の秘密。
はたして蘭と翠は事件を解決できるのか?
(講談社公式サイトより引用)

オススメ度:★★★★☆
俺これ好き度:●●●●○
児童向け文学作品の漫画化。だがしかしなかなかに良いぞこれは。
作品スタイルとしてはジュブナイルファンタジーミステリーとでもなるのだろうか。
しかしミステリーとしてよりは一人の女の子のドラマとして面白い。
(各5段階評価・合計4つ星以下は感想無し)

 
【感想】
超能力を持つ二人の少女によるご近所冒険型ライトミステリー。
その第1作目の1巻目として主役二人が出会うとこからまず始まるわけなんですが、このシーンからしてなかなかに良いぞ。
この出会いの次の段階として、超能力を持つということはどういうことかを見せたうえで、話は本題に入るという流れ。

思春期に差し掛かった少女達の様々な思いを、それぞれの展開ごとにまっすぐに描くことで、作品全体のトーンが優しさに包まれた清々しいものとなっておりまして。
主役二人の触れ合いによる、重い告白からなにげないお喋りまでが非常に活き活きとしてるんですよね。
そうしておいて登場人物の心情を丹念に見せることで、ディフォルメの無いありのままの「少女」を作り出すことが出来ているのではないかと思います。
こと読者に合わせたキャラクターが重要となる「漫画」においては、定型化せずに子供を子供として描くのは難しいはずなので、これはけっこう読んでて新鮮。
少女漫画での少女像ともちょっと違うんですよね、これ。

本筋はミステリーであるようなのですが、正直言うとそのへんはどうでもいいというか。
主役二人が何を見て何をして、そして互いに何を思いどう成長していくのかというところが一番のドラマとなっていると思うんですがね。

【こんな人に読んでほしい】
繊細な感情表現と少女の成長という点では、古参の少女漫画読みもハマれそう。
(1巻目レビューの概要と、採点基準はこちらから)

投稿者 bird_chief : 06:38 | トラックバック
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1巻目の「ロボとうさ吉」

robo-usakichi.jpg
「ロボとうさ吉」(1)/加藤和恵
講談社・シリウスKC
12/22発売

ガレキしかない太陽系の端の惑星に一人で住んでいる少年・ロビン。
彼はいつか友達ができるのを楽しみに日々を送っていた。
そんなある日、謎の兎人種(セレノイド)・うさ吉の宇宙船が落ちて来た!
彼は軍に追われる脱獄囚らしく、船を得ようとロビンと友達になる約束をする。
だがそこに軍の追手が! 
ロボは初めての友達であるうさ吉を守るため、死んだ父親に禁じられていたモノを取り出した! 
そして、ロボは気づく。星をも滅ぼす強大な力が自分に与えられていたことを!!
壮大なスケールと圧倒的な画力で描く、スペース・ロードムーヴィー・アドベンチャー!!
(講談社公式サイトより引用)

オススメ度:★★★★☆
俺これ好き度:●●●●○
純真無垢でありながら暴走の危険と謎を秘めたロボットの子供と、こちらもいわくありげでその上狡猾だが義理堅い大人の兎との二人による、友情と冒険のSFアドベンチャー。
(各5段階評価・合計4つ星以下は感想無し)

 
【感想】
純真であるが不完全な人格のためその強大な力が時に暴走してしまうロボット。
………キカイダー?

ともあれ。

そんな幼いロボットが広い宇宙に旅立ち、そこには主人公を巡る大いなる謎と陰謀も絡んできておりまして。
夢と希望と友情に満ちた冒険の旅が始まる!
という感じでして。
赤子同然の主人公がウサキチを始めとする様々な登場人物と出会うことで、ヒトとして成長していくところが1つのテーマとなるわけで。そしてそこに、主人公を悩ます、人の弱さと悪さを持ったもう1つの人格がどう絡んでくるかでドラマを盛り上げる形になっていると思われます。

SFロマンとしての世界観もかなりのとこまで広がりがあるようでして、その上で少年の冒険と成長のドラマもしっかり描かれていくことでしょう。
長期間の連載となればなるほど面白くなっていきそうな、そんな奥行きの深さを感じさせてくれます。
そしてそれだけの期待を込めていい1巻目だと思いますよ。
ちょいと冒頭から説明セリフが目立ちますが、まぁこういうものだと思えば気にはならないか。
しかし主人公があまりにジャリキャラに過ぎるし、相方のウサギはちょっとキャラとしての存在感が特異だし。あともう一人くらいいないと話がピリッとしてこないよなぁ、と思ってたら1巻目終盤で主要キャラがもう一人登場。よくできとんな。

にしても、少年向けの体裁を持ちながら大人まで楽しめるSF作品というのは極めて稀だと思う。
ガキがわーきゃーやってる冒頭なので一見子供向きに見えるけど、この人たぶんやるときはやるぞ。

【こんな人に読んでほしい】
年齢を問わず、男の子の物語。
(1巻目レビューの概要と、採点基準はこちらから)

投稿者 bird_chief : 06:34 | コメント (1) | トラックバック
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1巻目の「Dear Monkey 西遊記」

dear-monkey.jpg
「Dear Monkey 西遊記」(1)/白井三二朗
講談社・シリウスKC
12/22発売

西遊記にして西遊記にあらず。
中国は唐の時代。破邪の経典を求め、1人の少女が天竺へ旅立つ。彼女の名はテンテン。
その旅立ちは妖怪に殺められた兄の意思を継ぐ決意の旅でもあった。
その兄とは玄奘三蔵――。そして仇の妖怪とは……孫悟空!?
(講談社公式サイトより引用)

オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●●○
ぷに萌え系ヒロインを主役とする西遊記で中華っぽい妖怪アクションとかそんな。
女性キャラのかわいさがありながらも、ツボを心得た熱血テイストが心地よい。
(各5段階評価・合計4つ星以下は感想無し)

 
【感想】
かなり前に「メガネポニー保護条例」として取り上げた作者による新作。
この「ジョバレ」ときはメガネがポニーがとのたまうだけでしたが、この人はグッと来る熱いストーリーを描ける人なのですよ。俺は好き。
「ジョバレ」はけっこう泣ける本だしな。萌の表紙だけど話はすげぇアツイんだ。

話としては基本的に妖怪退治で西遊記。どってことないコメディで話を振っておいて、ここぞというところで切れ味鋭くシリアスに責めてきます。
まぁこういった泣かせの要素が入った熱血も、今となってはちょいと古典と類される位置になってしまったかなぁとは思いますが。それでも展開ごとに緩急の落差と画面のメリハリでもって話を魅せるお手前は見事。迫力のある良いシーンが強い印象を与えてくれると共に、ストーリーの馬力となっているんですな。
構成うまいよなー。

あと沙悟浄がツンデレ。鬼教官でツンデレ。カワイイ。

【こんな人に読んでほしい】
20代後半から30代前半にかけて、少年期に熱血を、思春期にラブコメを、青年期に萌を摂取してきた方達へ。
(1巻目レビューの概要と、採点基準はこちらから)

投稿者 bird_chief : 06:31 | トラックバック
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1巻目の「龍眼―ドラゴンアイ―」

dragon-eye.jpg
「龍眼―ドラゴンアイ―」(1)/藤山海里
講談社・シリウスKC
12/22発売

感染すると殺戮のモンスター「異形種(ドラクル)」と化す「Dウィルス」が世界中に蔓延して数十年。人口は激減し世界は危機に瀕していた。
そんな中、異形種から人々を守る役目を果たしたのが破邪侍(ヴァイアス)だ。
破邪侍を目指す少女・レイラは、入隊試験で気の抜けた少年・イッサに出会う。
イッサはひょうひょうとした態度とは裏腹に、実はすさまじい力を持っていた!
ネオ・サムライアクション、ここに開幕 !!
(講談社公式サイトより引用)

オススメ度:★★★★☆
俺これ好き度:●●●○○
少年向け漫画の要素が高水準でバランス良く成形されている作品。
話の大筋はわりとこの手の典型でありますが、まだ導入部ということもあり、うまいこと今後の話を作っていけばブレイクもあるかと。
(各5段階評価・合計4つ星以下は感想無し)

 
【感想】
しっかり構築された設定とそれを活かしたシーンと、その設定からなる舞台背景もきちんと絵として背景や衣装に投影。
登場人物にはそれぞれに因果のある背景設定を持たせ、その上で相関関係を作り、またそれをちゃんと局面ごとの展開に反映させてます。
キャラの個性は特定のパターンを当てはめるのではなく、与えた背景設定から深めていく形を取ってます。これも成功しているのではないかと。
とにかく漫画としての完成度が高い一品です。

1巻目として話のほうはまだまだ主要キャラを揃えている段階でして、今後の伏線もちらりと見えてはいるんですがまだ種を蒔いているところかと。
その分まだ何をやっていきたいのかが見えてこないというか…、このままでは良くできたジャンプ系アクション漫画に終始してしまうんではないかという印象がありまして。
もちろんそれはそれでいいんですが、何かひとつこれというテーマが前面に出てくると大化けしそうでもありまして。これからどうするのかなぁと。

作者固有の漫画フェチズムというか、「これが!これを!」ていう執着もちょっと見えにくいんですが、これは元から無いのか見せていないのか。

【こんな人に読んでほしい】
ジャンプ系のそれとか好きなら。
(1巻目レビューの概要と、採点基準はこちらから)

投稿者 bird_chief : 06:29 | トラックバック
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1巻目の「炎天のいろは」

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「炎天のいろは」(1)/佐々木ミノル
講談社・シリウスKC
12/22発売

時は陰陽道が未だ息づく古代‥‥。
平和に栄えた日々も遠く、赤皇の悪政によって国は乱れる一方だった。
そんなおり、少年・いろはは、皇を倒すために旅へ出る!
陰陽道と戦闘術を融合させた「破敵法」で燃える鉄球を操り、彼は強大なる敵を倒すことができるのか!?
(講談社公式サイトより引用)

オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●○○
少年向け王道的に作られたファンタジーアクション。和風っぽい。
画面と台詞に粗さが若干あるものの、勢いのあるキャラに引っ張られるように読める作品。
(各5段階評価・合計4つ星以下は感想無し)

 
【感想】
強大な敵を倒すため、元気だけど未熟な主人公が旅します、という明快な話のアクション作。
冒頭から提示される敵としての「悪」の存在と、それに対する主人公という構図のためか、それぞれのキャラが明確な主張を持ち、はっきりとした個性を持って描かれておりまして。
それをちゃんと言葉として読ませることで、キャラ主導の話とすることに成功している印象です。
この手の作品は「なんかそれっぽいけど、『それっぽい』だけだな」てなことになる場合がよくあるんですが、脇にいいキャラを立てることでかろうじて回避されています。

あとは絵の問題でしょうか。悪役がいまひとつ締まらない。もちょっと「ワル!」て感じが出てくるとまた違うかと。
それと決めゼリフがもうちょっとキマってないのも惜しい点。…でもこれは講談社で少年向けであれば仕方ないでしょうかね。

ともあれ面白くなっていきそうではありますな。

【こんな人に読んでほしい】
少年向け。
(1巻目レビューの概要と、採点基準はこちらから)

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1巻目の「はりだま退魔塾」

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「はりだま退魔塾」/鈴見敦
講談社・シリウスKC
12/22発売
全1巻

万物に陰力と陽力が宿るこの世界では、人や物の強さはその陰陽力の和「法圧」で決まる。
そして、高い法圧を持ち、法術を使う者は「退魔師」と呼ばれていた……。
退魔師を目指す少年・黒曜とハリカは、そんな退魔師候補生の中でも落ちこぼれ。
法圧が弱い2人は「はりだま」という法力アップのアイテムを身につけ、世界一の退魔師を目指していた!
黒曜とハリカの、陰陽ファンタジーアクションスタート!
(講談社公式サイトより引用)

オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●○○○
少年向けアクションとして必要な要素をしっかりと設置しておいて、クセが無く端正な絵でアクションを見せる作品。
よく整っているとは思うんですが。やはりキャラのアピールが少し不十分でしょうか。
(各5段階評価・合計4つ星以下は感想無し

 
【感想】
システマチックな能力。学校。仲の良い異性。ライバル。師匠。話のキーとなる道具。ライバル。試験。アクシデント。友情とほのかな恋愛感情。主人公には秘められた力。
アクション作として少年マンガに必要なものは大体が揃っておりまして。
話もよく練り込まれており読みやすい起伏もあり。
それらを全てを絵として丁寧に理解しやすく描いてあり。

非常に均整のとれた作品だという印象はあるんですが。
そこから何か飛び抜けた面白さがあるかというとそうでもない作品。
少年向けという前提で描かれているストーリーは文句無いんですが、その分主人公も含めたそれぞれのキャラクターが、話をなぞるためだけにいるように思えて。
そこから話を牽引するほどの力強さが主人公に出てくればまた違ったかな、というところです。

【こんな人に読んでほしい】
「男の子マンガ」としてよくできてますんで。
(1巻目レビューの概要と、採点基準はこちらから)

投稿者 bird_chief : 06:26 | トラックバック
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1巻目の「Double Cross 〜裏切りの十字架〜」

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「Double Cross 〜裏切りの十字架〜」(1)/旭凛太郎
講談社・シリウスKC
12/22発売
全1巻

神父という異端者! 紡がれるは冥府の祈り!!
〜人類を蹂躙する災厄・合成獣に挑みしは神父と呼ばれる異能の集団。
だが彼らに求められるのはモラルなどではなかった。
生存の為の人の心を失うほどの非情さ。
ノワール・ファンタジー、ここに開幕!!〜
(講談社公式サイトより引用)

オススメ度:★★☆☆☆
俺これ好き度:●●○○○
インパクトのある画面と大仰なセリフとセクシーお色気のあるファンタジーアクション。
表面的な派手さに引っ張られているためか、話の内容が相対的に付いてきていない感じです。
ノワールと呼ぶにはちょいと深みが足りないかも知れません。吐かれる言葉もなんか響いてこない。
(各5段階評価・合計4つ星以下は感想無し)

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2005年12月27日

1巻目の「厳窟王」

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「厳窟王」(1)/著者:前田真宏 原作:有原由良
講談社・アフタヌーンKC
12/22発売

『マトリックス』のウォシャウスキー兄弟に認められた才能。
『アニマトリックス』『青の6号』で世を震わせた 監督・前田真宏。
2005年の話題をさらったTVアニメ『巌窟王』を自ら漫画で描く!!
(講談社公式サイトより引用)

オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●●○
古典文学の名作をSFとしてアレンジ。
監督自ら描いただけあり、圧倒的な作品世界をいかんなく紙面に映し出しております。
(各5段階評価・合計4つ星以下は感想無し)

 
【感想】
基本的にはデュマの「モンテ・クリスト伯」と同一の筋書きながらも、舞台設定としてSFとしてあるというスタイル。
人物の服装や室内装飾も、基本的にはフランス革命期のそれが絵としては描かれているんですが、そこをふまえた上でSFとして可能となる、中世と未来世界を融合した画面の数々が素晴らしい。
特に作品中盤の牢獄シーンでは、グロテスクな凄惨さの中に美しさを覚えるところ。

話としては、前半の導入部を過ぎたところで一気に登場人物が増え、しかもそれぞれがそれぞれに因果関係を持ってたりするもんだから少々ややこしい。
原作を知らないと混乱しちゃうかも。

古典を古典として描くと当時に、作者独自の強い世界観を大いに打ち出す快作。
シェークスピア演劇が今なお新たな解釈と演出によって何度も上演されるように、こういった形のマンガもアリだと思うんですが。
ともあれ物語としてはまだ序盤も序盤。この先が楽しみですな。

【こんな人に読んでほしい】
前田真宏といえばファンも多いので。
(1巻目レビューの概要と、採点基準はこちらから)

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1巻目の「へうげもの」

hyouge-mono.jpg
「へうげもの」(1)/山田芳裕
講談社・モーニングKC
12/22発売

群雄割拠、下剋上の戦国時代。立身出世を目指しながら、茶の湯と物欲に魂を奪われた男がいた。織田信長の家臣・古田左介。
天才・信長から壮大な世界性を、茶聖・千宗易(利休)から深遠な精神性を学び、「へうげもの」への道をひた走る。生か死か。武か数奇か。それが問題だ!!
(講談社公式サイトより引用)

オススメ度:★★★★☆
俺これ好き度:●●●●○
茶の湯と骨董の観点から戦国時代を描き、実在した一人の偉大な数奇者の人生を語る、珍しいアプローチの時代劇作品。
武人であると同時に蒐集家としても描かれる数々の戦国大名に、今までにない新たな魅力を発見するはず。
凝った具足や茶道具の数々を見ているだけでも飽きない。
(各5段階評価・合計4つ星以下は感想無し)

 
【感想】
主人公である古田左介についてはWikiを参考に。ただし今後のネタバレを多分に含んでいるので注意。

茶器茶道具や古美術の骨董マンガの側面はあるものの、主人公は崇高な趣味を持った気高い人物としてではなく、物欲のカタマリみたいな俗物として描かれています。
そのため変な格式の高さがなく、節操なくモノに執着を見せる主人公は親しみやすい印象を与えてくれます。

そんな主人公が、歴史のうねりの中でどういったヒトやモノに出会い、どう変化していくかという話になってまして。
戦国時代の中での歴史ドラマと同時に、モノにまつわる武将達の話とその姿を滑稽に、茶目っ気たっぷりに見せることで、時代劇作品における新たな視点を提供してくれた感じです。
しかも刀剣や鎧兜ではなく、陶器や茶器だもんな。

その骨董品の数々も実に美しく描かれておりまして、またそれら名器に対峙して感激する主人公の姿に、読んでるこっちも実物を手にとって眺めてみたくなるほどです。

茶器に茶の湯に趣向を凝らした鎧兜に、メジャーとはいえない戦国武将と彼らにまつわる様々なエピソード。
生半可な造詣ではこのマンガは描くことが出来ないのが分かるため、歴史モノとしても面白い作品になっております。

さらに、単行本としても面白い作りになっておりまして。
表紙画像の右下のとこにある丸の部分はシールになってます(すごくはがしたくなる)。
そして各話のサブタイトルは、主に洋楽の邦題をもじったものになってます。
さらに巻末の人物紹介では、歴史上の人物の通り一辺倒な解説だけでなく、好きな色まで書いてあったり。
話も面白いうえに、この本全体が非常に洒落っけのあるものとなっております。

1巻目に出てきたヒトやモノについてはまとめている方がいました。
諸々・「へうげもの」用語解説その1
諸々・「へうげもの」用語解説その2
かなり参考になってそのうえ面白いので紹介。

【こんな人に読んでほしい】
時代劇のうえにまた扱ってるテーマが特殊ではありますが。なんらかのコレクターなら。
(1巻目レビューの概要と、採点基準はこちらから)

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1巻目の「刑事が一匹…」

dekaga-ippiki.jpg
「刑事が一匹…」(1)/きたがわ翔
講談社・モーニングKC
12/22発売
1・2巻同時発売

高円寺大樹は美鳥県警中王署の刑事(デカ)。周辺の警察官がサラリーマン化するなか、彼は獅子奮迅の働きをする。ときには、無法者あつかいされがちだが、被疑者逮捕への執念は異常なまでに凄まじい。
検挙率神話崩壊後の日本、昔、あこがれた刑事さんはどこへ行ってしまったのか!? 警察官不祥事年間300件を超える現在、なぜ警察は堕落したのか!? 何が真の刑事であるのか!?
(講談社公式サイトより引用)

 
【感想】
現代警察の問題点を描くといってもそこがメインにはならず、問題点を象徴するキャラを置いてそいつにだらだらと説明させることで、コシマキにある「日本最大のタブー“警察”を描く」ということにしてあるという形。
ストーリーの本質は堅実に読める刑事ドラマ。

話の全体を捉えやすいネームに、丁寧に描かれる緩急の付いた構成。
そこに作品全体を通してのカラーとなる、警察機構の問題点というのが色味を帯びているという構図です。

【こんな人に読んでほしい】
特に明確な趣味とかは無いがいい大人、の読むもの。
(1巻目レビューの概要と、採点基準はこちらから)

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1巻目の「アイはカゲロウ」

aiha-kagerou.jpg
「アイはカゲロウ」(1)/瀬口たかひろ
講談社・マガジンZKC
12/22発売

ある日とつぜん自分のカゲが、1つの人格として自分の前に現れた!
あまりにも存在感のない、主人公カゲローに取って代わるために現れた、なぜか本人と性別の違う美少女カゲ アイ!
彼女になってしまうのか、カゲロー!?それはそれでいいかも……w いや、がんばれ!せめて人並みの存在感をもつ日まで!
(講談社公式サイトより引用)

オススメ度:★★☆☆☆
俺これ好き度:●●○○○
萌えヲタ用のキャラ配置でもって、毎度毎度ぽろぽろと乳とか尻とか出すドタバタラブコメ。
中身はなんもないが、まぁエロいことは良いことだ。
(各5段階評価・合計4つ星以下は感想無し)

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1巻目の「予言の獣」

yogenno-kemono.jpg
「予言の獣」(1)/十波妙子
新書館・ウィングスコミックス
12/下発売

ある日、いつもの様に狩りに出かけたナイトリーは、飼い主=魔法使いとはぐれてしまう。
その代わりに出会ったのは、のんきな緑の髪の精霊で……。
緑瞳の獣と緑髪の精霊が、喪くした居場所を求め彷徨う、スピリチュアル・ロード・ファンタジー!
(コシマキより引用)

オススメ度:★★☆☆☆
俺これ好き度:●●○○○
人と人との結びつきを、切なさや愛情たっぷり込めて描くドラマでファンタジーっぽく。
物語を作るというよりは、シチュエーションの連続で登場人物同士ひたすら乙女ちっくな関係性を深め合うことに徹しているという感じ。
全体を通してのお話があるようで無いため、ちょっと読み手を選ぶ。
(各5段階評価・合計4つ星以下は感想無し)

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2005年12月26日

1巻目の「BLOOD+」

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「BLOOD+」(1)/漫画:桂明日香 作:アニプレックス/プロダクションI.G
角川書店・角川コミックスエース
12/26発売

2005年、沖縄に暮らす少女・音無小夜−−。ごく普通の女子高生だった彼女に次々と起きる異形の影…。世界が注目するプロダクションI.G制作の話題のTVアニメシリーズ『BLOOD+』完全漫画化!
(角川書店公式サイトより引用)

オススメ度:★★★★☆
俺これ好き度:●●●○○
原作アニメを踏襲した上でしっかりとキャラを咀嚼し、独自の登場人物として紙面上での再結晶化に成功している印象。
この手の作品としては標準以上の出来。
(各5段階評価・合計4つ星以下は感想無し)

 
【感想】
ある謎と秘密を持った少女が陰謀に巻き込まれて、という形のファンタジーアクション作。
迫力のある血みどろアクションに巻き込まれていく筋書きながらも、そこに至る前提としての日常描写に執着を持って描くことで、ストーリーの振幅をしっかり出せています。

登場人物はそれぞれが立ち位置と役割をきちんと把握した立ち居振る舞いをしておりまして。
にもかかわらず画一的なパターンキャラになっていないのは、それぞれのキャラがヒロインを中心とするところでの関係性でもって動いているからでしょう。
さらに、ストーリーの展開により激しく揺さぶられるヒロインの心情とその葛藤を中心に描く構成になっていまして。
そのため、主張と個性を持ったキャラクター陣が活き活きとして見えるんですな。

原作付きということを感じさせない、力強くアピール力のあるマンガになっていると思います。

【こんな人に読んでほしい】
原作読者でもそうでなくても。ファンタジー系アクション読めれば誰でも。
(1巻目レビューの概要と、採点基準はこちらから)

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1巻目の「ダイナミックヒーローズ」

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「ダイナミックヒーロー」(1)/原作:永井豪 漫画:越智一裕とダイナミックプロ
講談社・e−mangaKCデラックス
12/22発売

ファン待望のドリーム・プロジェクトがフルカラーで単行本化!
永井豪自画自賛「こんなぜいたくありなのか!?」
デビルマン、キューティーハニー、グレートマジンガー、ゲッターロボ……。永井豪ワールドを彩るスーパーヒーロー&ヒロインたちが一堂に集結!史上最大の決戦が今、始まる!
(講談社公式サイトより引用)

オススメ度:★★☆☆☆
俺これ好き度:●●○○○
完全新作として、往年の東映まんがまつりを余すことなく紙面に再現したフルカラー作品。と言うかアニメまんが。もとはWeb上で連載されていたものを単行本化。
登場キャラごとに相応の予備知識が必要で、読める世代も限定的。
けど当時の映像を見たことがあれば、実に忠実に原作アニメのテイストを出していることが分かるはず。
(各5段階評価・合計4つ星以下は感想無し)

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1巻目の「くもはち」

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「くもはち」/原作:大塚英志 作画:山崎峰水
角川書店・角川コミックスエース
12/26発売
全1巻

明治にっぽん。まだ人と妖怪が仲良かった頃…。
売れない小説家くもはちと、これまた売れない挿し絵描き・むじなのコンビが出くわす妖怪騒動の数々!
大ヒットホラーコミック「黒鷺死体宅配便」のコンビが放つ最新作!
(角川書店公式サイトより引用)

オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●○○
近代日本を舞台に、妖怪にまつわる事件を追うミステリータッチの怪奇スリラー。
明治期の、実在の文士を色々と登場させることで妖怪話に少し色を加えた感じ。
(各5段階評価・合計4つ星以下は感想無し)

 
【感想】
近代日本における妖怪話として、様々な伝承からなる妖怪達の姿を浮かび上がらせ、そこに実在の文豪を登場させ、そのうえでミステリー仕立ての話にしておりまして。
そこにきて明治時代における社会風俗や政治経済をアクセントとして加えることで、深みのあるストーリーとなっているところは原作者さすがというところ。
そういった、史実をふまえて現実的でありながらも怪しさと怪奇性が前面に出されている物語を、こうして紙面に投影できる作画の功も大きい。

何度となく意外な形で出てくる有名人の仕掛けに楽しさのある内容ではあるものの、作品全体の地味な印象は拭いきれない感じ。
主人公二人も、用意された筋書きをなぞっているだけのように見えてぱっとしない。

【こんな人に読んでほしい】
近代文学にはちょっと詳しいよという方にでも。
(1巻目レビューの概要と、採点基準はこちらから)

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2005年12月24日

眼鏡っ娘で寒さを吹き飛ばせ

九州南部に押し寄せた寒波は一段落を迎えまして。
それはいいんですが、本州ではまだ雪がひどいようで、おかげで流通が軒並み止まっております。
PCソフトも書籍も入荷が遅れており、店としてはたまったもんじゃないんですが、でも待つしかないという状況は嫌ですな。
マンガではなんの新刊が入荷遅くなるんだろうなーと思ってチェックしてみれば…
うわぁ、講談社新刊にスクエニ新刊じゃん。女神さまもげんしんけんも、ひぐらしも遅れて入荷かよ!
かなり痛い。
そういやおいらのヒザもなんか痛い。まさか寒さで関節が!?

とまぁ暗い気分なんですが

そこに来て今日買った新刊
志村貴子「青い花」(1)・太田出版
いやもうこれがすげぇ良くて。寒さ忘れて読み込んでしまいました。
女子高生の百合モノとしてかなりよくできた1巻目ではあったんですが、それ以上にもうね、ヒロインのメガネっ娘が素晴らしくてね。ふみちゃん。
冒頭シーンでいきなり、痴漢に遭って震えながら涙をにじませるメガネっ娘(主役)。
これでもうなんか鷲掴みにされた感じ。
キャラとしても非常にいい個性を持って描かれておりましてね、ほんとひとつひとつのいろんな表情に目が離せなくなるんですよ。
随所に出てくる、赤面して恥じらう姿が大変に、そりゃもう大変によろしい。
これで一躍、おいらの脳内のメガネっ娘ランキングでトップクラスに躍り出てきましたよ。水原暦と張り合うくらいの位置ですな。
掲載誌が太田出版のエロティクスFなんで、展開次第ではこの先、あれこれとかやっちゃうカラミも有りなのかなぁと期待もあるのですが
その際はどうか眼鏡は外さないで下さい。著者様。

ともあれ「青い花
メガネスキーはともかく、百合系追ってる方も必読かもしんないよ。

リンク先にあるように、いつもの1巻目レビューですでに取り上げてはあるんですが、なんかあらためて言いたくなったので。

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1巻目の「青い花」

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「青い花」(1)/志村貴子
太田出版・F×コミックス
12/15発売

「もし私の好きな人が女の子だったらどうする?」
鎌倉のお嬢様学校&進学女子高を舞台に紡がれる、胸キュン“ガール・ミーツ・ガール”ストーリー、待望の第1巻!
マンガ界大注目の志村貴子が描く、女の子の恋と秘密がいっぱいの物語。
(太田出版公式サイトより引用)

オススメ度:★★★★☆
俺これ好き度:●●●●●
女子高での穏やかな学園生活を舞台に、女の子同士の絡み合う人間関係を丁寧な華やかさでもって描く恋愛劇。百合ん百合んです。しかもどうやら肉体関係もアリだ。
良いですよこれ。百合ものとしてもそうでなくても。
そこにきて主役のメガネさんがすんごい良いキャラのため、勢い余って「●」満点。
(各5段階評価・合計4つ星以下は感想無し)

 
【感想】
高校一年の春、主人公が小学生の時以来の仲良しと再会を果たし、同時に、好き合っていたはずの従姉妹から別れを告げられるところから始まるストーリー。
日常風景をベースに、実に静かで淡々と話は進むんですが、ひとつひとつの会話や全体の構成でもって力強く読み手を引き込む展開が繰り広げられておりまして。
盛り上がりそうなところですっと一歩下がり、モノローグや回想など少し引いたところで話の起伏を作るんですが、それが不思議と話の中に入り込んでいけるんですな。
的確に芯を捉えた最小限の力でもって感情移入させる感じで、押しつけがましくないため非常に読みやすくて、つらつら読んでるだけなのにしっかりと人物の心情が伝わってきて、気付けばなんか面白く読んでる自分がいたりするわけですよ。

そんでもってあれだ。ふみちゃん。ふみちゃんがいいんですよ。
ふみちゃんがかなりよく作り込まれた主人公になってまして。非常にキャラが立っていて、その一挙手一投足から喜怒哀楽まで目が離せない魅力があるのだ。
背が高くて一見クールそうなのに実は泣き虫でドジっ娘気質があり、普段はおとなしいのに惚れっぽくてウブで恥ずかしがり屋で。そのうえメガネっ娘。さらに百合。いいキャラなんですよほんと。
しかし主役以外もかなり深みのあるキャラが揃っておりまして。
そこから少女達のもつれあう恋愛模様が描かれるわけで、良くならないはずがないですな。

シリアスもコメディも終始均質で静かなトーンで地味めに見えるはずなのに、言葉とキャラと構成の巧さにじわじわとハマっていってしまう良作。
しかも掲載誌のことを考えれば、この先カラミも有りなのか!?

【こんな人に読んでほしい】
百合好きはもちろんのことですが、落ち着いた恋愛ドラマとしてしっかりと読めますんで。
あとメガネっ娘おさえてるならこれは読まなくては。
(1巻目レビューの概要と、採点基準はこちらから)

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1巻目の「Venus Versus Virus」

venus-versus-virus.jpg
「Venus Versus Virus」(1)/鈴見敦
メディアワークス・プリンセスコミックスデラックス
12/16発売

人間の魂を喰らう魔人(ヴァイアラス)と呼ばれる“視えざる者”の退治を生業とする退治屋・ルチア。
彼女が所持していたブローチの針で指を刺した事をきっかけに、生まれつき極度の霊媒体質であった少女・スミレは、魔人を視られる不思議な力を得る。
その力に引き寄せられるかのように魔人がスミレを襲う……。
(メディアワークス公式サイトより引用)

オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●○○
ファンタジーアクションとして整ったプロポーションを持つ作品。
絵と設定で雰囲気を出すことには成功しているものの、1巻目の時点ではまだキャラクターがちょいと浅い。
(各5段階評価・合計4つ星以下は感想無し)

 
【感想】
暗めの画面とスプラッタなバケモノ。ゴスロリ風味の戦う少女は眼帯付けてタバコくわえて。
このあたりで全体のイメージを強調しつつ、絵的なケレン味でもってアクションシーンを引き立てるという形になってます。
でもって1巻目として適度な伏線を張りつつ、各話ごとに構成をきちんと組み立てられておりまして。
しかしちょいと登場人物がいまひとつぱっとしないのが気に掛かる。ただこれは、1巻を通じての展開が話を追ってるだけであるため、キャラの魅力を掘り下げるとこまでやってないので魅力が無いと感じでしまうのかもしれません。
2巻目から面白くなってくる余地はあると思います。

が、まぁ、よくあるファンタジーアクションの範疇に収まりきった作品なんで。

【こんな人に読んでほしい】
電撃系アクションの標準作なのでそっち方面で。
(1巻目レビューの概要と、採点基準はこちらから)

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2005年12月23日

寒くて寒くて発売日

昨日の朝まで降り積もった雪が、まる1日経っても解けずにそこら中に残っておりまして。
山間部ならともかく、鹿児島市内で朝から夜までコンクリアスファルトに雪が残ってるなんて、ほんともう異常事態ですよ。
PCソフトの発売日来たのに、客足は遠のいたまま・・・。
このまま年末年始に突入するのかと思うと身も心も冷え切っちゃいますよ。
が、しかし、泥で汚れていない綺麗な雪だるまをちらほら見かけたのはちょっと嬉しかったなぁ。頬も緩むってもんで。

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1巻目の「CROWN」

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「CROWN」(1)/原作:和田慎二 作画:氷栗 優
秋田書店・プリンセスコミックスデラックス
12/16発売

普通の女子高生・まひろの運命は両親の事故死から急激に動き出す。
彼女の前に現れた2人の青年は、まひろの驚くべき過去の秘密を語り出し…!?
超人気作家コンビが贈る極上エンターテインメント!
(秋田書店公式サイトより引用)

オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●○○
お姫様一人にナイトが二人、といった構図の女性向け美形アクション作。
クセが無く質の高い絵と、呑み込みやすくてバランスのいい話とで安心して楽しめる作品。
(各5段階評価・合計4つ星以下は感想無し)

 
【感想】
両親を亡くし住む家も失いながらも、ラーメン屋のおかもち提げて気丈に振る舞う健気な少女がおりまして。
各国の軍隊が執着を見せるほどのスゴ腕で美形の傭兵二人組がおりまして。
とある重大な秘密を持ち、そのため命を狙われることになる少女を守るため、傭兵二人がやってくるという話。

美形二人と女の子一人。明確な個性のある主役陣ではないものの、3人それぞれの絡みを細かなシーンで重ねることにより、徐々にキャラが深まってくる印象。
現代日本を舞台に傭兵だの銃だの爆薬だの出てきますが、このへんは必要最低限のアクションを見せることに徹しております。女性向けの掲載誌で専門的にやってもしょうがないですしね。
そして序盤から分かりやすい悪役とライバルを用意することで物語のシンプルな基本構造を印象づけ、どんな読者でもすんなりと読めるように作ってあります。
一見すると陳腐な設定と導入部ではあるんですが、スマートで力強い作画があり、キャラ同士の関係性に魅力があるんで、単純明快ながらもポイントがちゃんと抑えられている、引き締まった良い作品になっております。

【こんな人に読んでほしい】
基本的に女性向けですが、読みやすい話と絵は対象を選ばず。ただし強い作品性があるわけではないので。
(1巻目レビューの概要と、採点基準はこちらから)

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2005年12月22日

雪降る夜にマンガを想う

南国鹿児島
昨日から降り続けていた雨が雪へと変わり、今なお止まずに降り続けておりまして。
窓の外が白いです。積もってます。
今週は金曜日が祝日のため、休日前金曜発売のエロゲが1日前倒しの発売となり、22日木曜発売となっておるんですが。
この雨ではお客さんも来ないよなぁ…。
鹿児島県人は幼い頃から雪ってだけでちょっとテンション上がるのですが、ここのところ週末ごとに寒波と雨だのみぞれだのと続いておりまして。
店員としてはヘコみます。ああもぅ。
こうも雪がひどいと流通も滞るなぁ。商品ちゃんと届くんだろうか。

いまマンガはなぜつまらなくなったのか
これ読んでいろいろと思うところはありましたが、ここで書かれていることについては詳しくないことのほうが多いので黙っておくとして。
しかし、マンガを取り巻く現状について歯がゆい思いをしているんだなぁ、てのはひしひしと伝わってきます。
特に「普通のマンガファンが古典を手軽に読めないマンガ文化とはいったいなんなのだろうか。」てぇのはおおいに共感するところでして。それも怒りとともに。
地方において中古書店はもう古典発掘の場として機能してないし、新刊として「念願の復刻!」とかあってもバカ高くて買うに買えない。
こないだ復刻された「火星探検」も「タンクタンクロー」も高かったなぁ。ちくしょう無理して買うべきだったか。もう二度と新刊として地元の書店で見ることは無いだろうなぁ。

 
私は本格的な漫画読みであると、自覚を持って言えるようになってからまだほんと間がないのですが、それでも鹿児島という土地ではもうこれ以上、幅広く漫画読むのも無理があるなと限界が見えてきたところです。

書店に勤めているとはいっても、小規模専門店ですんで入荷する本の種類も偏りが出てきますし、じゃあ自分の勤めている書店以外で、新刊入荷に満足のいく書店があるだろうかというと答えはNOだし。まだまだ読みたいものはたくさんあるのに、一体どこへ探しに行けばいいの?という状況です。
けれども、いい書店が無いということ以上に、漫画業界そのものに対するいろんな不満が日に日に強まってきておりまして(書店員じゃなくて漫画読みとして)。
そのいろんな不満をここでいちいち並べるようなことはしないですが、その責任は書店にも流通にも出版社にもあるし、読者のほうにも描き手のほうにもあるのだろうと思えます。
このまま大きな変革でもないと、緩やかに衰退していくだけなのかもしれないなぁと。

衰退に向かうと考えてしまう原因も各方面でいろいろにあるとは思うんですが、その中でもやっぱあれですよ、漫画出すぎですよ。毎月毎月、なんやかんや多すぎ。たぶんこのへんに全部集約してくると思う。
肥大化している漫画の刊行点数を減らしていって、同時に細分化されまくってるジャンルの統合と再構成が可能であれば、漫画業界もまだまだ息を吹き返すと思うんですが。
まぁ無理でしょうね。そのためにはまず現在の出版流通が根底から変わってくれることが前提なもんで。
ありえない夢物語ですなぁ。

でもまー、漫画が衰退していったとしても、きっと漫画読みは困らない。不平不満ありつつも、貪欲に漫画を求めていくでしょうから。
それほどコアというわけじゃない普通の漫画読者が減少していくことが、きっと大きな問題となっていくのではないかと。
ああでもそうして出版社とか書店とかがバタバタ倒れてったら、まわりまわって漫画読みの受難となるんでしょうかね。
それは嫌だなぁ。

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1巻目の「Dearホームズ」

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「Dearホームズ」(1)/もとなおこ
秋田書店・ボニータコミックス
12/16発売

宿敵モリアーティ教授とともに死んだと思われた名探偵ホームズ。
しかし彼は生きていた…人形に魂を宿して!?
傑作ヴィクトリアン・コメディ!
ベイカー街シークレット・ストーリー!
(秋田書店公式サイトより引用)

オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●○○
ドイル原作正典のその後を異種外伝として描く作品。
ホームズもワトスンもハドソン夫人も笑っちゃうくらい若いキャラに様変わりされちゃっておりますが、ヴィクトリア調の雰囲気を堪能できるサスペンス系レディコミであると思えば普通に読める作品。ただしホームズがちっこい。
(各5段階評価・合計4つ星以下は感想無し)

 
【感想】
ホームズがモリアーティ教授と滝に落ちて一年半。
えらいこと若くて美形なワトスンは奥さんのメアリを亡くしており。ハドソン夫人は姪に代替わりして若くて綺麗な後家さんに。
でもってホームズは、人形に魂を宿した形で登場。
このへんはドイルのファンにどう思われるか微妙なとこですが、まぁコアなシャーロキアンはドイル以外のホームズ亜種を読む楽しみも持ってるでしょうし(パスティーシュって言うんだって)。
仮にも女性向け雑誌に載っているわけなんで、やっぱヒゲの中年が主役じゃ格好がつかないもんな。
あとホームズとワトスンの間にヤヲイの臭いがかすかにしちゃうのもご愛敬。

大まかな内容としては、ホームズが死んだことになった後の世界でワトスンがいろんな事件に関わりつつ、そこに人形になったホームズの活躍がある、という読み切り形式のミステリ風作品でして。
話ごとのスタイルはメロドラマ、正典を模した推理劇、名探偵コナン(!)と幅がありますが、これは連載序盤で作風が定まらないためなのか、そうでなくて今後も多彩なことをやってくつもりなのか。どちらなのかはまだ見えていません。

ミステリとして話の部分は普通なんですが、パスティーシュとしてはホームズのあの理屈っぽくてどっか皮肉めいてキビキビした言動をよく再現しているんじゃないのかなーと思うんですが、どうでしょう。
あとこの著者は「レディ・ヴィクトリアン」という、こちらも同じく19世紀イギリスを舞台とする話を長期に渡って連載しておりまして。
ヴィクトリア調の雰囲気も実に手慣れた様子で画面に表しております。

【こんな人に読んでほしい】
「ホームズね。そういや読んでるよ」という方に。「人形がどうやって声を出してるんだ」てなとこ突っ込む野暮には向かない。
(1巻目レビューの概要と、採点基準はこちらから)

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2005年12月21日

1巻目の「けものとチャット」

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「けものとチャット」(1)/みずしな孝之
竹書房・バンブーコミックスコミックス
12/17発売

Wネコの言葉がわかる女の子のお話”超話題!リアル系ネコ4コマ、ついにコミックス化!!!
(竹書房公式サイトより引用)

オススメ度:★★★★☆
俺これ好き度:●●●●○
「ネコの言葉がわかる」というポイントのみで始まるコメディ4コマながらも、そこから繰り出させる凝ったネタに力があります。
何度も爆笑させてもらいました。
(各5段階評価・合計4つ星以下は感想無し)

 
【感想】
体裁自体はコメディ4コマながらも、定型化されたシチュエーションやお約束のパターンにとらわれることなく、しっかりとネタを作り込んだうえで読者を笑わせにかかっているのが非常に好印象。
派手なリアクションとサイレント風味とのメリハリの付け方もうまい具合でして、「間」の感覚が卓越しているもんで。
勢いで押すネタや行間にポイントを置くネタ、さらに考えオチまであるもんで、最後まで飽きずに読むことができるんですな。

ネタの中心はもちろんネコ及びネコとの掛け合いなんですが、これもネタの幅が広い。
「所詮はネコ」というとこでオチを付ける形が多いんですが、このネコどもの馬鹿な言動が良いのですわ。
出てくるネコの表情も、なんか考えているようでなんも考えてなさそうな、実に間の抜けた感じで馬鹿っぽくて素敵。

なんせネコのやることだから、常にこっちの予想の上を行くオチが待ってて、それがツボにはまるとかなり笑えちゃう。
しかしネタとしてそれが描けてしまうってのは凄いなぁ。

【こんな人に読んでほしい】
ネコ好き。ネコ好きじゃなくても。
(1巻目レビューの概要と、採点基準はこちらから)

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1巻目の「怪力の母」

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「怪力の母」(1)/平田弘史
リイド社・SPコミックス
12/16発売

人生如何に生きるべきか−強く、優しく戦国の世を生きぬいた武将の妻の物語。
(リイド社公式サイトより引用)

オススメ度:★★☆☆☆
俺これ好き度:●●●●○
北条家の家臣の一人であり、伊豆衆随一の実力者であった清水康英と、その妻・寿の物語。
エネルギッシュな劇画作画で、戦国の世に生きる豪傑にして天真爛漫な、一人の優しき女性の生き様を描いております。
(各5段階評価・合計4つ星以下は感想無し)

 
【感想】
並の男では歯が立たぬほどの怪力と、武将の妻としての芯の強さ。そして人として母としての優しさを持った女性が主人公。
新婚初夜に侵入してきた曲者を投げ飛ばし、最初の出産では産着を着せるところまで全部一人で済ませてしまう女豪傑でもあります。
彼女の夫である清水康英の、北条家に使えての合戦の様子も描かれまして、戦乱のただ中で夫婦のドラマを描いております。

力強く迫力に満ちまくった本格劇画の魅力が存分にありつつ、厳しい時代にありながら、人としての強さと優しさを見失わない主人公の生き様におおいに惚れ込む作品。
なんとゆうかこの主人公もう、度を超えるくらいにすげぇ人物なもんで。終始圧倒されます。

あとこの手の本格時代劇劇画を紹介する際は何度も言ってきておりますが
現代とは違う倫理観や価値基準のあった時代の空気を忠実に再現する作品であり
読みやすいわけではないのでそのつもりで

【こんな人に読んでほしい】
本格時代劇好き
(1巻目レビューの概要と、採点基準はこちらから)

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2005年12月20日

1巻目の「ゆめの底」

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「ゆめの底」/岩岡ヒサエ
宙出版
12/15発売
全1巻

「ここはね、ここは夢ができる国なのよ」
少女が迷い込んだ先にあったのは一軒のコンビニ。
いぬの店長、とりの配達夫、サトルくん、そして次々にやってくる来訪者たち。
彼ら(?)との生活の中で、彼女は気づく。
明かりと、ぬくもりと、優しさと、そして・・・・それは、ある光。
期待の新鋭・岩岡ヒサエが放つ、ひそやかであたたかいファンタジック・ロマン。
(宙出版公式サイトより引用)

オススメ度:★★☆☆☆
俺これ好き度:●●●○○
あの世とこの世との境目にあるような、夢のできる世界。そに迷い込んだ少女と、その世界に関わる人々の、どこか哀しくも、やがて優しい心地になるエピソードをまとめた1冊。
(各5段階評価・合計4つ星以下は感想無し)

 
【感想】
もとは同人誌で発表された作品を単行本化。
現実との延長線上にある幻想的な世界を舞台に、人の死とそこに秘められた思いをテーマにした、ロマン溢れるストーリー。

ファンタジックな泣かせ話を幻想的な絵と世界観とで形にした感じ。
シリアスに寄らずにちょっとコミカルなとこも描いておくことで、いい意味で気が張らずにゆったりと読める印象。

【こんな人に読んでほしい】
絵本みたいな漫画が好きなら
(1巻目レビューの概要と、採点基準はこちらから)

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2005年12月18日

ヲタの立派な忘年会

仲間うちでの忘年会に参加
20:30集合、02:00解散
26歳のおいらが最年少になってしまうほど平均年齢の高い飲み会でしたが
寒波の中でもみんな元気だ。私も久々に、気持ちのいい酔い方ができた気がします。
しかしなんせ長い酒の席でしたんで、いろいろあった委細を伝えていてはキリがないので
ダイジェストで抜粋いたしますと

「テコンVって知らない?」
「テコンドーやる少年がガンダムに乗ってネリチャギとか使うんだよ」
「ガンダムでネリチャギって」
「カトキVer.2あたりならできるかもしれないな」
「当時のあのアニメでは無理じゃないか?」
「大丈夫!安彦さんなら描いてくれる!」
「それだ!」

とかそんな。

それぞれの趣味も世代もまるで違うヲタ同士が集う飲み会ってすげぇ楽しいよ
それまで知らなかった面白いネタ話がゴロゴロ飛び出すから

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2005年12月17日

迫り来る師走

年末商戦向けの新刊新作にコミケになんのかんのと
12月に入ると話題作や期待作とそりゃいろいろとネタにことかかないはずであるし
面白そうな商品やらソフトやらいろいろ紹介したいとこなんですが
こまごまと追いかけてる余裕がないとでもいいますか
せっかくこういう店員やってんのにもったいないやら申し訳ないやら
去年はどんな記事書いてたっけとアーカイブたどってみれば、ほとんどろくに更新もしてないし
こうしてなにがしかのエントリ埋めてるだけなんぼかマシなのでしょうか

しかしそれでもやはり
なにかこう、ネタになるとかそういうの以前に、自分ですごい楽しみな新作はないものかと
本でもエロゲでもCDでもDVDでもなんでもいいから
「よしこれは買う!やったぜ!」と言いたくなるような12月発売のやつはないだろうかと
そう思いまして
あれこれチェックしましたところ

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「怪力の母」(1)・平田弘史・リイド社SPコミックス

・・・・・・すぱっと真っ先に出てくるのがこれなもんで
もちょっとなんかあるだろうに
こーいう方面で特殊な趣味してると、いざというときに頼りにならないなぁ
(でも念のため言っておくと、この「怪力の母」は以前に講談社から出たやつの復刻で、ほんと読みたかった作品なんですよぅ)

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2005年12月16日

1巻目の「ブラック・ジャックALIVE」

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「ブラック・ジャックALIVE」(1)/原作:手塚治虫 漫画:田口雅之 葉月京 村生ミオ 近藤佳文 高倉あつこ 井荻寿一 芹沢直樹 手塚眞 きくち正太 佐藤マコト 北見けんいち
秋田書店・ヤングチャンピオンコミックス
12/9発売
1・2巻同時発売

第一線で活躍する漫画家たちが描くそれぞれのブラック・ジャック!!
漫画界激震の超話題企画がついにコミックス化!!
時を越えた才能の交わりが、今、新たな命を刻む。
(秋田書店公式サイトより引用)

オススメ度:★☆☆☆☆
俺これ好き度:●●●●○
ブラックジャックの原作設定を借り、作家独自のエピソードを綴るアンソロジー。
バラエティー豊かというか、もうてんでバラバラで一貫性の無い作家陣が集いまして。
ちゃんと読めばしっかり作ってある短編揃いであることは分かるんですが、全体的に闇鍋のごとき様相を呈しておりましてね・・・。
ブラックジャックの百鬼夜行に翻弄される怪作。
(各5段階評価・合計4つ星以下は感想無し)

 
【感想】
(2巻目まで読了)
1巻目掲載作家は田口雅之 葉月京 村生ミオ 近藤佳文 高倉あつこ 井荻寿一 芹沢直樹 手塚眞 きくち正太 佐藤マコト 北見けんいち
2巻目は青池保子 立原あゆみ 柴田昌弘 手塚眞+岡崎能士 吉富昭仁 高口里純 たがみよしひさ やまだないと 乾良彦 八神健 永井豪

となっておりまして。主に秋田書店の連載作を持つところで揃えてあります。
が、こう言ってはなんですが、特に漫画好きでもないかぎり、「お、ブラックジャックだ」と思って手にとっても、ふつーの方にとっては大半が知らない漫画家ばかりで「なにこれ?」となるであろうと思われます。
そこに来て、作家それぞれは世代も違うし本来描いているジャンルや作品スタイル、絵柄までも極端に異なるため、いっぺんに頭から最後まで読もうとすると非常にくたびれるはず。
ひとつ読み終えるごとに頭の切り換えをスムーズに行わないと、まともに読むことすら難しいかもしれません。
コースメニュー頼んだら、和食洋食中華と次々出てきてなんだこりゃ、という感じでしょうか。
多彩さを出そうというのは分かるけど、なんでこの人に描いてもらう必要があったんだろうかと、首をかしげたくなるのも中にはあったり(特に2巻目巻末の、永井豪のやつが・・・いろんな意味で・・・)。

そういった点ではある種のイロモノキワモノということになる本なのですが、しかし絵の違いによる混乱から頭を落ち着け、深呼吸の1つでもして改めてじっくり読んでみると、けっこう良くできた話もちらほらあることに気づけるはず。
ストーリーは完全にそれぞれ独自のものであるはずなのに、ほんとに手塚治虫が描いたとしてもおかしくないようなエピソードもあり。あるいは手塚原作を消化しつつも、自前の作家性も折り合いを付けながら巧いこと押し出している話もありまして。

妙ちくりんであるのは違いないけれど、こういう本があったんだということを覚えておいても損はない短編集となっております。

【こんな人に読んでほしい】
話ごとの質がまるで違うんで、けっこうコアな漫画読みでもないと厳しいか。
こういう本が手塚治虫の銘を打たれて出されるということに不快感を覚える人もいるかと。
(1巻目レビューの概要と、採点基準はこちらから)

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1巻目の「ブラック・ジャックM」

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「ブラック・ジャックM」(1)/原作:手塚治虫 漫画:秋乃茉莉 吉川うたた 垣野内成美 碧ゆかこ 風間宏子
秋田書店・ヤングチャンピオンコミックス
12/9発売
1・2巻同時発売

21世紀を代表する実力派の人気少女漫画家が、“ミステリー”のアプローチで20世紀の名作「B・J」に挑戦!!
サスペンスフルな味わいの「B・J」をあなたに…
(秋田書店公式サイトより引用)

オススメ度:★★☆☆☆
俺これ好き度:●●○○○
ブラックジャック原作エピソードを下敷きとする、女性漫画家のアンソロジー。
秋田書店のミステリー系女性漫画誌での掲載分を単行本化。
系統的な統一感はあるので読みにくいということはありませんが、まぁやっぱ、原作読んだほうがいいよな、という。
(各5段階評価・合計4つ星以下は感想無し)

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2005年12月15日

1巻目の「こどものじかん」

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「こどものじかん」(1)/私屋カヲル
双葉社・アクションコミックスHigh
12/12発売

見た目も行動もあどけなくて可愛い少女…でも実態は全部計算通りです!!
「ちびとぼく」「青春ビンタ」の私屋カヲルが描く新境地!!ネット上でも大反響のコミックハイ人気作品が待望のコミックス化!!
小学3年生なのに大人顔負けのマセガキ問題児・九重りんと熱血マジメ新任教師・青木先生の禁断のラブコメディ!?
(双葉社公式サイトより引用)

オススメ度:★★★★☆
俺これ好き度:●●●●○
新任の男性教師と小悪魔的な少女による、ラブコメでもあり純愛でもあり教師モノでもある作品。
小さい女の子が脱いだりとか見せたりとかしてますが、「ああ、なんかロリがエロいっていうんでオタクに話題の」という形で済ますにはもったいない佳作(今後の展開次第ですが)。
(各5段階評価・合計4つ星以下は感想無し)

 
【感想】
とある小学校に教師として赴任してきた主人公が、担任となった学級でとある女子小学生にいろいろと振り回されまして。
異常なまでに内面的な早熟を見せながらもどこしかしら危うさもある、そんな謎めいた彼女に徐々に惹かれていくという内容。

なんだかんだと話題になってはおりますが、話題の中心とされるロリ娘のエロさというのは、もちろんそっち方面を狙い澄ました武器のひとつではありまして。しかし確かに破壊力はあるものの、そういうのがメインではない作品。

まず、主人公はあくまで新任の教師として、おおいに教師の本分に対して悩み苦しんでもらいまして、これは教師と生徒の物語ですよ、という基礎をしっかり固めるんですな。
そこんとこを固めておいて、話の軸となる一人の少女を配置。かなりの耳年増でマセており、主人公にあからさまな好意を寄せているのに、その反面では計算高くて大人を平気でおとしめる。そういった魅力を提示しながら、一方でモノローグを完全に削ることにより、本音の見えにくいミステリアスさも持った、良いキャラとなっております。
教師とこの少女との、微妙に進展する関係性を丁寧に語ることにより話は進んでいきまして、1巻目後半で少女の背景設定を掘り下げ、一波乱ありそうな伏線を張っておいて2巻目に続くとなります。

幼い外見でエロいことを口走る女の子、てのはたしかにまぁ、ある一分野ではよく見られるパターンではあるのですが、そっからちゃんとお話を組み立てていこうとしてるんですよね。
基本スタイルがコメディではあるものの、細やかで気の利いた感情表現がこの作品全体をぐっと引き締めているわけで。
それができるんだったら、今後の展開としては、トラウマまみれでズブドロに重苦しい、どシリアスな禁断の愛と背徳のドラマもやれちゃうんじゃないかなーと思うんですが。
色々と無理ですかね。

まぁそういうの抜きに、「うわなんかロリっ娘がえっちぃ!」という読み方でも全然イケますんで。エロかわいいねやっぱ。

【こんな人に読んでほしい】
ま、大きなお兄さん向け。
(1巻目レビューの概要と、採点基準はこちらから)

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1巻目の「みつえ日記」

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「みつえ日記 女子マル秘パソコン事情」(1)/青木光恵
朝日ソノラマ・HONWARAコミックス
12/上旬発売

週刊「アスキー」誌で今も好評連載中の「みつえちゃんの女子?パソコン事情」が遂にコミックスになった。
パソコンに始まり、ネットオークション、オリジナル・バービー、ネット不倫疑惑、ギャル萌えなどなど、みつえちゃんの欲望炸裂のリアル・エッセイコミック第@巻。
(朝日ソノラマ公式サイトより引用)

オススメ度:★★☆☆☆
俺これ好き度:●○○○○
週刊誌掲載の日記風エッセイコミックてのは、本誌での連載を毎週読む内に生まれるライブ感と、じわじわと育まれる作者への親近感が重要なわけで。まとめて読んだところで、というのが。
しかもPC雑誌の連載で5年も前のことなもんだから、出てくるPC事情が遠い昔。
凄まじいまでの強烈な個性でもって、やることなすこと異様に面白い、という日記ならまだしも、これでは作者個人のファンでもないと厳しい。そしてごめんなさい、最後まで読めませんでした。
(各5段階評価・合計4つ星以下は感想無し)

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2005年12月14日

1巻目の「ソラニン」

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「ソラニン」(1)/浅野いにお
小学館・ヤングサンデーコミックス
12/5発売

井上芽衣子。23歳。
社会人2年目になって、会社を辞めました。
種田成男。スポーツ新聞でカットを描く仕事を(バイト)をしたりしてます。
これは、社会に出てちょうど1年がたった、芽衣子さんと種田の、小さな恋の物語なんです。
(小学館公式サイトより引用)

オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●○○○
フリーターのカップル二人を中心に、モラトリアムの瀬戸際を描く青春ドラマ。
若者の悩みやら葛藤やらを斜に構えたところから小ぎれいに語る作品。
(各5段階評価・合計4つ星以下は感想無し)

 
【感想】
いわゆるところのまー、大人になるのは汚れることで、純真無垢なボクたちは夢を追うのですとかそういう感じで、危ういながらもフリーター生活続ける男女の恋の軌跡を同時に語るという形をおっております。

クサい言葉を並べといて「クールでポップ」やってるため、こういうのを素直に好きになれる人なら惚れ込むことはできると思うんですが。
おいらはちょっとこういうの、読んでて気恥ずかしいって思っちゃうんだよなぁ。
繊細さはあるはずなのに、なにもかも全部言葉で語って済ましちゃうとこも気にかかる。バンドの曲も、歌詞まで全部見せちゃってるしなぁ。
確かにひとつひとつの言葉やモノローグには力があるんですが、いちいち押しつけがましくて「ほらこれかっこいいでしょ」てやられてる感じ。
まぁこういうのは好き嫌いの問題なんで。どっちかというとおいらが勝手に気に入らないってだけでして。
青春ドラマとしてよくできた作品になっていくと思いますよ。

……しかしこの作品は苦手なのに、同じモラトリアム青春恋愛ドラマである「ハチクロ」は好きなんですよね。このことが自分で不思議。
どこに差があるんだろうかと色々考えてるんですが、いまいち明確で具体的な違いが見付からない。作者がどこに視点を据えてるかってとこなのかなぁ。もちょっと調べてみるか。

【こんな人に読んでほしい】
悩み多き若人にでも。
(1巻目レビューの概要と、採点基準はこちらから)

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1巻目の「Pound for Pound」

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「Pound for Pound」(1)/所十三
秋田書店・少年チャンピオンコミックス
12/8発売

PRIDE公認!! 本格不良格闘伝説!!
ヤンキーまんがの巨匠・所十三と最強格闘団体「PRIDE」の夢のコラボレーション!!
ケンカ最強の超硬派・草薙とトサカ頭のヤンキー・ノボルの目指すは「最強」を決める「PRIDE」のリングだ!!
(秋田書店公式サイトより引用)

オススメ度:★★☆☆☆
俺これ好き度:●●○○○
喧嘩の強いヤンキーが、プロ格闘技の世界に出会ってどうこう、と。
ヤンキー側と格闘家の側の両方にライバルを配置。スポーツ一辺倒ではなくヤンキー方面にもドラマの広がりを残しつつ、ベーシックな不良漫画とベーシックなスポ根の両面を見せる導入部となっております。
(各5段階評価・合計4つ星以下は感想無し)

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2005年12月12日

地元の同人イベントを盛り上げろ(2)

先日ご紹介しました、私の知り合いが主催者側にまわっている鹿児島の同人イベント「JAM」が11日にありまして。
イベント終了後の主催者がお店に挨拶に訪れましたんで、そこでいろいろと結果報告を聞く。

一般参加者は、主催者側の目標としていた数字よりもさらに上をいくものだったようで。
なかなかの賑わいを見せていたようです。
これを弾みに、また一段と盛り上がってくれることを祈ります。

んでまー、どうせだったら何か出してくれればよかったのにとも言われまして。
お店として企業ブースやるも、ワタクシ個人がやるもあり。
確かにおいら、イベントとか行ったことないし、同人って売るばかりで何も知らないし。
一度そういう現場の空気を味わっておくのもいいかもしれんなぁと
いっそのこと一度作るほうにまわってみるのも面白いかもなぁと
思うばかりではあるんですが、なかなか具体的に行動できないところ

経験者にぐいぐい引きずり込まれて、なんか気付いたらなし崩し的に本出してましたとか、そういう風にでもなったらいいのになぁとは思ってるんですが。
ああいう同人活動の楽しみのひとつも知らずにこのままいくのはもったないですよねぇ。

投稿者 bird_chief : 01:45 | トラックバック
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1巻目の「はこびや」

hakobiya.jpg
「はこびや」/蒔野靖弘
竹書房・バンブーコミックス
12/7発売
全1巻

チャキチャキ系の女の子ドライバーと童顔巨乳メガネっ娘のオペレーターに、元世界GPライダーのセクハラ社長。
バイク便“はこびや”メンバーズの3人が織り成すユルユル・ハッピー・コメディ4コマの決定版!!!幻のストーリー編も全作収録した、ファン垂涎のコレクターズ・エディションとして大登場です!
(竹書房公式サイトより引用)

あ、竹書房さん、HP内と単行本とで作者名の表記が違うんすけど。どっちが誤植っすかね。

オススメ度:★★☆☆☆
俺これ好き度:●●●○○
元は成人マーク無しショート読み切りエロコメだった連載を、コメディ4コマにシフトさせたもの。
直接的というかまんまモロなエロネタにシモネタが中心です。
ぷに系が若干入った萌え絵に力が有り。しかし表紙につられて読んじゃうと、品のないエロギャグ連発で面食らうかも。
(各5段階評価・合計4つ星以下は感想無し)

 
【感想】
冒頭の読み切り2編は完全にエロマンガなので注意。

ものとしては、岩谷テンホーに代表されるような、品のない親父ギャグが炸裂してる伝統的エロ4コマではあるのですが。
そこにぷに萌えとバイクを加味するとこうなる、といった具合。
単にエロやってるだけじゃなく、絵柄にアピール力があるうえ、キャラクター性もけっこう高め。こーいった内容なのだと分かっていれば案外普通に読めちゃうはずです。
むしろ、萌えコメディなのに女性キャラがほいほいと明るくハメられたりしてるってのは逆に新鮮かもしんない。

エロギャグ連発なのでくだらなさが前に出ちゃうのはしょうがないですが、この品の無さをアリとするかナシとするかは、もうジャンルに対する読み手の好みの問題なので。
それでも多分、これならエロ無しでもそこそこ面白いコメディは描いてくれそうな感じはします。

冒頭の読み切りショートエロ短編も悪くはないぞ。

【こんな人に読んでほしい】
マーク無しですがエロですので。下ネタ漫画が読めるなら。
(1巻目レビューの概要と、採点基準はこちらから)

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2005年12月11日

エルフ新作エロゲのOPムービーがステキです

来年の1月27日発売予定の、エルフ新作エロゲ「AVキング」。
OPムービー、デモムービーが公開されてましたが。
これがもういやぁ、なんともステキで。
OPムービーの種類としてはフルアニメーションムービーで、しかもけっこう力の入ったものではあるんですが。

av-king.jpg

何故かこれが、80年代テイスト全開なんすよ。
・やたら前向きだが具体性に欠けた言葉ばかり並べる主題歌(シャウト有り)
・そしてその歌詞に、ふりがなが付いている
・さらに、歌詞のフォントが古めかしい
・スタッフクレジットが明朝体
・セルアニメっぽさを出すためにわざわざノイズ入れてる
 (↑のJPG画像じゃ分かりにくいけど)
・本編の内容をまったく反映していない映像

いやーもうね。よーやるなぁと嬉しくなってしまいました。
こりゃもう店の中で流すしかないっすな。

こういう意味で店内上映したくなるエロゲのムービーというと、ちょっと前にXUES痴漢者トーマスUがありまして。
これも大変にお馬鹿で素敵なムービーだったんですが、このときはムービー内にエロ声入っててちょっと躊躇しちゃったんで。
今回は流そう。

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1巻目の「はっぴぃセブン」

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「はっぴぃセブン」(1)/原作:川崎ヒロユキ 作画:COM
ジャイブ・CRコミックス
12/7発売

迫守亜麻乃は、学園一の不幸少女。ある日、ふとしたきっかけで開運研究会のメンバーと出会った彼女。
彼らは--七福神の力を受け、学園に巣食う「怪芽霊・禍ツ神」と闘う「はっぴぃセブン」だった!
アニメでも大好評の「はっぴぃセブン」がマンガとして登場!
(ジャイブ公式サイトより引用)

オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●○○○
設定、キャラともに手堅く作り込んである学園アクションコメディ。
手堅い分だけ、ちょっとこぢんまりした印象。
(各5段階評価・合計4つ星以下は感想無し)

 
【感想】
七福神の力で変身して学園のトラブル解決とかそういう感じですが。
たしかに七福神ではあるけれども、いきなり最初からメインキャラ7人超がいっぺんに登場するんでちょいと困惑。しかも変身すると性格が逆転するっていうんで、いわばキャラが14人以上まとめて冒頭から出てくるようなもんで。設定呑み込めるまでは読みづらい。
このあたり、原作小説だと文章上でフォローできるんだろうけども、絵だけだとちょっとなーと。解説シーンはあるんだけれども。

設定とキャラをしっかり作り、そのうえで決まったスタイルの話を展開させるという形の漫画でして。
このあたりがきっちりと定まっているのはいいものの、基本的に学園が舞台ということもあり、用意された枠組みの中でだけ展開されるストーリーがちょいと力不足。まとまってはいるんだけれども小さなところに収まりきっている感じで。
このあたり、2巻目以降になれば話も膨らんでいくのかもしれないですが。

全体として絵と話とキャラと設定がバランス良く、ソツのない学園アクションコメディにはなっているとは思います。
が、ソツが無さ過ぎるため、何をウリにしているのか、どこを読んでもらいたい作品なのかが見えてきません。

【こんな人に読んでほしい】
原作読者にでも
(1巻目レビューの概要と、採点基準はこちらから)

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1巻目の「07−GHOST」

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「07−GHOST」(1)/雨宮由樹 市原ゆき乃
一迅社・ゼロサムコミックス
11/25発売

バルスブルグ帝国陸軍士官学校の第315期生として卒業試験を受け、幹部補佐を目指すテイト。
元奴隷という境遇から、いわれない差別を受けるテイトだが…。
(一迅社公式サイトより引用)

オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●○○○
美形のにーちゃんたちがワイワイキャッキャとボーイズちっくに戯れてる女性向けアクションファンタジー作。
設定はちょっと凝ってるけどたいした意味は無い。
(各5段階評価・合計4つ星以下は感想無し)

 
【感想】
いきなり説明の多い設定や世界観と、やたら多いキャラがごちゃごちゃと入り交じって読みづらいものの、この手の漫画でそういう要素は雰囲気作りに過ぎないので記号として流すとして。
かっちょいい絵とかっちょいい舞台とかっちょいい男の子達でああほらかっちょいいですねっていう感じ。

画面の力強さや見栄に長けており、ファンタジーとして作り込んでありまして。
きちんとしつらえてあるキャラ配置も不足無くなされてはいるんですが、定型的なスタイルだけで囲って作った作品という印象。
しかしまぁそれはボーイズ的な女性向けアクション作全般に言えることなので、しょうがないことではある。

【こんな人に読んでほしい】
そっち方面のおんなのひと
(1巻目レビューの概要と、採点基準はこちらから)

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2005年12月10日

地元の同人イベントを盛り上げろ

当サイト↑上部にて、同人イベントの広告バナーが掲載されるようになってから約半年。
いよいよ12月11日に、オールジャンルイベント「JAM」が開催となります。

イベントのチラシやポスターの掲示、設置のお願いというのはお店にちょくちょくあるものなんですが、この「JAM」の場合、おいらの個人的なとこでの知人が主催者側として加わっておりまして。
そのため、チラシ置く店の店員ということも含め、それ以上に私的なとこで協力をしようということになり、バナーの設置とあいなったわけです。

(以下、JAM公式サイト内より)
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イベント主催を卒業して数年……久々にイベントに行って、耳にしたある言葉…
「今日も買う本なかった…」
確かに周りを見てみれば、本の姿が少ないじゃぁ〜あ〜りませんか!
これじゃぁいかんだろうと、平均年齢30過ぎのいい歳した大人が一念発起(笑)
「本を買える(売れる)イベントをしよう」と(^^)
お祭りごとの好きな私達が企画・運営するイベントに、参加してみませんか?
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この主催者と以前にいろいろと話をさせてもらったとき、
地元の同人イベントがどーにも満足できない。たとえ買う物が無くても、そこに行くだけで楽しいイベントっていうのが以前はあったのに。
中には参加サークルよりコスプレしに来る人間のほうが多いイベントもあるし。実力のあるとこはどんどん余所の大きなとこに行っちゃって、若い子らがグッズ売ってるのばかりが目立つようになり。主催者側も低年齢化が進んで、高校生が主催してたりするとこもあり、イベントの運営自体もなかなかうまくいってなかったりする。
社会人になってイベント主催はやめていたけど、もう一度、自分たちがやりたい、自分たちが楽しいイベントをやりたい。
これこそが同人イベントだという、そんなイベントを見せてあげたい。
というようなことを聞かせてもらいまして。
おいらもおおいに感じ入ることがあり、その思いに軽い感動すら覚えたわけですよ。

そんなわけで、お店の店員と主催者とがたまたまた知り合い同士だったんでバナーのっけましたというだけでなく、ほんとそういうの関係なく「ああこれは是非とも協力しなくてはなるまい」と思ってしまったのです。
ほんとはイベント開催までに、この場を使っていろいろと盛り上げていくべく、なにがしかの企画やらやってみたかったんですが。
気が付けばもう開催前夜となってしまいまして。そのへんはほんと申し訳ないと思うばかりです。
しかしいよいよとなれば、きっと素敵なイベントにしてくれるのだろうと信じておりますんで。

私も覗いてみたくはあるんですが、当日は仕事で…。
まぁこればっかりはしょうがないんで、おいらの代わりにみんな足を運んでみて下さいな。

オールジャンルイベント「JAM」
2005年12月11日開催
11:00〜15:00
かごしま県民交流センター 2階大ホール

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2005年12月09日

1巻目の「女神の鬼」

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「女神の鬼」(1)/田中宏
講談社・ヤンマガKC
12/6発売
1・2巻同時発売

ワシは王様になるんじゃああああっ!!!
1979年、広島――。この町に王国を作らんと暴れ回る小学生、通称ギッチョこと佐川義10歳!!とある日、仲間のコージらと出かけた隣町の鬼祭りで“四匹の鬼”と出くわした事が、少年の運命を根こそぎ変えてゆくのだったッ!!
超熱望!!田中宏が描く“究極の廣島魂”、ここに開国ッ!!!
(講談社公式サイトより引用)

オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●○○○
ヤンキー漫画の素地から、熱くたぎる青春ドラマを描こうとしているのかな、という作品。
なんともいわくありげで非常に気になる伏線を張っておいて、まずは少年時代からスタート。
長編としてどういった構想で描いていくつもりなのかが見えてこないんで、ちょいと判断に迷う。
(各5段階評価・合計4つ星以下は感想無し)

 
【感想】
(同時発売の2巻目は未読)
冒頭にて、80年代前半の広島で立派に不良やってますっていう中学二年の主人公と、その姉や友人達を見せ。次にこの漫画の行く末を示唆するシーンを、印象深い布石としてほんのわずかに挟み込み、そっからずっと時間をさかのぼって主人公の少年時代から話が本格的に進んでいきます。
が、小学生の主人公が「鬼祭り」でひたすら殴り合ってるだけで1巻目が終わってしまうもんで。
序盤の意味深な伏線シーンがあるだけに、いったいこの先何をどうしていくのかまったく見えてこないんですな。
タイトルも意味ありげだもんな。

美化されたノスタルジーによる、みっともなくもウツクシイ青春劇をやってくつもりなのか。もっと波瀾万丈なのか。
ただのヤンキー漫画になっていくわけはないよな、と分かってはいるんですが。

1巻目からけっこー読めるつくりになっている良くできた漫画なんで、なおさら続きが気になる。
最初からかなり大量の登場人物を出しているのも、話の先行きが見えにくくなっている原因なのかもしれないです。が、不安よりも期待が勝るような感じ。明確な個性のあるキャラが揃ってるしなぁ。

【こんな人に読んでほしい】
不明。買うなら同時発売の2巻までまとめて。
(1巻目レビューの概要と、採点基準はこちらから)

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2005年12月08日

PCゲーマー注目の一品

マイクロソフト、Xbox 360とPC両対応のゲームコントローラ
おっ、とちょっと嬉しくなったニュース。

PCでのゲームをする際、ゲームパッドの問題てのはけっこう大きいものでして。
以前から、PC用のゲームパッドというのは質のいいものがあまり無いもので、適当な安物買ってあとで後悔するということが多いものでした。
なので、そのへんこだわるゲーマーってのはたいてい、アダプタ経由でプレステなどのコントローラーを転用して使ってきてました。
しかしこれって(プレステ持ってるならともかく)アダプタ+パッドとデバイス2個買うようなものなわけで、PC専用のいいパッドが無いがために出費がかさむもんでした。
でもこれなら、質のいいパッド一個だけでPCにそのまま使えるわけで。お得っすな。

もともとマイクロソフトは、ゲームデバイスは質のいいやつをずっと作ってきていたわけでして(サイドワインダーシリーズとか)。
マウスだのジョイスティックだの、「MS社は、作るソフトはダメダメだが、ハードはいいもん作る」と揶揄されたりもしたもんです。
しかしもうけっこう前に、MSはパッドやらジョイスティックやらの生産を完全に終了してしまい、当時のユーザーは悲しみに暮れるままとなっていたのですよ。

しかしこれがこうして、Xbox360と兼用といえど、再びMSがPC用ゲームデバイスを作ってくれたようなもんなんで、けっこう嬉しかったりします。
パッド買い直すかなー。

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1巻目の「天空聖龍〜イノセント・ドラゴン〜」

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「天空聖龍〜イノセント・ドラゴン〜」(1)/山口美由紀
白泉社・花とゆめコミックス
12/5発売

領主の息子ラムカは、行き倒れの少女カナンを助け、自らが暮らすサンワの庄へ。
天の遣い・飛蛇が空を舞うその地には、はるか古の時代、暗黒龍と戦い地上に身を沈めたと言う聖龍の伝説が残されていた――。
伝説とは!? カナンが探す「地上の聖龍」とは!?
(白泉社公式サイトより引用)

オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●●○
聖なる龍の伝説が伝わる、古代中国っぽい世界観を舞台とする異世界ファンタジー。
2巻目以降での大きな展開を予感させてくれます。
(各5段階評価・合計4つ星以下は感想無し)

 
【感想】
聖なる龍の伝説と、その龍の末裔とされ、五感を超える能力を持った人間の存在する世界。
1巻目では、小さな村を舞台とするところの話のみで終わりますが、冒頭にて提示される設定を始め、ちょこちょこと伏線もあり。
今後、物語が大きく膨らんでいくと面白くなっていきそうです。
コメディパートを織り交ぜた話の緩急の付け方もいい具合のリズムを生んでまして、スムーズに気持ちよく読めました。

ヒロインの魅力が非常に高く、不遇な生い立ちでそのうえどんくさくて失敗だらけながらも、前向きで快活で一生懸命であるという、こう、「ええコやこのコええコや」と思わせてくれるキャラなんですな。
このキャラの身に降りかかるあれやこれやで話が展開される、受け身な作品スタイルではあるものの、要所ごとにヒロインには主張がはっきりとした行動をさせつつ、その身に起こる明確な変化が現していくことで、主体性を持った主人公を形作ることに成功してます。でもってかわいいしな。ほんにええコや。

絵やら話やらは現在の売れセンの少女漫画とは少しばかり違うんですが、アクションファンタジーでありながらも、細やかな感情表現と活き活きとした女性キャラを描けるこの手の少女漫画って、もうちょっと増えてもいいのになぁと、もっとこういうの読みたいなぁと、そう思わせてくれました。

【こんな人に読んでほしい】
ちょっと年季のいった、男の少女漫画読みはこういうのけっこう好きなんだよな。
(1巻目レビューの概要と、採点基準はこちらから)

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1巻目の「Boy’sたいむ」

boys-time.jpg
「Boy’sたいむ」(1)/藤凪かおる
芳文社・まんがタイムコミックス
12/2発売

男子寮で暮らすハメになっちゃった悲(喜)劇のヒロインひろむちゃん…。
憧れのキャンパスライフを送るため、一刻も早く脱出したいのにだんだん漢になっていく自分がコワイ…!!(汗)藤凪かおる初コミックス!!
(芳文社公式サイトより引用)

オススメ度:★★☆☆☆
俺これ好き度:●●●○○
性別を偽って男子寮での偽装生活を送る主人公と、寮に暮らす住人達とのホームコメディ4コマ。
ネタの広がりに弱さは感じつつもそこそこに読める内容ですが、二重生活からなるすれ違いのシチュエーションがこつこつ積み重なり、特色は出てきていると思われます。
(各5段階評価・合計4つ星以下は感想無し)

 
【感想】
男装して女子寮で暮らすうえでのトラブル関係のネタをちょこちょこ挟みつつも、基本形はキャラとシチュエーションを限定したコメディ。
大学生活のために寮に暮らしてるはずなのに、舞台はほとんど寮かバイト先かという程度で、キャラも完全に少ないメンツに固定。
このあたりにもうすこし幅が欲しいところですが、数の少ない登場人物でもそこそこにキャラは立っているため、これでいいんだろうかなぁとも思うところ。
丸っこくてかわい目の絵も魅力ではありますが、しかし最後まで物足りなさはある。

主人公は寮の中では男として、バイト先では憧れの女の子として出てくるわけで、しかし寮に住む他の連中はそのこと知らない。
そこんところをきっかけにするネタがちょこちょこいい具合の風味を出してます。

【こんな人に読んでほしい】
そんな片寄ったネタも無いので。特になし。
(1巻目レビューの概要と、採点基準はこちらから)

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1巻目の「トイレの花ちゃん」

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「トイレの花ちゃん」(1)/吉川新
集英社・ジャンプコミックスデラックス
12/2発売

社会人一年生の祥吾が期待に胸ふくらませて住み始めたアパート…。でも、なんとそこはトイレで死んだむっちり美女の地縛霊が出るのです!!
し・か・も、Hカップのナイスバディが日変わりでコスプレ??
そんな不幸にも処女のまま死んでしまった彼女の願いはSEXでイクこと…。祥吾のウラヤマしくも悩ましい共同生活がスタート!!
(集英社公式サイトより引用)

オススメ度:★★☆☆☆
俺これ好き度:●●○○○
同居人となった幽霊の女の子と、毎回毎回コスプレでヤリまくるっていうエロコメ。
キャラかわいいけど、ドラマをたいして作ることもせず終始ヤってるだけではね。
しかしまぁ、エロいことはいいことだ。
(各5段階評価・合計4つ星以下は感想無し)

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2005年12月07日

またひとつ消えていく

お店にて仕事中
びびびーっとFAXが流れてきまして
某出版社が倒産との報せが
あー、けっこう通好みの作家持ってたとこだったのになぁと肩を落とし

ざっと見て回ってところでネット上でまだアナウンスもなく、出版社サイトでも公式通知が出てないんで、いちおう具体的にどこってのは伏せておきます。

投稿者 bird_chief : 02:14 | トラックバック
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1巻目の「みえるひと」

mieru-hito.jpg
「みえるひと」(1)/岩代俊明
集英社・ジャンプコミックス
12/2発売

この世には霊が存在する。彼らは生者には見えず、触れられない。
その男明神は、霊と交渉し、時に排除する「案内屋」兼アパート「うたかた荘」の管理人。怖がり少女、ヒメノと出会い…!?
衝撃のサスペンス&アクションが今、幕を開ける!!

オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●●○
人間ドラマ寄りの話を作っておいてアクションで締める形のバトル漫画。
オーソドックスな作りながらも要素ごとのバランスが良く、今後の展開次第では化ける可能性も有り。
「●」は期待値として多めにつけました。
(各5段階評価・合計4つ星以下は感想無し)
(集英社公式サイトより引用)


 
【感想】
グラサンのにーちゃんが悪霊退治な作品ではありますが、人情モノとしてのパーツを多めに混ぜてあり、アクション主体でガツガツいく感じではないです。
作品の要となるキャラが少年誌掲載作としてはちょいと年齢高めなんですが、作品の主観そのものは女の子やらお子様やらのキャラに据えてあるのでそのへんは大丈夫でしょう。

話の構成、アクションシーンの迫力、ケレン味の出し方は遜色ないところで、少年漫画誌の作品としては標準以上のレベルです。
ただし若干、ほんとにちょっとだけなんですが、メインの主役陣が弱い印象でして。グラサンのにーちゃんもおねーちゃんも、キャラクター性の出し方はちゃんとしてるんですが、その出すべきモノがもうちょっと物足りない。
そのへんの個性でもって話を引っ張り回せるくらいの登場人物を揃えないと、ジャンプの土俵では厳しいかなぁと、どうしても思っちゃいます。
しかし、話の舞台のなる「うたかた荘」にはまだまだ登場の機会を待つ住人がたくさんいるようでして。
そこいらのキャラが揃ってきて、それぞれの関わり合いでもって話と個性が描かれていけば、面白くなってくると思いますよ。

キャラの魅力も含め、ウリとなる何かが出てくればこれから先ブレイクしそうな気配はする(どこかしらの対象層に媚びてみるのも手だ)。
漫画としてしっかりしてますからね。
今後に期待。アズミちゃんかわいいね。

【こんな人に読んでほしい】
いまのところ男の子向け。
(1巻目レビューの概要と、採点基準はこちらから

投稿者 bird_chief : 01:44 | トラックバック
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1巻目の「怪獣の家」

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「怪獣の家」(1)/星里もちる
小学館・ビッグコミックス
11/30発売
1・2巻同時発売

ボクの家が映画の舞台に選ばれ、怪獣に壊されることに…!?
怪獣は当然特撮だけど、男ひとりの福田家に美女ふたりが住むようになったのは純然たる事実!
星里ワールド全開の異色ラブコメ、ここに封切り!!
(小学館公式サイトより引用)

オススメ度:★★☆☆☆
俺これ好き度:●●●○○
ふとしたことから同居生活を営むことになった男女の恋愛ドラマ。
今日びの漫画の中では地味めな部類ですが、真面目にしっかり読めるつくりになってます
(各5段階評価・合計4つ星以下は感想無し)

【感想】
とある怪獣映画の撮影により、色々あって男一人と女二人が一緒に暮らすようになり、そこから恋愛劇が始まるわけで。

キーとなる事情を背景に性格付けされたキャラ同士の、丁寧に繰り出される会話のやりとりや、押しつけがましくなくともすんなり見てとれる心情の変化があり。
決して大仰ではなくとも、ささやかなシチュエーションによる微妙な関係の変化で話を作りながらも、その起伏がが非常に分かりやすく読めるんですな。

リアリティとしての「今」という現代性を切ったところで、人物が演じるドラマとしての寓話化を図り、それによって世代や男女の別なく読める普遍的な作品になっております。
言い換えると退屈ということになるのかもしれないけれど、堅実で流行り廃りと無縁なこういうラブストーリーも最近じゃ珍しくなってきましたね。

【こんな人に読んでほしい】
落ち着きのある話なんで。絵も話もごちゃごちゃしたのが性に合わない、という人に。
(1巻目レビューの概要と、採点基準はこちらから)

投稿者 bird_chief : 00:43 | トラックバック
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2005年12月06日

沸き出る同人ソフトがっ

冬コミが近づくにつれ、同人ソフトの情報がどんどこどんどこ出てきておりまして。
個別にちゃんとフォローしていきたんですが、どーにもこの量では・・・。
商業作品の場合は、作品ごとのリリース発表からまとめられているために時間をとっておっかけることができるんですがね。
コミケカタログはこれはこれで電話帳みたいなもんだし・・・。


サークルの作った同人ソフト紹介ムービーも色々とあがってきておりまして。
そういや年末から1月にかけて、店頭で流すムービー集がちょいとネタ切れなんだよなぁと。
どうせだったら同人ソフトオンリーでDVD一枚編集して流すのも面白いよなぁと考えていたりします。
気が向いたらやろうかなーと。
・・・いやお仕事のひとつを「気が向いたら」とか言っちゃいかんか

投稿者 bird_chief : 02:20 | トラックバック
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1巻目の「漫画家超残酷物語」

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「漫画家超残酷物語」/唐沢なをき
小学館・ビッグスピリッツコミックススペシャル
11/30発売
全1巻完結

永島先生、漫画家は今も悩んでいます!!
漫画家の悩みは今も昔も同じ。
全ての悩める漫画家に贈る鎮魂歌!!!!!!
(コシマキより引用)

オススメ度:★★☆☆☆
俺これ好き度:●●●●○
漫画家や漫画に関わる人々の姿を、愛情と皮肉と自虐を込めて思いっきり誇張して描くギャグ連作
タイトルからも分かるように、言わずと知れた永島慎二「漫画家残酷物語」のパロディというかオマージュですが、元ネタ知らなくても楽しめます。
(各5段階評価・合計4つ星以下は感想無し)

 
【感想】
漫画という因果なモノに取り憑かれてしまったばっかりに、大いなる業を背負ってしまった漫画家という困った人種をネタにする6ページショートギャグ。
テーマとなる様々なタイプの漫画家(及び漫画に関わる人々)を、それぞれに誇張して描きつつも、妙なところで具体的なリアリティがあり。
世の漫画家達は、みんなどこかしら、こういうようなとこがあるんだろうなぁと思わずにはいられません。

どうしようもないしっちゃかめっちゃかな連中だらけながらも、ああこれも全て漫画というものの持つ魔力がそうさせるのだよなぁと。

ついでに、この作品に登場する漫画家連中が描いているらしい作品はどれもこれも、しょーもなさそうなエログロばっかで。
一体どんなん描いてるんだよ、と読みたくもあり。
やたらに名前だけ出てくる「乳首たちのすけ」っつー漫画家も変に気になるなぁ。どんな奴なんだよ。

【こんな人に読んでほしい】
漫画家さんがこれ読んでどー思うか興味があるなぁ。
(1巻目レビューの概要と、採点基準はこちらから)

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1巻目の「怪より始めよ。」

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「怪より始めよ。」/佐藤智一
小学館・ビッグコミックス
11/30発売
全1巻完結

五つの善行を積んで人間になりたい!
現代に生きる妖怪・黒部兄弟が繰り広げる、ハートウォーミングコメディー!!
(小学館公式サイトより引用)

オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●○○○
善行を積むべく、兄弟が様々な世話を焼くお話。
ちらちらと見える細かな設定を膨らませば豊かな広がりを持つ作品になりそうなんですが、ちょっと「分かりやすい人助け話」に落ち着いてしまった感じ。
(各5段階評価・合計4つ星以下は感想無し)

 
【感想】
数百年の時を生きながらも、現代日本での居場所を無くした妖怪達。彼らは夜の0時まで人の姿に化けることができ、その間に5つの善行を積むことにより、本当の人間になることができる。というのが出発点。

対照的な妖怪の兄弟が人間になろうとあれこれやってるわけなんですが、設定がいろいろある上での「妖怪の人助け」というテーマがいまいち形になっていない感じでして。
人間になるためのルールを誰が作ったのかとか、妖怪がどーやって公務員になれたのかとか、妖怪が人間になるというのは具体的に何がどうなるのかとか。
他の妖怪達とのからみや、世代と種族を超えたラブロマンスの要素など。
そういうとこを深く掘り下げていけば面白くなっていったと思えるんですが、そういうのとまるで関係のない平易なとこに終始してまして。
「ちょっとしたいい話」としては普通に読めるだけに、もったいない。

【こんな人に読んでほしい】
特になし。
(1巻目レビューの概要と、採点基準はこちらから)

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2005年12月05日

今年最後の骨休み

今週末にToHeart2XRATEDの発売を控え、さらに年末商戦と冬コミ新作の準備もあり、2005年でおそらく最後になるであろう、ゆっくりできる休日。
しかしそんな休日も、酒飲みながら、録画しといたNFLの試合見たり、Blogをちょこちょこいじったりする程度で。
ああもうなんと華やかさの無いこの!この生き様!ここ数週間、休日に家から外に出たことねぇよ!

「ボーイズ・オン・ザ・ランの1巻目」読んだあとだといろいろ思うこともあるわけですが。

Blogのサイドバーにお世話になってますリンク集装備しました
情報源としてこのリンクを毎日ざっとチェックするだけでも、だいぶ違うよ
まぁほぼ完全に、私が担当業務上の情報集めに使ってるとこだけですが
アニメ関連が弱いかな

日本オタクショップ分布図2005(12月3日のとこ)・「さいじぇね
 えー、ホワイトキャンバスはフランチャイズ店の分布ものっけてほしいなぁと思ったり
 のっけてもらえりゃ鹿児島のとこに色が付くのだが
 あえて除外したんだろうか したんだろうな
 あと、たとえ系列チェーン店だろうと、支店ごとにその質は大きく異なるわけですが、さすがにそういうのまで考慮はしてくれないよなぁ。
 主観的評価ではなくて、敷地面積と商材ごとの棚本数のデータだけでも、店のレベルが分かって便利だと思うんだけど。細かすぎるかさすがに。

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1巻目の「ボーイズ・オン・ザ・ラン」

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「ボーイズ・オン・ザ・ラン」(1)/花沢健吾
小学館・ビッグコミックス
11/30発売

痛みを知る、すべての男たちへ。あるいは、すべての痛い男たちへ。
三十路目前、そろそろ選択しようじゃないか、我が人生!
超等身大ダメ男・田西敏行の遅咲き青春ブルース!!
(小学館公式サイトより引用)

オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●●○
どーにも女性に縁のない、どこにでもいそうな20代サラリーマン男の、イタさ溢れる恋愛奮闘模様をコメディで。
なんかもうこれ、読みながら笑いつつも、我が身を省みてやがて泣ける、というね……。
「分かるぞ!お前もか!俺もだ!」ていうモテない負のパワーに満ちてます。
(各5段階評価・合計4つ星以下は感想無し)

 
【感想】
通勤時の満員電車内で、マナーの悪い兄ちゃん見かけて
「でもたぶん、こいつのほうがたくさん女とセックスしたりして、俺の人生よりも何倍も楽しいんだろうな」
とか
2chのドクオスレがそのまま飛び出してきたような、切実ながらも見苦しい主人公のボヤきやつぶやきに、思わず同調しちゃう男性諸氏は多いはず。

とりあえず社会人やってて20代も後半です、という、実に等身大な主人公が、同じ会社の気になる女の子とどうにかいい関係になろうともがき奮闘するわけなんで。
この女の子がこれまた、「そんな身近にこんないいコいねぇよ!」てなくらいに素直で優しくて、主人公にどこか好意を抱いているっていうそんなヒロインで。
そういうキャラが作品の主題の上にのっかってないとお話として成立しないのは分かっているんですが、実に都合よく設定されたヒロインに、読者の側もなんか「ああ、いい子だなぁ」と救われてしまうのが、なんかフクザツ。それだけいいキャラってことですが。

そんな女の子を前に、華やかさの無い日常からドラマを求めて一念発起するも、どこか空回り気味な主人公は「お前も頑張れ!」素直に応援したくなっちゃう感じでしてね。
ささやかな人生、女の子ゲットするためには、やはりかっこ悪くてもみっともなくても、勝負に出ないといけない時があるんだよなと、そんな勇気も与えてくれます。

20代後半になったって、いったいいつになったら俺は大人になれるんだろうかと。オトナって何なんだろうかと。そんなことまで思わせてくれる佳作。

【こんな人に読んでほしい】
そのまんま。全てのモテない成人男性諸君に。ああ。ああ。同志よ。
(1巻目レビューの概要と、採点基準はこちらから)

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2005年12月03日

恐怖の12月

冬コミ同人ソフトの告知展開の開始と
ひょうたん通信の原稿締め切りと
9日発売のToHeart2XRATEDの、店頭展開の準備と
毎月恒例のセール企画準備と
これら全てをまったく同じタイミングで片づけねばならない事態になっておりまして
しっちゃかめっちゃかです
どうやっても全部まとめて処理できないため、セールはもう延期というか時期を2〜3週ずらすより仕方がない。がっかり。

12月が忙しくなるのはどんな業種だって一緒だと思いますが
12月も終わりの終わりにまでなってしまえば、おおかたの流通は止まるのでバタバタできなくなるんですが
そこに来て同人というジャンルはそれが無いわけで(今年の冬コミは12月29〜30日)
30日・大晦日から年始にかけて一斉に入荷という
他の小売業ではあまり見られないことになるわけで
慌てないためにも今のうちから準備にとりかかっているんですが、それでも作業は尽きないんで
ちょっとピリピリイライラしてます。
不慮のトラブルとかあるとキレちゃうかも
なんかこう心を潤すものというか、気を楽に持てる何かがあればいいんだけどなぁと思うんですが。
自分にとってそれはなんであるのか、見付からないので困っているとこです

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1巻目の「兄ふんじゃった!」

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「兄ふんじゃった」(1)/小笠原 真
小学館・少年サンデーコミックス
8/8発売

弟・テルキヨの行く先々に現れる兄!
今日も人目をはばからず、兄の過保護は止まらない! 弟のためなら問答無用で突っ走る、新感覚&最強兄っぷりGAG!!

(小学館公式サイトより引用)

オススメ度:★★☆☆☆
俺これ好き度:●●○○○
ひたすらにとめどなくボケまくる兄貴を弟が突っ込むが、兄貴はおかまいなしでボケつづけ、際限のないギャグの垂れ流しが逆にシュールで不条理な世界になっていまして。
テレビでのコントのようなギャグが主体ですが、勢いと力技で畳み掛けているため、人によって好き嫌いがはっきり分かれるでしょう。ハマればツボか。
ところでこれ、本来は8月の発売なんですが、重版分が入荷したのだと気付かずに11月新刊のつもりで買ってしまった・・・。
(各5段階評価・合計4つ星以下は感想無し)

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2005年12月02日

まじかるストロベリィが面白いんだよ

magi-st2.jpg
「まじかるストロベリィ」第2巻が発売されまして。ええもうそっこー買いまして。
次々と新キャラ増えてどうなるかなぁと思ってましたが
極めて高いキャラクター性と、そのキャラ同士の関係性を軸にしたネタの連続に、杞憂もふっとぶ。
キャラが増えた分だけさらにシチュエーションに幅が出て、全体的にさらに華やかになった印象。
そんでもって、このかわいい絵柄が高いキャラクター性をさらに引き立てるのだ。
いやー、凄いなぁ。ほんとよく出来てるなぁと感心しっぱなしで読ませてもらいました。
もちろん顔はにやけっぱなしだ。

1巻目レビュー始めて以来、初の「●」5個獲得作品として絶賛したんですが
萌えもご家庭も含めた、現在連載中であるコメディ4コマ全体の中でも、最高クラスの一本と言っていいんではないかとワタクシ思うんですが。

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1巻目の「闇のパティシエ」

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「闇のパティシエ」(1)/大野潤子
小学館・ベツコミフラワーコミックス
11/25発売

甘い物が大キライなのに、なぜかお菓子を作らせると超一流の腕前を持つ女子高生・小月(さつき)。
そんな小月の才能に目をつけた陸上部のマネージャー・星崎(ほしざき)が、小月をパティシエにスカウトしたことから、菓子作りのビシネス「闇のパティシエ」がスタートして…!?
(小学館公式サイトより引用)

オススメ度:★★☆☆☆
俺これ好き度:●●●○○
人の悩みをお菓子で解決という形ですが、料理1つで人生がドラマチックに!というもんでもなく、栄養と健康に気を付けたおいしいお菓子であなたもちょっと幸せ、という感じ。
んでもってほんのり色恋沙汰も。
(各5段階評価・合計4つ星以下は感想無し)

 
【感想】
作中に出てくるお菓子のレシピが登場したりはするものの、料理漫画というよりは幹となるドラマの枝葉にお菓子が、というところ。

スタンダードな人物配置に、呑み込みやすくシンプルなドラマ。一話完結形式ながらも、長編作としての大きな流れをふまえる伏線をきちんと見せ、そこにちょいと恋愛要素を絡ませており。無闇にキャラを押し出すことはせずとも、ちゃんとキャラを動かすことで話を組み立てまして。話の作り方が実にバランスよくて、安心して読めますな。
でもって、お菓子作りを作品全体の特色として出しているという。
一般的な少女漫画として地味めなほどに標準的な内容ながらも、見せるところはちゃんと見せるという。プロのお仕事を読ませていただきました。

ひっかかる点といえば絵柄くらいかと。ちょーっと古めなんすよな。そこだけ。

【こんな人に読んでほしい】
キャラや話にクセが無いんで、普通に少女漫画読めるなら。
(1巻目レビューの概要と、採点基準はこちらから)

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1巻目の「みずたま注意報」

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「みずたま注意報」(1)/山東ユカ
竹書房・バンブーコミックス
11/26発売

雨音玲音・高校2年生。ちょっと不思議な能力があります。
三東ユカの描く、学園お天気ラブコメディ!まんがライフMOMO連載以前の読みきり、設定資料も収録!!
(竹書房公式サイトより引用)

オススメ度:★★☆☆☆
俺これ好き度:●●○○○
大前提となってるはずの初期設定があんま関係ない内容の4コマ。
ちゃんとキャラが立ってはいるものの、これといって特徴のない学園ラブコメ4コマなだけに、ぱっとしない印象だけが残る。悪くはないんですが。
(各5段階評価・合計4つ星以下は感想無し)

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2005年12月01日

1巻目の「黒祠の島」

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「黒祠の島」(1)/原作:小野不由美 作画:山本小鉄子
幻冬舎・バーズコミックス
11/24発売

失踪した作家・葛木志保の行方を捜し、夜叉島という孤島に行き着いた式部剛。
その島は、異端の神を祠る島だった…。小野不由美の本格推理小説を完全コミック化!
(幻冬舎公式サイトより引用)

オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●○○
変化を付けることなくまっとうに読みやすく描かれた和風ミステリー。
1巻目ではほどよい謎が散りばめられ、終盤にかけてにわかに波乱を予感させる展開が、2巻目以降への期待を膨らませてくれます。
(各5段階評価・合計4つ星以下は感想無し)

 
【感想】
原作小説は未読なんですが、推理ものとして確かに良い具合の展開を見せております。
絵柄が表に立つことなく、ストーリーそのものを読みとっていくにふさわしい作画と言っていいんじゃないでしょうか。

失踪した人間を追ってやってきた、どこか不思議な島と、異端の神を信仰する、島の住民達。
怪しげな魅力のある舞台の上では、まるで手がかりの無かった失踪事件が徐々に捜査も前進し始め、そしてそっから話が本格的に動き出しそうなところで1巻目は終了。
うーん、続きが気になる。

………
…しかしこれ、どうしても頭に浮かんで離れないことなんですが…。
異端の神を奉る村人。失踪する人間。奇妙な風習。監視される主人公。口止めされる住民達。村の権力者。
…なんかこう、この作品がわざわざ今のこの時期にコミカライズされるというのは、「ひぐらし」の影響がどっかにあるんだろうかなぁと思わずにはいられないです。
まぁ、こういうのは一種の定型的スタイルだというのは分かってはいるんですが。

【こんな人に読んでほしい】
ちょっと暗めでじわじわと進む推理ものなので。ぱっと分かりやすいのがいいって人には向かないか。
(1巻目レビューの概要と、採点基準はこちらから)

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1巻目の「M−エム−」

m-emu.jpg
「M−エム−」(1)/新井理恵
幻冬舎・バーズコミックス
11/24発売

新米教師・岩崎の秘密、それはかつて初恋の担任教師・麻衣に刻み付けられたトラウマで、リアル女性とHできない体になり、今も童貞だということ。
なんの因果か、今度は同じ高校の教師として二人は再会し…!?
(幻冬舎公式サイトより引用)

オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●○○
トラウマ絡みの愛憎劇を、シリアス目に振っておきながら、ここっていう山場で強引にコメディで落とす展開しておりまして。
ラブコメともなんとも付かない変な味わい。けど不思議と読める。エロいし。
(各5段階評価・合計4つ星以下は感想無し)

 
【感想】
まんまもう直接的に性的な問題によるトラウマがあり、その心の傷を付けた方と付けられた方が再会しまして、愛と肉欲のドロドロとしたドラマがここに始まり・・・そうになるところを身をよじってかわしている、という印象。
暗く痛々しい展開から無茶な力でもって瞬間的に笑いのほうにもってくんすよね。

キャラの心情を巧みに描き、性癖コミで個性をアピールさせといて、そこから倒錯的な恋愛とそこに至るまでの内面の葛藤をシリアスに描こうと思えばできるのに、なぜコメディにしてしまうかなぁ。
と、ツッコミ入れたくなるところではありますが。
しかしこれはこれで、独特の作風というか魅力と言ってもいいんではないかなぁと。

スタイルとしてはラブコメ、とくくるしかないんですが、でもどこかドロドロしてて。
夢オチ妄想オチを多用してエロくて。
男の読者からすれば、この巨乳先生もたいへんによろしいわけで。

【こんな人に読んでほしい】
漫画としてはまっとうな出来映えですんで、こーいうのも有りだと思うことができれば楽しめる。エロいけど。
(1巻目レビューの概要と、採点基準はこちらから)

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