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2005年11月26日
1巻目の「殻都市の夢」

「殻都市の夢」/鬼頭莫宏
太田出版・F×コミックス
11/21発売
全1巻
いつか存在した、忘れられた都市の物語。
愛ゆえに禁忌を犯した男、3年間だけ命を与えられた餓死寸前の少女、「街」を愛してしまった青年、愛する妻のために生き返った死者…その身に殻をまとうように成長し続ける『外殻都市』を舞台に繰り広げられる、哀しくも切ない夢の残滓―全7編。
<鬼頭莫宏>が描く、切なさあふれるヒューマン・ファンタジー!
(太田出版公式サイトより引用)
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●●○
ちょっとした近未来世界を舞台に、SF的設定を足がかりとした寓話を描く短編集。
意味があるのかないのかわかんないところでハダカだったりカラミがあったりするのは掲載誌の特性上か。
(各5段階評価・合計4つ星以下は感想無し)
【感想】
SFではありますが、人と人とのドラマをしっかりと語っておりまして。
終始静かな画面も手伝ってか、乾いているとでも言うようなさらっとした読後感ながらも、切なさのある個々のエピソードが印象的で、短編集としてなかなかに良い具合。
世界観や背景の説明に欠けるため、唐突に出てくるメカやら造語やらのSF的記号に執着すると「どーいう設定なんだ?」と戸惑うかもしれません。
が、おいらは個人的に、そういうとこは読み手が勝手に考えればいいや、と思ってる性質でして。むしろこうして突き放したところでSF記号を列挙されるほど、自分自身でおぼろげに世界観の輪郭を形作ってみるのが楽しかったりもします。
【こんな人に読んでほしい】
SF好き。……いや、SFっぽさ好きに。そうでなくても読めるけど、
(1巻目レビューの概要と、採点基準はこちらから)
投稿者 bird_chief : 2005年11月26日 04:14
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