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2005年10月29日

1巻目の「シュヴァリエ」

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「シュヴァリエ」(1)/原作:沖方丁 漫画:夢路キリコ
講談社・マガジンZKC
10/21発売

冲方の舌(かたり)と夢路の筆(ペン)が筆舌に尽くせぬ魔を魅せる!!
詩に終止符(ピリオド)はない
あるのは言葉の死か 詩人の死だけ
時は革命前夜の巴里(パリ)。敵は詩人、虚々実々の新・神秘的韻文詩集(ネオ・ミステリクス・ファブリオー)!!!
(講談社公式サイトより引用)

オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●○○
18世紀フランスに実在した数奇な人物をモデルに描く、ゴシックホラータッチのアクションドラマ。
優雅さと荒々しさを合わせ持つ独特の画面が印象的。
(各5段階評価・合計4つ星以下は感想無し)

 
【感想】
革命前夜のフランスはパリを舞台に、猟奇的殺人事件とそれを追う謎の剣士の活躍を描いておりまして、沖方丁による骨太な原作世界を迫力ある描写で見せてくれています。
耽美的でありつつも力のあるアクションシーンはなかなかに引き込まれますよ。

一話完結スタイルながらも全体の流れを示唆するようなおぼろげな謎がちらほらと配置されており、うまい具合に今後の展開に期待を持たせてくれます。

ところで「これって、ただ女装して戦ってるだけじゃねぇの?」と読んでて思ったのですが、やはりその通りのようで。
この作品の主役のモデルとなっているデオン・ド・ボーモンという実在の人物は、巻末にある原作者の言葉を借りると、「貴族だが家は貧乏。女装する外交官。フランス王の秘密組織の一員。フェンシングの腕は一流。豊かな教養」ということになっている。
さらに細かい経歴はこちらに詳しいが(論文:「デオンの快楽」の冒頭部分)、なんとも面妖な。
死ぬまで女装し続けた人なのね。

それと作品そのものとは関係ないのですが、巻末あとがきにある作画の夢路キリコのコメント。これがもうアイタタタな感じで、読んでて引いた。
いい具合に作品の雰囲気に浸っているところに水ぶっかけられた気分。台無し。
漫画の内容自体に影響は無い部分であるはずなんだけどね…。

【こんな人に読んでほしい】
ダークファンタジー系統のアクション作がお好みなら。
(1巻目レビューの概要と、採点基準はこちらから)

投稿者 bird_chief : 2005年10月29日 04:29

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