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2005年10月25日
1巻目の「妖精標本(フェアリーキューブ)」

「妖精標本」(1)/由貴 香織里
白泉社・花とゆめコミックス
10/19発売
全1巻完結
羽住衣杏(はすみ いあん)には、不思議な存在を感知できる能力があり、トカゲという自分の分身が常に見えている。
衣杏は世間を騒がす「妖精殺人」を目撃、謎の男・界人(かいと)から不思議な石(キューブ)を受け取る。
数日後、幼なじみで想い人の鈴が殺人犯として疑われ…!?
(白泉社公式サイトより引用)
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●○○
「妖精」を巡る事件に主人公が巻き込まれ、全てを失ったところから始まるドラマ。
サスペンスとアクション要素も交えつつ描かれる復讐劇が展開されます。
(各5段階評価・合計4つ星以下は感想無し)
【感想】
妖精が見えると同時に、悪意に満ちた自分の分身が見える主人公。
周囲に相次ぐ「妖精殺人」。怪しげなアンティークショップとその主人。
いかにもいわくありげなこれらの要素が一本の線で交わるとき、話が本格的に動き出します。
何もかもを失い現実世界にも関わることができなくなった主人公が、全てを奪った相手に妖精の力を借りて立ち向かうという内容。
主人公はいかにも爽やかなのに対し、相手のはもう悪辣でして。盛り上がりのある復讐劇となっております。
序盤の短い間に立て続けに見せられる設定があれこれと多く、そのうえそれぞれが濃密なため、作品の全体を見渡すのにちょいと手間取る印象。話が進んでからは普通に読めるようになりますが。
しかし、作品の本筋と思われる復讐劇さえも、なんか伏線めいておりまして。
こっからさらに大きな話につながっていくような気もしてきます。
いろいろと先が気になる1冊。
【こんな人に読んでほしい】
ドラマとして面白いんで誰でも読めそう。ただしファンタジー要素の描き方は好き嫌い分かれそう。
(1巻目レビューの概要と、採点基準はこちらから)
投稿者 bird_chief : 2005年10月25日 01:43
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