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2005年04月29日

1巻目の「岳」

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「岳」(1)/石塚真一
小学館・ビッグコミックス
4/26発売

【あらすじ】
ネパール、北南米、ヨーロッパ…
世界中の巨峰を登り歩き、高度な山岳技術と山の素晴らしさと、事故の悲劇を知る男、島崎三歩。
日本アルプスに戻った彼の前で起きる悲惨な事故の数々。
今、三歩の三歩だけの山岳救助が始まる。
(単行本裏表紙より引用)

 
【感想】
面白いっすこれ。
読んだ時はちょうどGW商戦に本格突入して、明日からセールだから準備の作業しなきゃというタイミングだったのですが、そういうの忘れて何度も読んでしまいました。

内容は前述のあらすじにある通りで、一話完結形式で様々なケースの救出劇があって、そこで救助される側の人間にちょっとしたエピソードを添え、ドラマ作りをする構造になってます。
プロフェッショナル系職業漫画の一種。

まず登山にまつわる描写が実にリアリティ溢れておりまして、ちょっとした小道具見てるだけでも楽しいです。
また、レスキューものというとむやみにドラマチックで演出過多なとこに行きがちですが、そこもきちんと現実的に踏みとどまり、無茶なことをせずリアルに徹しているのも好感が持てます。
登山と山岳救助というテーマ自体の新鮮味も大きいです。

主人公は底抜けに明るく飄々としていながらも、様々な山の怖さとそこで失われる生命をいくつも目の当たりにしており、しかし山が好きで山に来る人も大好き、という魅力的なキャラになってます。

話の組み立てが幾分甘く、構成に仕掛けを作っておきながら、それが機能していない箇所が若干あるんですが、これは今後良くなっていくだろうと思われます。

読めば頂上を目指してみたくなる作品。同時に、山に登る人ってのはきっとみんな素敵な人ばかりなんだろうなぁと思いたくなってきますよ。
「みんな来ればいいのに……」っていう言葉がいいのだ。

オススメ度:★★★★☆
俺これ好き度:●●●●○
著者初単行本でもあるみたいなので、期待を込めて多めに。
(各5段階評価)

【こんな人に読んでほしい】
ぱっと見はちょいと地味目だし、書店に行ってもこれ置いてるとこは多くないかもしれないですが、浦沢直樹のマスターキートン的なドラマが好きなら。
あと多分、登山家にとっては必読書かも。
(1巻目レビューの概要と、採点基準はこちらから)

投稿者 bird_chief : 2005年04月29日 01:24

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