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2005年04月23日

1巻目の「もうすこしがんばりましょう」

mousukoshi-ganbari.jpg
「もうすこしがんばりましょう」(1)/山口舞子
白泉社・花とゆめコミックススペシャル
4/19発売

【あらすじ】
幼なじみの三人娘、むつ・ふみ・ひよはちょっとオバカでキュートな高校生☆
何気ない学校生活365日を今日も目一杯楽しんじゃいます!スペシャル描きおろしも満載!
クスッと笑えて、ココロも和む超お気楽 学園ライフ・ギャグ☆
(白泉社公式サイトより引用)

 
【感想】
白泉社花とゆめであるわけなので少女漫画であることには間違いないが、100%どこからどう見ても特定男性向け萌え系マンガというちょっとした珍品。
判型をA5版にして花ゆめっぽさを消した装丁は、その特定男性のとこ狙う気まんまんなのが見て取れますな。
そして小見出しの付くコメディネタを1ページ単位で読ませていくという作り方なので、ほぼ完全に萌え系4コマと言っていいでしょう。

高校の学生生活ネタでありますが、「現代の女子高校生」としてはリアリティの無いパターンキャラと、そのキャラの個性でネタを引っ張るという作り。ほんと萌え系4コマの構造そのままです。

キャラは元気バカ、クール美人、常識人(?)の3人がメイン。んであと途中で真面目メガネ委員長が加わる。常識人にハテナ付いてるのは、いまいち個性がぱっとしないためです。
元気バカはかなりいいキャラしてるものの、ネタの牽引はほぼそいつににまかせっきりで、他の3人が若干弱いとこあるのが惜しい。
巻末にある描きおろし「いいんちょ日記」がけっこういいアクセントになっていまして、他のキャラも描けないことはないんだなということが窺えるため、バランスよくそれぞれのキャラを中心にしたネタを出していけば、まだまだ面白くなっていく余地はあるでしょうね。

全体の質自体はさほど悪くなく、キャラがいい具合でかわいいのでそれだけでも読めることは読めます。が、4コマとしての括りで他と比べちゃうと、そこそこいいレベル、に落ち着くのがもったいないかもしれません。
今このジャンルってものすごく成熟してますから。佳作に溢れてるとでも言いますか。

ただしこれ、初版の発行部数がもの凄く少なかったようで、現在、店頭で目にすることはほとんど無いと思われます。
煽るわけではないですが、うちで××冊の注文出してわずか○冊の入荷だったわけで、よっぽど足りてないようです。

オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●○○
出来は良いほう。萌え系追うならチェックしても損は無いかと。
(各5段階評価)

【こんな人に読んでほしい】
特定男性向けであることは間違いないですが、逆に雑誌掲載時、女性読者はこれをどう読んでたのか気になる。
(1巻目レビューの概要と、採点基準はこちらから)

投稿者 bird_chief : 2005年04月23日 01:40

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