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2005年03月24日

1巻目の「嬢王」

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「嬢王」(1)/紅林 直・倉科 遼
集英社・YJCウルトラ
3/18発売

【あらすじ】
何不自由無く大学生活を過ごしていた藤崎彩は、ある日突然、父の借金1億5千万円を背負ってしまう! 返済の目処も立たず、困惑する彩の耳に入ってきたQ−1グランプリの話題。それは年間No.1キャバ嬢に1億円の賞金を与えるというものだった! 一大決心の末、彩は夜の世界へ身を投じる…。日本一のキャバクラの街・六本木で「嬢王」を目指す彩の、女たちの華麗なる戦いが始まった――。

(集英社公式サイトより引用)

 
【感想】
六本木のでっかいキャバクラ経営してますっていう青年がいきなり出てきて。
この青年はすごい人ですよーっていう紹介と、キャバクラが今流行っている理由とかそのあたりの作品導入がしっかりありまして。
で、こいつが日本一の店を作りたいと言っている。その手段として
「キャバ嬢No.1を決める『Q−1グランプリ』を開催する」
といったところで少々げんなり。しかし、冒頭から到達点をあらかじめ見せておいてもらえるというのは、読者にしてみれば確かに分かりやすいんだが、にしても「じゃあ試合で。勝負で」っつーのはちょっと安易な気も。

けど、とりあえずその点はあくまで最初の提示だけにとどめておいて、作品本体は、借金を抱えた世間知らずの娘さんが自らの純粋さを武器に、さらに水商売のノウハウを飲み込みながら一人前のキャバ嬢として成長していくっていう内容。
キャバクラ経営者である青年はコーチ役となりまして、つまるところ文法としては、キャバクラの世界を素材にした熱血スポ根もの。

方向性が明確で、エピソードごとの主題とそれを盛り上げる展開がしっかりしているためけっこう読める。
ただし、主人公が備えるキャバ嬢としての素質や、客を引き寄せる魅力といった、つまり「強さの理由」が若干説得力に欠ける点があり、読んでて「なるほど!」と思わせてくれない。

色気充分でマンガとしてもしっかりしてはいるのですが、水商売マンガもここのところ色々ありますからねぇ。ちょーっと埋もれちゃうかなこれでは。

オススメ度:★★☆☆☆
俺これ好き度:●●●○○
(各5段階評価)

【こんな人に読んでほしい】
くどいようだが文法がスポ根のそれなので、ちょっと年齢の高い男性なら誰でも読める。

(1巻目レビューの概要と、採点基準はこちらから)

投稿者 bird_chief : 2005年03月24日 02:18

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