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2005年03月04日
1巻目の「STAYラブリー・少年」

「STAYラブリー 少年」(1)/西 炯子
小学館・フラワーズコミックス
2/25発売
【あらすじ】
煩悩多きエリート高校生・佐藤敦士は、図書館で半年振りに山王みちるに再会。残りわずかな高校生活を受験勉強一筋で送るつもりが、またしてもみちるのペースに巻き込まれてゆき…。そんな微妙カップルに第3の人物、なごみ系男子・上温湯(かみぬり)渚も加わり、三角関係に突入か----!!?
大人気[STAY]シリーズ第4弾!
(出版社公式サイトより引用
【感想】
おそらくはシリーズ前作のいずれかに登場のあるキャラによる長編ストーリーなのだろう。主人公とヒロインは以前になにかしらあったことを思わせる内容。
それがなんなのか知らずにいきなりこれを1巻目として開くと少々読みづらかった。
しかし逆にこれが、「この二人はそう遠くない過去になんかあったのだろうがそれはなんなのだ」とこっちが勝手に期待し、憶測して楽しめるという変な効果が。
それに読みづらいのは最初だけ。
男性側である佐藤敦士の視点で話は進んでいくが、レタリングとも言えない書き文字による彼のモノローグが終始細かくコマにある。
要は内面を赤裸々に見せることによって恋する少年をてってーてきに浮き彫りにするわけなんですが。
これがもう背中むずがゆくなっちゃうくらい甘酸っぱいの(褒め言葉)。
おいらなんか特に人並みの高校生活を送ったことがないから、すごくこういうのに憧れちゃって「いいなぁいいなぁこいつらいいなぁ」と気付けばにやけ顔。
そんな彼の内面と、同時に彼の住む町の情景をこつこつと積み上げてこの物語は進むわけだが……
「あれこの背景の店見たことある。チェーン店だったっけ??」
と思ったらああっ!
このマンガの舞台、鹿児島じゃん!!(地名はちょこちょこもじってある)
とまぁ、親近感が沸く沸く。
主人公は土曜ともなると図書館に行き、じっくり勉強したのち路面電車に乗って帰宅するのだが、その足取りがほんと目に見える。あ、おれんちの前通ってるなこいつ。
図書館出た後中央公民館の前通って市役所前に出て、そっから市電で谷山まで直通か。たまに天文館に寄り道してるが。てゆーかこいつ谷山からだったら市立図書館のほうが近くないか?と地元民ならではのツッコミも出せるほどである。
そうそう、作中で山王みちるが「宝来まんじゅう」なるものを買ってるが、これ売ってる店の近くに、ひょうたん書店Warp店があるのです。
とまぁ、ご当地ネタに盛り上がってしまいましたが。そーいった地元民としての視点を抜きに考えても、このマンガは面白いよ。
山王みちるもいいよな。きちんと立ってて。一筋縄ではいかないこういうキャラ好き。でも人によっては、天然ゆえに女らしさが無い、飄々とした「変な」ヒロインはまったく受け容れがたいだろうと思われるので注意。言動とかそこらが。
でも好きだなこいつ。こーいう奴女友達に欲しかったなぁ。
あ、そういや主人公が通う、谷山にある中高一貫教育の私立高校で、東京からも生徒が集まるとこっつったらラ・サール高校ですな。
あのツラで裁判官なんつってるとギャグのように見えなくもないが、彼はほんとにエリートなわけか。
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●●○
(各5段階評価)
【こんな人に読んでほしい】
少女漫画を読むことにさしたる抵抗のない男性にとってはハマれる可能性大。
青春は遙か遠くになりにけりなんて顔してる人ほどこういうの読むとやばいんだ。おいらもやばかった。
ただしやはりシリーズ前作通して読みたいなぁ。今度探そう。
(1巻目レビューの概要と、採点基準はこちらから)
投稿者 bird_chief : 2005年03月04日 22:38
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