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2005年03月07日

1巻目の「GO!GO!HEAVEN! / 自決少女隊」

gogoheaven.jpg
「GO!GO!HEAVEN! / 自決少女隊」(1)/小原信治・海埜ゆうこ
小学館・ビッグコミックス
2/28発売

【あらすじ】
不倫の末に300万円貸せと言われて借金を負ったアヤ。
SMの女王様で性的虐待、躁鬱、リスカなど自殺の総合商社ような卑弥呼。
ゴスロリ引きこもり少女で対人恐怖症のため携帯メールでしか話せないミカエル。
自殺サイトで知り合った謎の少女ジュリアに誘われ、自殺するために出会った4人がその方法を模索中、ジュリアがライブでの感電死を提案して…
(小学館公式サイトより引用)

【感想】
原作がついてるためか、テンポ良く話が進むのでハマれば面白いか。
ただしそこかしこで死ぬ死ぬ言ってるもんだから、この作品の中では「死」ということがだんだんと希薄になってきて、ただの作品要素のひとつになってしまってるのはいいんだか悪いんだか。

ギャグ漫画にならないようにしながらこのテーマを成立させるには、登場人物の内面をより深く描く必要があるのは分かるが、言葉に頼りすぎなところも。ト書きは多いしキャラはよく喋るし。
それらが素直に読めれば楽しむための足がかりになってはくれるが、なんでもかんでも全部はっきり文字で表しちゃうってのは、白々しさくなるのと紙一重なんだが。これもまぁ受け手次第か。

主役4人はどれもなかなかにいいキャラを持ってます。アクの強いのが揃ってる分、この4人の関係性がきちんと絡み出すと面白くなりそう。
1巻目ではまだ、それぞれの結びつきがリーダー一人を起点にしたものに過ぎないため、キャラの強さを生かし切れてない感じも。メンバーのうちの2人や3人でのシーンが少ないためにそう思ってしまう。
キャラとしての主張が見られるのは4人一緒のバンドとしてか、もしくは1人だけの独白、なんだよな。

おそらくこの作品は手に取った人間の読み方ひとつで面白さが格段に変わってくるはず。
自殺だのなんだのは棚上げしといて、個性の強い4人によるバンド物語としてなら普通に読める。
死との対峙をテーマとして見据えちゃうと、浅くて読めない。
実在バンドの歌詞の引用も紙一重。ほいほいと何度も使うから軽くなっちゃってるな。

漫画としてはよくできてんだけどな。なんだろ。なんか歯がゆさが。

オススメ度:★★☆☆☆
俺これ好き度:●●○○○
(各5段階評価)

【こんな人に読んでほしい】
難しいが、一見すると重いテーマを無視して読める人。
おそらく、掲載誌でちょっとずつ週一ペースで読むのが正しいか。

「こんなものを買った」さんとこでの感想はこちら

(1巻目レビューの概要と、採点基準はこちらから

投稿者 bird_chief : 2005年03月07日 03:54

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