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2005年03月11日

1巻目の「未来改戦 Dクロゥス」

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「未来改戦 Dクロゥス」(1)/おおのじゅんじ・黒田洋介
秋田書店・少年チャンピオンコミックス
3/8発売

【あらすじ】
高校1年の結城みらいは、父に託された未来兵器『Dクロゥス』を巡る戦いに巻き込まれ…!? アニメ界の鬼才・黒田洋介原作の超世紀ヒーロー戦記!! メカデザインには緒方剛志が参加!!

(秋田書店公式サイトより引用)

 
【感想】
ここのところの秋田書店少年チャンピオンの新作は、「舞-HiME」を筆頭として本格的なメジャー化路線を狙ったものがちらほら見受けられます。
数ヶ月以内の、少年チャンピオンコミックスの「1巻目」を並べると
「舞-HiME」「MASTER GUN MASTER」「ドールガン」「プリプリ」「野球しようぜ!」「さんごくし」
なんてな面々が並んでおりまして。このラインナップは、何かしら確固として目指すところがあっての新連載陣だなぁとずっと注目していたわけでありますが。
これもそんな1冊。

深夜枠のアニメを中心としたタイアップ企画なのかな?というのが真っ先に出てくる感想。
ただしそれっぽさは溢れているものの、目を引く点は無い。ほんとーに、「メカとSF要素を味つけに、戦う少年を描くヒロイックなアニメ」そのまんま。
が、原作者とメカデザインをきちんと立ててあることから、それなりに読める作りにはなっています。

主役メカも、読み手の記憶には残るような外観してるのでOKでしょう。
絵も、週刊連載の少年誌としては上々ではないかと。見せ所では読み手にしっかりと力のあるコマを披露してくれています。
しかしセリフは陳腐。
まだ連載序盤で、描き手が登場人物の個性を掴みきれてないためか、「役割」でキャラが喋っているのが気になります。
いかんせん絵に力があるため、なおさら画面と文章に落差を感じ、結果として言葉が足を引っ張る印象になるわけで。

大見得切る大ゴマで、読み手の心を捕らえるセリフが無いのはちょっと痛い。
「ここぞ!」というところでありきたりな言葉を吐くもんだから、読んでてすーっと冷めちゃうわけだ。
この先、いい具合にキャラの個性が出てくればその辺は解消されるとは思うけど。

そんな中、1巻目の真ん中から登場するライバル役。
彼の独特の言い回しは、強い個性をアピールさせてるつもりなのでしょうけど、あれはハズレだ。

とりあえず、終始物足りなさは感じますが、普通に読める作品ではあります。
しかしやはり、漫画を構成する要素のバランスの悪さを感じます。
そしてこのバランスの悪さは、最初に並べたチャンピオン新連載陣全てにあてはまるんだよなぁ。

オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●○○○
(各5段階評価)

【こんな人に読んでほしい】
むしろアニメ的な記号に慣れのない人のほうが楽しめるかも。
コメディ要素が一切無く、シリアス一辺倒なので固さがあり、そういった意味ではオタ受けする作品とは言えない。

「こんなものを買った」さんとこでの感想はこちら

(1巻目レビューの概要と、採点基準はこちらから)

投稿者 bird_chief : 2005年03月11日 23:01

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