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2005年02月23日
1巻目の「GENJI 源氏物語」

「GENJI 源氏物語」(1)/きら
集英社・クイーンズコミックス
2/18発売
【あらすじ・感想】
「源氏物語」を「まっすぐにいこう」等で知られる、きらが平成の物語として漫画家。
紫の目線での語りによるナレーションを牽引役に、1巻目では源氏の君と紫の出会いのあたりまでを描く。
いやー、おいら高校中退だし、源氏物語なんて知らないままに読んで、面白いとか面白くないとかわかるのかねー。
なんて思ってたんですが。
(本日は記事数多いので追記に分割)
読み終わってから「あ、これ面白い」。と気付くこの不思議。
マンガとしての、特に少女漫画としての、技巧的なレベルが非常に高いです。
セリフの読ませ方絵の見せ方、コマの組み立てなどにより生まれる調和が、知らず知らずのうちに物語に引き込ませてくれるんですな。
何故いま源氏物語なのか?という疑問はぬぐいきれないにしろ、原作本来のエピソードをおおいに盛り上げて見せる力量はたいしたもんです。
古典劇モノの現代アレンジとして崩しすぎることなく、また堅苦しくなることもなく。平成に生きる1人の成人男性でも読みやすいです。
しかしこれ、人によっては源氏の君がちっともプレイボーイらしくないというか、はっきり言うと童顔のヤサ男って風情に見えるかもしれないっすな。それが今風と言言い切ることもできなくもないか。
それと、紫のナレーションもそこかしこに出てくるのでわりとうるさく感じるのですが、それがなおさら、嫉妬のこもった紫の語りを引き立てるという、変な効果になってるのが面白い。
が、源氏物語を下敷きにしつつも、「良くできた女性向けマンガ」の枠を出ないものではあるんですが、質自体は高いので安心して読めますね。
オススメ度:★★★☆☆
俺これ好き度:●●●○○
(各5段階評価)
【こんな人に読んでほしい】
20代女性でちょっとそこそこに女性向けマンガ読み慣れてる人なら誰でも。
ただし源氏物語の話自体が受け付けないというのであればちょっとキツイか。
男性でも読めないことはないけど、感情移入できるキャラがいないので、「なんかどうでもいいや」となる可能性有り。
(1巻目レビューの概要と、採点基準はこちらから)
投稿者 bird_chief : 2005年02月23日 01:57
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