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2005年02月28日
1巻目の「世界の終わりの魔法使い」

「世界の終わりの魔法使い」/西島大介
河出書房新社・九龍コミックス
2/18発売
全1巻
【あらすじ・感想】
科学が滅んだ時代の魔法の村。何故か魔法が使えない少年は、ひとりの不思議な魔法少女と出会い、「世界の終わり」と闘うことに――。読めばゼッタイ勇気がもらえる傑作ファンタジー!
(河出書房新社サイトより引用)
本日も記事数多いので追記に分割
鮮烈な印象のあった著者初の単行本「凹村戦争」に続く第二の単行本。
前作で色濃かったSF臭とサブカル臭は影をひそめ、比較的だれでも読めるようにはなっているでしょう。
上質のおとぎ話でありファンタジーでありSFでありジュブナイル。
この1冊を通しての話の流れも非常によく練られておりまして、描くべきこと、描きたいことがほどよく詰め込まれているなぁという印象です。
こーいう、まるで絵本の挿絵のような画面でありながら、この世界の風景やその他の造形は独特のものを持っておりまして、それが読者に対しての、この作品世界の定着に一役買っています。
マンガマンガしてない絵なので逆にそういう意味ではとっつきにくさもあるかな。
あと、この話の結末にあたって提示される「この世界の事実」というかまぁ物語上のネタばらしみたいなものが、普通におとぎ話読んでたら最後にいきなり、それも大量にSF的になっちゃった、という感じで情報量が多くなるので、人によっては「え、ちょっと待って」とついていけないかもしれないですな。
しかしこの1冊だけではそれら世界観の説明をじっくりやるだけの尺も用意できなかったでしょうから、ここは仕方のない部分か。
なんにせよ、大人向けのおとぎばなしとして上質のものです。
これ以上は西島大介という作者の作品論になっちゃうのでやめときます。
そういうのは余所であっちこっちあるでしょうから。
なんせサブカル受けするんだ西島大介って。
オススメ度:★★☆☆☆
俺これ好き度:●●●●○
(各5段階評価)
【こんな人に読んでほしい】
サブカル方面の人。SF読み。
(1巻目レビューの概要と、採点基準はこちらから)
投稿者 bird_chief : 2005年02月28日 23:50
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