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2005年01月18日
ある地方店エロゲ担当の2004年総括
タイトルまんま。いまさらって感じだけど。
地方の小都市でこぢんまりとエロゲ売ってる専属担当があれこれと昨年のことを振り返ります。
ゲームの評判とかは考慮してません。売れ方とかそういうの視点で。
いろんな雑誌やWeb上での盛り上がりよりも、数字というものに直に触れているだけに、分かることってのがあるもんで。
年間通して感じたことは、一種の停滞感とも言うような空気の重さでしょうか。
これについてはTYPE-MOONの商業化に伴い、一気に同人ソフト界が注目されたことも原因のひとつに挙げられるようです。
エロゲの中心層の注目が同人ソフトに向かったのは少なからず影響あったように思われます。
そして家電チェーン店やPCショップなんかでの、エロゲからの撤退や、コピー不可中古不可を謳ったオンラインネット接続版の開始。
そしてリメイクや続編、ファンディスクが多かったのも、メーカーの四苦八苦ぶりが窺えるようでした。
しかし、人妻ものやいわゆる「抜きゲー」に関しては、そこそこの中堅どころがきちんと売れていた印象も。
人妻モノのヒットによる、一般層に近いところで売れるエロゲ(おっさん向けゲーなんて言われるやつ)は安定した数字を残してくれていました。
が、しかし、大ヒット作が少ない。そんな一年でした。
2004年はまずFate/stay nightの超ヒットで幕開け。うちのみならず、どこも過去最高の売り上げを記録したことでしょう。
が、「それっきりそのまま終わったよな」「今年はFate一本買ったからもういいやってなっちゃった」というお客さんの声もその後に聞かれました。
そして1月から春にかけて、期待作注目作は確かにありましたが、どれも長期的に売れるということにはならず。初回ですごいがその後さっぱり、という動き方をするソフトがこのあたりから出てくるようになります。
クラナドも確かに爆発力があり、数字だけ見ると大ヒット作と言えるのですが、重さはあったように思います。初回版はけっこう長いこと市場に残っていたようでしたし。
しかしそれでも、この頃まではまだけっこう、注目作がちゃんと期待通りの数字を残してくれていたように思います。
夏以降になると大ヒット作というのがまるで出なくなります。
たしかに売れることは売れる。各雑誌でランキングの上位に出てくるソフトは実際ちゃんと売れている。しかし、具体的に何をどんだけ売ったのか把握してる側からすると、「あれ?これってこんなもんなの?」というデータが残るようになっていきます。
とにかく動きが止まるのが早い。限定版だけで終わる。そういうのが目立つようになっていきます。
逆に、地味〜〜〜に売り上げを伸ばし続けるタイトルもありました。
トータルでの数字を見れば、ある月の1番のソフトよりも販売本数が高くなっているというタイトルも。
特に印象的で驚きだったのは、たいして注目もしていなかった「戦乙女ヴァルキリー」のロングセラーでしょうか。夏からこっち、延々と売れ続けています。現在進行形です。
他にもSLGやRPGなど、やり込み要素が高く発売後の評判もいいソフトはじわじわと長期的に売れていましたね。(当たり前か)
そして秋から冬にかけて、状況はほんと厳しかったです。
期待タイトルがちゃんと売れてくれないという状況すら発生し、仕入れ担当として失敗もやらかしていたので、この時期のことは振り返るのも嫌と言いますか…。
ざっと抽象的な感想だけで一年を振り返ってみましたが、ユーザー側からするとあまり実感は持てないと思います。
なのでもう少し具体的に踏み込んでみると…。
・Leafが完全新作を出していない
・エルフも完全新作を出していない
・アリスは静かな印象だったけど、手堅い。
・ニトロプラスもファントムのリメイク版しか出してないけど元気な印象があった(PS2版デモンベイン等)
・ねこねこソフトが……
・ファンディスクはファンしか買わないから長期的に売れない
・サーカスはうちみたいなちっこい店舗にも協力的なのはいいんだけど、D.C.の一連のタイトルがシリーズ新作出るたびに……
・結局マブラヴオルタネイティブは出なかったねぇ
・F&Cはいつもそこそこです。そこそこ。当たり外れが大きいのにリリース数は多いのでいつも頭を悩ませてます。
・ちゃんとエロい抜きゲーは普通にちゃんと売れる。
・らいむいろ流奇譚X。これについては長文を用意して一言も二言も言いたいことがある。
こんな具合でしょうか。
それぞれの月の発売リストを眺めていると、そこに並ぶソフト群のことがついこの間のように思い出されます。そして言いたいこともあれこれ出てきます。が、それはとりあえずおいておくとして。
そして今年、2005年はいろいろと楽しみな予感。
Fateファンディスクの発売。デモンベイン新作。出てくれマブラヴオルタネイティブ。
そんな具合で。
2004年の秋からこっち、ほんと「よりによっておいらが担当になって最初の年がなんでこんなに重いんだ!?」と泣きたくなるくらいでしたが。
今年はいっぱいお客さん来ていっぱいモノ売れるといいなぁ。
たくさんお客さん来てくれないと、たくさんモノ揃えられないですからね。
売れるとか売れないとか販売本数がどうのとか、読んでていい気分にならないような長文になってしまいましたが……。
ほんとお客さんいっぱい来るといいなー。
投稿者 bird_chief : 2005年01月18日 02:14
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