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2004年07月27日
ポ、ポスターをください・・・
そういった類の店に行けばかならず目にするポスター。
一般人には直視できないようなものから、なかなかかっちょよくできてるものまでさまざまです。
しかし、このポスターってのは、店の「格」を計る上で、もっとも分かりやすい存在だったりします。
エロゲに限らず、本でもDVDでもCDでも、ちょっとでもそういう商品を扱うバイトとかしたことのある人だと、このあたりはよく分かると思います。
今回は、そのポスターや販促物について少々。
結論から言うと、「いいポスターは、もらえない」
地方のちっこい店の担当としては、これはもう肝に銘じています。
ポスターやPOP、各種販促物、デモムービー収録のCD−ROM、といったものは、基本的に流通さんを経由してまわってきます。
そのため、販売実績や流通さんとの関係によって、それぞれの小売店で明確な差をつけられてしまうわけです。
当たり前のように、大手大口のショップには有名ソフトのポスターやPOPが行きますが、うちのような地方の小規模店にはたいしたものがまわってきません。代わりにどうでもいいタイトルのものは大量にポスターが送られてきたりします。
「自由におとりください」コーナーにたくさん差してもまだ余るくらいに。
そういうのは店としてはもう最終的に捨てるしかないわけですんで、なんかマイナーなタイトルで欲しいポスターがあったら気軽に店員に言ってみましょう。意外とちょこちょこありますよ。
まぁ、ウザがられたりするかもしれませんが。
しかし、いいのが来ないからといって、なにもせずにただ黙ってるわけにはいきません。プッシュしたいタイトルや人気作のポスターはどうしても欲しいもんです。そういう点が店としてハクをつけることになるってのも担当しては承知してるだけに。
そこで流通さんに電話するわけです。
「○月の月末タイトルの××、うちとしても勝負かけてるんですよー。それでですね、やっぱポスターとか欲しいなーってところでしてね、何枚かでも送ってもらえると嬉しいんですが」
とかなんとか。
それでも、それでも、人気作のポスターをどうにかまわしてもらって1枚、2枚、といった程度・・・。(うちが二次流通から卸してるせいもあるが)
「うちなんか全然たいしたことないんだな・・・」と、ちょっと哀しくなる瞬間ですね。
・・・こないだ、某タイトルの登場キャラの等身大POPが送られてきたときには嬉しかったなぁ。「うちもそんくらいの規模の店だと認知されたってことか!?」と・・・。
こんな具合なので、流通さんばかりに頼るわけにもいきません。
そこで、もう、流通さんを飛び越えてメーカーさんのほうへと、直接販促物をもらいにいくことになります。
実はエロゲメーカーってのは、流通を経由せずに、小売店が直接「なんかちょうだい」と言うことができるところがけっこうあります。(出版や映像の世界でもこういう側面はある)
流通経路の問題上、自分とこがお世話になってる流通さんに頼んでも手に入れられないようなものも、メーカーに直接お願いすることでものをもらうことができたりします。
また、そういった関係をメーカーさんと直接つくることで、店としてキャンペーンに参加し、特典品ももらえちゃうわけです。
なのでちっこい店の担当としては、あちこちにメールなり電話なりしまくって、いろんなメーカーさんと協力関係を築きたいところなんですが、ちっこいだけになかなかフォローしきれないのが実際。
そういうわけで、大手の期待作や話題作のポスターがばばばーんとあって、キャラクターの等身大POPもずらっとあって、という店はそれなりにモノ売ってて、流通さんやメーカーさんに優遇されてる店なわけです。
店員やってると、どうしてもそういう点で余所と自分の店とを比較しちゃうわけで、そういった装飾が豪華な店を見ちゃった時は、やっぱ悔しいものです。
さて、ここまできて問題になってくるのが
「大作タイトルなのに、ポスターあんまり作られてない」
「メーカーとしても、いちいち小売店に直接ポスターあげたりしてない」
こういう場合。
今まさに直面してるんですが、あるんですよね、こういうパターン。
この場合は、流通さんが独自にポスターやビラっぽいものを作ってくれたりしますが、そういうのをアテにするわけにもいかないので、もう自作するしかありません。
まずは雑誌の特集記事のコピー。
そしてメーカーの公式サイトにある画像のプリントアウト。
こういうのを組み合わせてどうにかこうにか作るわけです。
なので、エロゲ雑誌かかえて、コンビニでカラーコピーとってたりする人をみかけても変な目で見てはいけませんよ。
けっこ〜〜恥ずかしいんですから。
そうこうして、ポスター並とまではいかなくとも、どうにかチラシっぽいものは作れるわけです。ラミネートすればそれなりに見栄えもよくなりますし、Illustratorなどが使える場合には、さらに凝ったものを作ることも可能です。
ちなみにこの自作手法はもうひとつ使い道があります。
それは、予約獲得の展開時。
実は店頭に飾られる販促ポスターってのは、だいたい発売日の一ヶ月前あたりから店に来ます。
ところが、だいたいその時期には、そのソフトの発注は終わってるわけで、それより前に、より多くのお客さんにそのソフトのことについて知ってもらうには、やっぱり自分で作るしかないわけですな。
ところで、もらいもののでっかくて綺麗なポスターよりも、自分で書いて作ったPOPやちっちゃいポスター等のほうが、お客さんが足を止めて見ているのを目撃したときは嬉しいもんです。
そしてこれは、全てのジャンルの小売店店員として共通の思いでしょうな。
投稿者 bird_chief : 2004年07月27日 01:51